視点Y 運勢ソノ2
授業が終わりそろそろ帰ろうか教室を出る。
「ねーねー、今日の運勢どうだった?」
「えー私12位じゃん、最悪―。」
廊下ですれ違う女子の会話は無視して玄関を目指す。すると職員室から二上先輩が出てくる。せっかくなので声をかける。
「二上先輩、大丈夫ですか?」
「あー。流瑠ちゃんお疲れー。」
声に覇気が無い。
「先輩、もうすぐ受験ですか。」
「うん、推薦入試なんだけど、本番まであと3日で。もう、面接練習とか大変。」
「どこ受けるんでしたっけ?」
「渋矢文教大学の文学部。」
「・・・それって六ノ宮真白が通う大学の隣に位置している大学じゃないですか。」
「え?そうなの?」
片し屋の情報はある程度共有してるのでそれくらいのことは分かる。
「はー、そんなことより、とにかく胃が痛い。あー神様、お願いします!そうだ!今話題の占いサイトにでもすがるしか・・・。」
「その占いサイトそんなに人気なんですか?」
「うん、まあ、若者には話題かな?よく当たるっていうし。」
「・・・」
占い、美智も好きだったな。
モグラの1件の後、一風也と話す機会があった。そこで彼からあの日の真実を聞いた。しかし、私は納得していない。あの事実を聞いたところで、私の恨みは変わらない。
「あー、流石に3日後の運勢はわからないかー」
私の携帯が鳴る。相手は三崎さんだ。報告を受け電話を切る。
「とにかく、頑張ってください。それでは。」
先生に注意されない程度で廊下を駆ける。ツクモを倒さなければ。




