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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第7章 ーセンプウ編ー
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視点N 電話

 その日の夜。恵里菜から電話があった。


「こんな時間にいいのか?もうすぐ試験なんだろ。」

「うん、でもちょっとくらいいいじゃん。占いのラッキーアクションが「幼馴染との電話」だったし。」

「なんだそれ、もしかしてミャーミャー占いか?」

「え?なんで分かんの?」

「それは、いやーその。」


 出鱈目なんだよ、それは。って言いたいが彼女のためにもそれは黙っていた方がいいか。


「受験、頑張れよ。」

「うん、ありがと。」


 電話を切ろうとする。


「ちょっと待って。風也。」

「ん?どうかした?」

「もしかして何か悩んでる?」

「・・・」


 こういうときに限って勘が鋭いというか。


「まあ、少しな。」

「オホン、それでは一風也君に質問です。」

「どうした?面接官のつもりか?」

「あなたが片し屋になった第一の理由を教えてください。」

「・・・」


 改めて考えてみた。俺は、俺は、


「誰にも悲しい思いをさせたくない。みんなが幸せになるために、みんなの為に、役に立ちたいです。」

「それじゃ、不合格です!」

「え?」

「それじゃダメ。大事なのは自分の為にどうするかってこと。誰かの為に、なんて将来いくらでもやるから、まずは自分のためを考えないと。悪く言えば自己中になれってこと。今のうちから周りのことだけ考えてると、いつか壊れるよ。」


 徐々にガチトーンになっていた。自分の為。俺自身の為。


【あなたもっと強くなりたいんじゃないの?】


 俺は強くなりたい。ならば。


「ありがとう、恵里菜」

「え?なんか私良いこと言っー」


 電話を切ってしまった。そうだ。俺は強くなりたい。自分の思いに素直になれ。

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