第一夜 3日目質疑応答 真那花のLW
基本の順番(残り7名)
1:凪巴 2:真那花 ×:深雪(噛み) ×:恵理衣(吊り)
5:四季 6:優姫 7:千尋 ×:煉香(噛み)
9:凜 10:羽衣 ×:奏(吊り)
香澄「それでは四季先輩から、誰に質問しますか?」
四季「真那花」
真那花「よし来た♪」
四季「お、威勢がいいな。そろそろお得意のクイックドロウショットで速攻で人狼を撃ち抜いてくれてもいいぞ?」
真那花「いやいや、上手く言ったつもりかもだけど、そういう技じゃないから」
四季「知ってる。俺は大体言いたいことは言ってるからな。時間使っていいぞ」
真那花「お、じゃー期待に応えようとするか。私は今日の投票でこのゲームを終わらせるぜ♪」
四季「ほぉ」
真那花「初日に煉香ちゃんを噛み、2日目に姫を噛んだLW。そいつの名は──」
真那花「羽衣先輩! あなたのLWだ!」
四季(あの顔は上手く言ったつもりだな)
真那花「香澄ん! 発言延長アイテム!」
香澄「これでミスしたら面白いので許可したいけどダメよ。次回のゲーム開始前に要望あれば追加あるかもね」
真那花「優姫先輩。次頼むぜ♪」
優姫は今回の指名先ではないので当然無反応。
真那花「よし、四季先輩。みんなが真と思っている姫がトーコとの質疑応答で言った言葉を思い出して欲しい。エリィと優姫先輩、『この2人は相方位置ではないと思っている』と言っていた」
四季「ああ」
真那花「そして昨日、凪ぃが『今日は恵理衣先輩を吊りでいいんだな?』と言った後の言葉が、『です。これで一気に楽になるですよ』。この時点ではまだトーコが人狼でこの日で終わる可能性が残っていたにも関わらず、まだ先が続く旨の言葉を即答」
四季「言われてみると、そうかもな」
真那花「更に優姫先輩が吊り位置を終始一貫してるのに比べ──」
香澄「そこまで、時間よ。四季先輩、誰に投票しますか?」
四季「まだ千尋がいるしな、俺は優姫」
香澄「優姫先輩に1票目が入るわ」
投票を入れられた優姫が、全員にわかるように指を1本立てる。
香澄「優姫先輩。誰に質問しますか?」
優姫「私には悪くなさそうな流れだし、失敗しても成功しても面白そうだから真那花」
真那花「信じてたぜ♪ 優姫先輩が終始一貫してるのに比べ、羽衣先輩は初日に消去法でリンリンと四季先輩にトーコ、2日目はライン切りで優姫先輩とリンリン、3日目は噛み位置でリンリンと千尋先輩。トーコ吊ってエリィ吊って、今日優姫先輩吊ったら明日はリンリンと千尋先輩という村に沿いつつのシフト。あっちこっちに縄をのばしてて怪しい」
優姫「確かに少し怪しい。それに真那花が言った羽衣の発言については私も引っ掛かってたから、その日の質疑応答で羽衣の反応見てた」
真那花「更に今日、私が多重に触れたら、私の可能性に触れつつただ1人その可能性を否定しなかった。狼だから完全には白置きしたくなくて出来なかったんだ。昨日の姫との応答では優姫先輩とリンリン以外『現状全員白い』と言っていたにも関わらずな。これはもう、その前に言ってた『狼側に利用されかねないので言えません』の中に私を狂人扱いした推理があると見たね♪」
優姫「確かに、標的にされないようすり寄りつつ、疑いを残してるように思えるね」
真那花「『狼もわかってないなら明日凜ちゃん噛み』なんて種も蒔いて、リンリン残しの準備してたしな」
優姫「うん。噛むにしても凜より千尋や四季先輩の方が自然」
真那花「昨日の優姫先輩の独白は白いぜ千尋先輩。最後にCOだ、私が真霊媒、これで決まり♪ BANG♪」
香澄「時間よ。優姫先輩、誰に投票しますか?」
優姫「ん、羽衣」
香澄「羽衣先輩に1票目が入るわ」
投票を入れられた羽衣が、全員にわかるように指を1本立てた。
このまま真っ白で終盤まで起伏なく進むなんて展開、真那花なら撃ち抜いてくれると信じてた。
発言時間を延長するアイテムは、人狼最大トーナメントのルールにはありません。
ただ、一部の人狼ゲームにはあります。
因みに、LW(Lost War:負け戦) などという人狼用語はありません。
物語上の決め台詞として作者が用意したものです。
本当はもっと理由言わせたかったけど時間が。
これでも1分長くね? 状態なのに。
香澄「演出に気を配ってるのよ? あなたの代わりに。わかるわよね?」
作者「はい黙ります!」
真那花「作者弱すぎだろ」
残ってるプレイヤーのメタ要素
1年生
真那花:原作主人公。クイックネスに長ける。バスケでは1年生ながら司令塔もこなすので、頭は作者より確実に回る(異論は認める)。
凜:チームイチの高身長で真那花の相棒。基本小心者で言葉を話すのが苦手。噛み噛みになりがちな本人の素であるこのムーヴをどう見るか。
凪巴:態度も口も大きい実力者で、軽く変態が入っている武闘派。人狼ゲームでも自分のスタンスを貫くが、人狼ゲーム初心者。
2年生
千尋:割と理論派プレイヤー。女バスのプロ志望。普段は温厚だが、怒ると怖いらしい。フックシュートが得意。
羽衣:ちっちゃな先輩。芯が強く、辛抱強い。スクリーンの名手。千尋とは中学からの付き合い。
優姫:思考のベースが黒い、オタク文化好きの先輩。弱った相手には滅法強く、悪魔的な才能を見せる。人狼ゲームもそれなりに嗜んでいる。
3年生
四季:副キャプテン。大体何でも人並み以上にはこなせるオールラウンダー。地元では他校に、二流や六枚目といった渾名で呼ばれることも。




