表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第I章 ーヒトリノ覚悟編ー
12/179

視点N 探索者

「おや、にのまえ君おかえり」


 事務所に戻るとおっとりとした声が出迎えてくれた。


「三崎さん、今日は出てないんですね。」


 職員の三崎さんだ。もっともこの事務所で働いているということはこの人も俺たちの協力者、片し屋の一員だ。


「昨日は初任務お疲れ様」

「いえいえ、あれくらいは大したことないですよ。」

 

こんなやりとりをしながら俺は携帯でSNSを確認する。対照的に三崎さんは水晶玉を磨いている。


「今日は特に反応ないですか?」

「今のところ何もないよ。平和だね。」


 三崎さんも俺と同じ能力者だ。ちゃんとパートナーとなる神様もいる。しかし俺とは変わってる部分が複数ある。


 まずはユニットの色と属性だ。三崎さんのユニットの色は赤。属性は水だ。普通水と相性がいいのは、青、藍、紫だから赤との組み合わせはよくない。もしかすると数ある組み合わせの中で最弱かもしれない。そして彼のパートナーである神様、サチは喋ることができないどうやら三崎さんとはコミュニケーションが取れるらしいが、他の片し屋と会話ができない分、神様としてはかなり力が弱い。そのようなことに加え三崎さん自身が40代後半という体力的な面も考慮して、彼は探索専門に回っている。清掃業をする傍ら、この水晶を使っていつどこにツクモが現れるかを探している。


 三崎さんが水晶を使う際は必ず左手に手袋をしている。手袋の甲の部分にはフードを被っている占い師が描かれている。これがないと話が始まらない。このシステムを真白にし損ねてしまった。速く教えたいのだが。


「ん?何か引っかかったね。」

「え!それは本当かね!?」


 三崎さんの言葉に今まで会話に参入しなかったレッジが飛び込んでくる。


「待ってね。反応が弱い、もう少し気を張らないと・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