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<A's01> 二人の出会い

第一話投稿です。

今回は葛城と秋津が出会います。


 ―――昭和二十一(一九四六)年初夏。

 南太平洋。

 かつて日米が制海権・制空権をかけて激戦を繰り広げたここは今や穏やかで暖かい南海でしかない。先の戦争によって結果的に連合国が実権を握った海域だが、そんな海域に日の丸を掲げた一隻の黒に染まった平らな甲板を持つ船が白波をたてていた。

 かつては軍艦だったその船の艦首の上、甲板の先に一人の少女が先の水平線を見詰めていた。

 金線の飾緒を付けた夏服の白い第二種軍装を着た少女は水平線の先からもうすぐ見えてくるであろう島影を求めて瞳を細めた。

 彼女の名は―――葛城かつらぎ

 かつて日本海軍の空母『葛城』として呉軍港の三ツ子島に停泊していた艦艇だったが、三度の大空襲を受けるも終戦まで生き延び、今はこうして復員輸送に従事する復員船として任務に帯びている。彼女はもう【いくさぶね】という意を持つ軍艦ではなく、兵装を撤去し人を助けるために設けたスペースを要した船舶となっている。

 その艦魂である少女、葛城は今回もまた今まで繰り返したことと同じように祖国に連れて帰るべき邦人を迎えに行くために蒼い大海原を滑るように駆けていた。

 今度の向かう先は、南方戦線で最も激戦区であった島、ラバウル・ニューブリテン島。

 そこには取り残された大勢の日本友軍が……いや、元日本友軍が自分の迎えを心待ちにしている。

 戦争の始まりからずっと激戦の中で戦っていた南方戦線から、彼らは一刻でも早く祖国に帰りたいに違いない。

 彼らの死闘があったにも関わらず、日本は無条件降伏という信じられない屈辱的大敗を決してしまったが、それは変えようのない現実。

 自分もかつてはそんな現実を信じたくなくて嘆いていた時期もあったが、今の自分のやってきていることは誇りに思っている。

 人の命を奪う、敵を殺すのではなく、これは人のために、助けるためにやっていることだ。

 自分自身は戦う為に生まれた兵器だが、兵器としての使命を果たせなかったことは無念だけど今自分がやっていることに悔いはない。

 自分なんかまだマシだ。こうして人のためにやるべきをやれることができていて、それもできない者だっているのだ。

 遠い日本には復員輸送にも選ばれることがなかった大勢の仲間たちが残っている。それらは皆、自分よりいち早く解体や処分を受ける身となっている。

 そしてその中には本当に大切な姉妹や親友だって含まれている……。

 葛城はぐっと袖で目元を拭い、強い意思を込めた鋭い瞳で前を見据えた。

 今回で自分の仕事も終わる……。

 葛城は、先の水平線から浮かんだ大きな島影を見詰めた。


 

 ニューブリテン島。

 その島にある『ラバウル』という名称のほうが有名かもしれない。或いは島の名前と同じくらいか。

 どちらにせよ激戦区としては名高い島なのである。

 迎えを待ちわびていた大勢の兵士たちが初めて見た『葛城』は復員船の中でも最大級の大きさを誇っていた。しかしその大きな艦体からだには敗戦国兵器という烙印が押されたように艦名がアルファベットの文字で刻まれていた。

 しかし日本に帰れることに兵士たちは早く艦に乗り込みたい気持ちだった。

 大勢の兵士たちが復員船『葛城』に乗り込み、葛城はそんな光景を細い瞳で見詰めていた。

 「……虚しい」

 いつ見てもそれがぽつりと漏れてしまう感想。

 伝染病が満載するジャングルの中で敵に囲まれながらも耐えて戦ってきた兵士たちの顔はどれも痩せ衰え、疲弊し切っていた。中には日本に帰れるという気持ちで明るい表情をしている者がいるが少ない。やはり皆が皆、疲れているのだ。

 元々中型空母として、他の復員船よりはずっとはるかに超える大きさを有する『葛城』は収容スペースが広いために大勢の人員を収容することができる。人員の収容能力が他の艦より一番高いのだ。さらに軍艦としての兵装を全て陸揚げしたのでますますスペースは広がっている。

 通常の駆逐艦は300〜500名程度が限度だが、それに対して元は空母である『葛城』は5000名が収容できる。

 航続距離が長いから遠隔の地からの復員輸送が可能であり、速力が速いから輸送の回転効率がよい。

 こうして『葛城』は今までに、そして今も順調に復員輸送をピストン風にこなしてきた。

 ――パシャンッ!

