馬鹿は才能
また新連載です。
人気が出たら続きます。
出なければ辞めます。
けどこの作品は気に入っているので出なくても続けるかも。
何番煎じか分からない転生物です。
馬鹿はなぜ馬鹿なのか。
それは馬鹿が自分自身に対して問うことだ。
馬鹿はどれだけ勉強しても馬鹿だ。
例え一日の半分勉強してもテストの点は取れない。
馬鹿はどれだけ努力しても平均点を取れない。
馬鹿は一つのことしか出来ない。
一つのことを始めるとそれしか出来ない。
馬鹿は同じことを覚えることは上手い。
馬鹿は努力家だ。
しかし努力しても報われない。
馬鹿は応用できない。
馬鹿は覚えることに時間がかかる。
馬鹿は正直で、小心者だ。
だからカンニングも出来ない。
馬鹿は時間に嫌われている。
覚える時間があれば馬鹿はたくさんの事を覚えられる。
だが時間は有限だ。
例えテストが終わったその日から次のテストへ向けて毎日8時間勉強しても足りない。
馬鹿は時間が足りない。
馬鹿は何をやっても治らない。
例え林おさ〇に1日授業をしてもらっても国語は分からない。
例えどんだけ教えるのが上手な人に教えて貰っても馬鹿のまま。
これはもう才能だ。
馬鹿は才能。
そして馬鹿は時間があれば強い。
そんな馬鹿の一人がもし時間が止められる能力をもらったら…
僕は死んだ。
3流の高校を出て、
3流の私立大学に行き、
底辺企業で働き(どブラック)
そして55で退職し、結婚もできずに孤独死した。
それは何故か。
馬鹿だったから。
もし3流高校に行かず一流の高校にいき、国立大を出て、
一流企業に就職したらどうだったか。
多分結婚もして、幸せな生活をしていたのだろう。
今みたいなつまらない生活ではなかったはずだ。
今は白い空間にいる。
もっと時間があれば。
何度そう思ったことか。
死後の感慨に耽っていると、
「それではあなたに時間をあげましょうか?」
そう聞かれた。
何もいない筈なのに。
とりあえず長いサラリーマン生活で得たとりあえず流されろ精神で、
「はい」
と答えておく。
『永遠の時間を取得。』
なんか頭に流れた気がするけどまあいいや。
努力しても報われなかったなー。
何してもうまくいかなかった。
何で自分だけ。
なんかい才能を恨んだことか。
『馬鹿の才能を取得。』
それはちょっとだめじゃね?
神から嫌われるって…
そんなことを思っていると段々意識がもうろうとする…
もうこの人生も終わりか。
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