視点Y ウラナイシ
馬場と名乗った女性の家に案内されたけど、これはー
「ナンカ、不気味ダナ!」
「こら、あんまりそういうことは口に出さないの。」
どくろの置物、アフリカにありそうな変な仮面、大きさが不ぞろいな杖たち。部屋一面が紫の布に覆われている。はっきりいうと趣味が悪い。占い師ってみんなこういう感じなの?
「座りたかったら、その辺のものどけて腰掛けてね。」
「いや、もう立ったままでいいです。にしても、ここ一応お店ですよね?こんなんで人来るんですか?」
「それがですね、もう店は大分前からやってないというかー、その今はこんなものを作ってまして・・・。」
そういって彼女は携帯の画面を見せてきた。
「ミャーミャー占い?あれでもこれって・・・」
この画面どこかで見た気が。あ、学校で女子たちが話してたやつか。この人が作ったサイトなのか。
「やけくそになって作ったらSNSで「この占いめっちゃ当たる!」って言われてバズッちゃって。」
「よく当たる、って本当なんですか?」
「いやいやそんなの偶然よ!さっきやけくそで作ったっていったでしょ?」
あー、取り返しがつかなくなった感じか。
「でも、折角のチャンスだし、有料コンテンツとか作って一儲けできたらなーとか、思ってます。」
もう深くは突っ込まないようにしよう。部屋を見回すと机に1つ違和感がある。
「あれ?水晶玉はどうしたんですか?」
水晶玉って小さい座布団みたいなやつの上にあるもんだが、机には座布団しかない。
「あーそれはねー間違えて捨てちゃった。ま、でもサイトの運営するなら別にいらないし別にいいかなーって。」
水晶玉、ガラス、球形、アルマジロ。なるほど、その水晶玉に怨念が宿ったのか。そりゃこの女性を襲うわけだ。
「あなた、今後も襲われることあるかもしれないからしばらくは自宅待機してなさい。買い物ぐらいなら私たちが協力するから。」




