第二夜 答え合わせ その2
香澄「その前に騎士も出した方がいいかもしれないわね」
真那花「確かに、私はその方が助かるかな」
凛「気になるよね」
千尋「序盤きっちりGJ出してくれただけにね。今となっては何となく予想もついてるけど姉さんも賛成」
香澄「それじゃ行きましょうか。騎士だ~れだ」
「「……」」
初夢「はい」
恵理衣「そこか~」
奏「道理で終盤GJ出ない訳ですね」
凛「ええと、初夢ちゃんって3日目夜の噛みだったよね。ふぇ? 狼しゅごくない? だゃだって、初日2日目は霊媒二連噛みだからわかるけど、その後、間を置かずに騎士噛みってことでしょ?」
視線が真那花に集まる。
真那花「そこな。ユメちゃんと四季先輩で実質2択だったんだよ。騎士についての話題、ユメちゃんがよく誰かの発言に乗る形で発言してたんだ。これは自分からはその話題出したくないけど、騎士については自分の意思反映させたいのかなって思ってさ。2日目昼の『他人任せみたいでそれも好きじゃないけど』ってのもブラフっぽかったし。特に凪ぃとの遣り取りが、凄ぇ騎士としてしっくりハマッて見えたんだよな」
真那花「初日あまり白くなろうとしてなかった四季先輩も結構言ってたから怪しかった。でもユメちゃんが思ったように、幾らなんでも発言強過ぎだなと思ってさ。どっちかって言うと、騎士の可能性匂わせたいのかなって。更に初日で言ったら全然動き見せない姫、あと羽衣先輩もその時点じゃまだ否定要素なかったから候補ではあったな」
麗胡「そうですね。私も初夢の他に四季と深雪、羽衣は騎士の可能性あるなと思いました。羽衣騎士は途中でかなり薄くなりましたが」
真那花「羽衣先輩は途中ほぼほぼ消せたよな。その前にレイが黒出ししてくれてたし、早い段階で選択肢1つ潰せたから思考だいぶ助かったぜ」
羽衣は3日目の質疑応答で『私吊りがケアで安定なのはわかりますが、ここに縄を一つ使うとGJ出ない限り残り1縄なんです』と自分が吊られた後でも騎士がいる発言をしていた。
この発言自体は騎士でも言えなくはないが、中盤、自分が次に吊られそう、狼視点で白が説得しているという要素を加味すると、あまり余裕がない中で零れた真目の高い情報と置ける。
麗胡「いえ、助かったのは私です。初日の質疑応答で真那花が恵理衣から黒位置聞いてくれたので、そこに被せることが出来ましたから」
初夢「ハァ、自分じゃ上手く隠れてたと思ったけど」
恵理衣「狼連携取れすぎー」
深雪「『もし間違っててもここで姫に聞けば、まだ決戦に持って行ける道も選べるけど』との言葉もありましたし、最後の最後まで疑えませんでしたね」
真那花「不安要素はトーコだけだったな。最終日で噛むのもあまり上手くなさそうだし、論拠弱いから残したけど」
奏「すみません皆さん。最終日かなりの利敵行為してしまいました」
四季「気にすんな。誰も真那花とは思ってなかったんだ」
羽衣「です。それに転換点は初夢ちゃんが噛まれて、私が四季先輩を対抗にあげたあの場面だと思うです。ペコリ、なのです」
四季「俺含め、まんまと真那花の策略にハマってしまったな。麗胡から真那花へ、綺麗にパスを通させてしまった時点で村が勝つのは難しかったってことか」
恵理衣「くーやーしーいぃ! 2戦目! 2戦目しよう!」
四季「するのはいいが、俺は少し休ませて欲しいな。2戦目出る出ない関係なく」
香澄「そうね。では15分程休憩入れましょうか」
真那花「ラジャー♪」
恵理衣「次は負けないよ!」
かくして──
私立水無神楽坂学園女子バスケット部による人狼ゲーム、その第二夜──
これにて閉幕。to be continued?
読了、ありがとうございました。
第二夜、これにて完結です。
インターハイ初戦の難易度、楽しんで頂けたでしょうか?
またひと月後くらいに、4日~7日程かけて一夜分をあげれたらいいなと考えております。
恐らく続き書くと思いますが、昨今はいつも以上に何があるかわかりませんし、一旦ここで完結としておきます。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
読者の選ぶMVP実施しております。第二夜で輝いていた、よかった、面白かった、頑張って欲しい、もっと活躍が見たいという子を1人か2人あげて頂けると、次回以降、本戦や後書きなどで出る機会が増えるかもしれません。
勝利陣営、敗北陣営、ゲーム性、エンタメ性問わず。
また、第一夜についても既に終了しているので、いつでも言ってくれてOKです。
第〇夜MVPこの子とこの子、といった形で、他に感想書くの面倒であればこれだけでも嬉しいです(MVPも立派な感想ですよ!)。
よろしければお気軽にご参加下さいm(_ _)m




