第一夜 2日目質疑応答 四季、優姫、千尋
基本の順番(残り9名)
1:凪巴 2:真那花 3:深雪 4:恵理衣
5:四季 6:優姫 7:千尋 ×:煉香(噛み)
9:凜 10:羽衣 ×:奏(吊り)
香澄「四季先輩。誰に質問しますか?」
四季「優姫」
優姫「ん」
四季「言ったように俺は明日優姫に入れるつもりだ。そして恵理衣のさっきの発言で、明日を待たず奏は狼じゃなくて白ということがわかった」
優姫「だね」
四季「悪いが俺はお前が黒だとロックしちまってる。せめてもの償いって訳でもないが、この時間は俺にではなく、みんなに白アピする時間として使って欲しい。次もお前の番だしな、好きに使ってくれ」
優姫「そうだね、どうしようか。ぼやきながら思考まとめていこうかな。別に人外じゃないから思考漏れても問題ないし。まず奏が狂人だった可能性。これは百ない。狂人だったらあの場面でCOしないなんてゲーム放棄もいいトコ。奏はそんなリア狂じゃないから、奏は村陣営で確定。では狂人は霊媒死んでるこの状況で乗っ取りに動かないのは何故か? 煉香があまりに真だから? もしくは煉香狂人? いやそれならそれこそ真霊媒として出るよね? いや、煉香が真ぽいから出られない? 出るとしたら恵理衣で黒出る次? でも怪しいし、それなら霊媒の仕事はもう終わったから吊られてもいいよねと言われて吊られそう。所謂霊媒ローラー。うーん、ないね。やっぱり潜狂いると思って──」
香澄「そこまで、時間よ。四季先輩、誰に投票しますか?」
四季「恵理衣」
香澄「恵理衣先輩に6票目が入るわ」
投票を入れられた恵理衣が、全員にわかるように指を6本立てる(パーの形になってる右の掌に、左手の人差し指をあてる)。
香澄「優姫先輩。誰に質問しますか?」
優姫「四季先輩」
四季「おう」
優姫「聞いてて」
四季「ああ(こいつマジで両方好きに使いやがった)」
優姫「潜狂いると思って動くべき。恵理衣の降参で深雪真占いは確定。もう人外は占いで出られない。深雪が狂人で黒出したとするなら占い先がおかしいし。狼が明日深雪に黒を塗るために生かすにしてもLWで占い対抗に出るのは自殺行為。深雪に黒出されなくてもローラーで負け確。捨て護衛も完全に可能性ない訳じゃないし、これもない。あるとしたらPPに向けて狂人のCO狂人アピだけど、最終日まで残らないと意味ないし、これもない。寧ろグレーの幅2つ狭めて村有利すらある。これは最終日か前日まで潜伏わからなそう」
一度、水分補給する優姫。
PPとはパワープレイのこと。狼、多重(=狂人)、村の3名が残った場合、狼は狼であることを隠す必要がなく、多重人格者と協力して村人を吊れば勝ちとなる。
つまり、村陣営は多重が残っている場合、狼が2人残っているなら残り5人でのPP、1人なら残り3人でのPPを警戒して、それまでの吊り位置を考える必要がある。
優姫「今の感じだとみんな白っぽいで進んで、噛み位置くらいでしか判断材料なさそうかな。まあ私目線、怪しいのは目星ついてるけど」
香澄「時間よ。優姫先輩、誰に投票しますか?」
優姫「恵理衣」
香澄「恵理衣先輩に7票目が入るわ」
投票を入れられた恵理衣が、全員にわかるように指を7本立てる。
香澄「千尋先輩。誰に質問しますか?」
千尋「四季先輩」
四季「おう」
千尋「姉さんも四季先輩は村だと思ってますが、今のグレスケってどうなってるか教えてくれますか?」
四季「そうだな。白目高い順に、真那花、千尋、凜、羽衣、優姫だな」
グレスケとはグレースケールのこと。グレーの中から怪しいと思った順、或いは逆に信用できると思った順に並べること。
千尋「なるほど。話変わりますけど、四季先輩のコートネームって響きちょっとカッコイイですよね。自分でも気に入ってますか?」
四季「まあそれなりに。でも名前負けしないようにってプレッシャーもあるから、少し複雑だな。いい意味にも悪い意味にもなるじゃじゃ馬だ」
千尋「そうですね。インハイでも頑張って乗りこなして欲しいです」
四季「ここで更にプレッシャーかけるかよ? 任せな、と言いたいが全国だからな、善処するさ」
柔らかく笑い合う二人。
千尋「もう時間ありませんね。一言で済みます。即答して下さい」
四季「はいよ」
千尋「勝てますか?」
フッと軽く零れる四季。
四季「余裕」
香澄「時間よ。千尋先輩、誰に投票しますか?」
千尋「恵理衣」
香澄「恵理衣先輩に8票目が入るわ」
投票を入れられた恵理衣が、全員にわかるように指を8本立てた。
香澄「投票の結果、本日処刑されるのは恵理衣先輩よ」
香澄「恵理衣先輩は処刑されたわ。以後、幽霊となってゲーム終了まで干渉することが出来ないわ。天国で見守って頂戴」
ワオーン♪
香澄「はい、みんな、容疑者を処刑したにも関わらず、再び恐ろしい夜がやって来たわ。私からレインを送るので、届いた人から順番に夜の行動をお願いね」
優姫「ゲームで遠慮は禁物。全力でかかってこー」
今日はこの後12時に1話、18時に2話投稿する予定です。
どうして一挙2話なのかはお楽しみ。
残ってるプレイヤーのメタ要素
1年生
真那花:原作主人公。クイックネスに長ける。バスケでは1年生ながら司令塔もこなすので、頭は作者より確実に回る(異論は認める)。
凜:チームイチの高身長で真那花の相棒。基本小心者で言葉を話すのが苦手。噛み噛みになりがちな本人の素であるこのムーヴをどう見るか。
凪巴:態度も口も大きい実力者で、軽く変態が入っている武闘派。人狼ゲームでも自分のスタンスを貫くが、人狼ゲーム初心者。
深雪:見た目ぽっちゃりな丁寧口調。大きめの乳を揉むのが趣味である凪巴を少し苦手としている。料理好き。
2年生
恵理衣:真那花や凛にとっては中学からの先輩。スピードに勢いもある元気娘。どちらかと言えば感覚派というか感情派。
千尋:割と理論派プレイヤー。女バスのプロ志望。普段は温厚だが、怒ると怖いらしい。フックシュートが得意。
羽衣:ちっちゃな先輩。芯が強く、辛抱強い。スクリーンの名手。千尋とは中学からの付き合い。
優姫:思考のベースが黒い、オタク文化好きの先輩。弱った相手には滅法強く、悪魔的な才能を見せる。人狼ゲームもそれなりに嗜んでいる。
3年生
四季:副キャプテン。大体何でも人並み以上にはこなせるオールラウンダー。地元では他校に、二流や六枚目といった渾名で呼ばれることも。




