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馬鹿は才能  作者: 野方ん
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馬鹿は才能2

私にしては早かった。

ふと目が覚めた。

寝起きみたいな感覚だ。

やけに柔らかい感覚。

目が眩しい。

誰かが顔を覗き込む。

美人だ。

しかしその顔はやつれていた。

体を起こそうとするが起きない。


「■■■▼▼●■▼▼▼」


ふぁ?

なんて言っているのか分からなかった。

そして良く見たら自分の家でも

はたまた病院でもない。

俺は死んだはず。

何故こんなことに?

とりあえず言葉を出そうとする。


「いぁぅっ!」


あれ?

うまく発音できない。

なぜ?

どうして?

が続く。



ようやく理解してきた。

意味がわからなさすぎて少し泣いたりもした。

俺は転生した。

なるほどそれなら死ぬ前の意味がわからないアナウンスも良くわかる。

今流行りの転生ってやつか。

俺はあんまり読んだことはないが、職場の高校生子話していたりしたのを聞いたりしたことがある。

こういうのはだいたいステータスとか言うのがあるのだろう。


『ステータス!』


…何も起きない。


『ステータスオープン!』


…だめ。


なら声に出す。


「しゅてーちゃすうぉーぷん」


…滑舌がダメすぎる。


その後も続けたがダメだった。

熱中していたら大分と時間が経ってしまったらしい。

するとどこからか怒鳴り声が。


「●●●●!!〇▼■●▼▼●●●!!!」


そうしてずかずかと俺がいる部屋に入ってきた。

ケバいおばさんそんなイメージだ。

そして最初に俺の顔を覗き込んだ女の人に怒鳴りつける。


「●●●●!■●♥♡〇♡♡●♡■〇●!」


そして女の人は、


「●●●●●!■●♥▼〇♡♥▼●♡」


といった。

最初の言葉は、恐らくすいません、とかゴメンなさいとかかな?

そんなことを考えていると、


『言語理解Lv1を取得』


と、頭に浮かんだ。

言語理解?

よく分からんが便利そうだ。

そして次の言葉を聞いた時、その効果を実感する。


「今すぐやれ!

このクズ野郎!

目の前にいるお前の息子もぶち殺すぞ!」


あれ?

言葉がわかる。

この言語理解のおかげか。

それにしても物騒だな。

てか目の前にいる?

まさか俺のことか?

今生まれたばかりっぽいし、

このやつれた女の人の息子なのか?

だとしたらあのケバいおばさんは誰なのか。


「す、すいません。

今から息子の世話をするので後でやります。」


「後でしゃねえだろ!

今すぐやれ!

このクソ!」


そう言って殴ろうとする。

危ない!

そう思った瞬間。

世界が止まった。

毎回九百文字以上は書きたいと思います。

誤字脱字あれば報告お願いします。

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