 ゴボボッ……

 甲板からダイブし、蒼く透きとおる海面に飛び込んだ。大きな波紋が浮かび、白い水しぶきが舞った。

 両足を重ねて揺らめくそれはまるで魚のヒレのように見え、そして上半身の美貌な白い肌と少女の幼い顔と流れる長い黒髪が、正にその姿は人魚のように見えた。

 サンゴ礁の上を優雅に泳ぎ、彼女の横を熱帯魚の群れが追い越される。空からの日光が白く海面から射し込み、目の前のサンゴ礁が広がる光景は世界で最も美しい幻想的なものだった。

 彼女は昔から泳ぐのが好きだった。大勢の兵士たちが全員、自分の艦に乗り込むまでは時間が掛かる。それまではこの地球上で最も美しい海に潜って時間を潰していた。自分の本体のそばの海中ならば泳げないこともない。

 「………」

 ふと視線を横に流すとぴったりと顔の横すぐそばを一匹の彩色の魚が泳いでいた。少女は――葛城はジッと自分のすぐ横を警戒心皆無で泳ぐ魚を見詰め、並ぶように同じ速度で泳いでいた。

 やがてその魚は勝手に葛城のそばから離れるように追い越し、葛城の目の前を通り過ぎてしまった。

 魚はサンゴ礁の中に消え、葛城はそのサンゴ礁のほうに近づいた。

 サンゴ礁の間にある隙間を覗き込む。

 そこにはさっきまで自分のそばを泳いでいた小さな魚が―――

 「ッ!!」

 ゴボッ!と口から白い泡が漏れる。

 突然、大量の魚が一斉にサンゴ礁から零れるように飛び出し、咄嗟に避けた葛城のすぐ目の前を通り過ぎていった。

 「………」

 サンゴ礁から溢れ出た魚たちの群れを見送ってから、葛城は日の光が射しこむ揺れる海面を仰ぎ、一気に優雅に足をヒレのように揺らせて泳いでいった。

 

 


 島から大勢の兵士たちを収容した『葛城』は碇をあげて島から離れた。

 兵士たちは徐々に離れていく島を別れに各々の瞳で見詰め、葛城はそんな彼らの背を一瞥してからその場を離れた。

 様々な人たちが待っている祖国に、『葛城』は南洋の海から日本に向けて航海の航路をとった。

 南海の暖かい風に吹かれながら、葛城はマストの上から足をぶら下げて南海の水平線を見詰めていた。

 そんな葛城の表情は無表情で、瞳はどこか思いを寄せるような悲しげなものだった。

 葛城は穏やかな波が揺れる蒼い海面を見詰め、潜ったときに見つけたある光景を思い出していた。

  「………」

 それは、サンゴ礁や岩塊に紛れて、いたるところには数多くの激戦の遺品が鎮座した光景。

 美しく幻想的な世界の中に外界から侵入してきたかのように無造作に捨てられているかのような残骸の光景。

 地に突き刺さったような戦闘機の機体――散らばるように広がる砲弾などの弾丸――島への補給などに運航されていた輸送船や補給船の類の沈没船――様々な残骸などの遺品が海の底に眠っていた。

 かつての戦争で散っていった――彼彼女たちの遺骨。祖国に帰ることもできず、知らない遠い海の底で眠り続ける英霊たちの骨が確かにそこにあったのだ。

 いつか―――その骨たちを日本に帰してあげたい。

 きっとそんな未来が来ることを信じて。

 葛城はそれを願い続け、瞳を瞑った。

 「………」

 不意に微かな気配を感じて葛城は瞳を開いてマストの下を見下ろした。マストの下、艦橋、さらに下の甲板、そこに一人の人間がいた。

 ゆっくりとした慎重な足取りで出てきたそれは辺りを見回しているかのような仕草をしてから、さっさと海のほうに向かって姿勢を低くして早足。

 怪しい。

 葛城はそう直感して、高さ数十メートルというマストの上から飛び降りた。

 まるで重量がないかのように可憐な感じでスタッと降り立ち、その人間の背を追った。

 やがて甲板から海を見下ろすようにして止まったそれの背に、葛城は怪訝な表情で忍び寄った。

 「……?」

 なにをしているのか、と葛城は怪訝に思って海を見下ろすように屈めている彼の隣に立ち、腰を下げて彼の顔を覗き込んだ。

 覗き込んだその顔は、第一印象は女?かと思ってしまうほどの女顔で、さらにその純粋な黒い瞳が葛城の視線とばっちりと合って、数秒間、二人は目を合わせたまま硬直した。

 「………」

 「………」

 ジッと見ていると、不覚にもドキリとしてしまうほどの可愛さだった。それほど彼のその顔は幼い女顔であった。そう思っている自分に気付いて頬を赤らめて頭を横に振った瞬間、ようやくという感じで、彼が驚愕の声をあげた。

 「うわあぁっ?!」

 「ッ!?」

 ビクリと肩を震わせて後ろにグラリと傾く身体。その身体が止まることなく海のほうに向かっていることに気付いた葛城は、慌てる寸前に冷静を貫くように無言で、サッと手を伸ばして彼の手首を掴んだ。

 葛城は巻き添えを受けることもなく踏みとどまり、青ざめた彼が海のほうに落ちていく前にガクンと傾いた身体が止まった。

 

 「ゼェ…ゼェ…」

 「………」

 息を整える彼の隣で葛城はただジッとそんな彼を見下ろしていた。

 葛城のその表情には一筋の玉汗が浮かんでいた。

 「(まさか…)」

 葛城は触れることができた手の平を見詰め、確定的だと心の内で断言した。

 「し、死ぬかと思った……」

 荒い息遣いを整えながら呟いた少年の声。

 そして顔を上げてこちらに視線を向ける瞳。

 「き、きみのおかげで助かったよ……」

 「………」

 葛城は無表情を貫いて汗を浮かばせながら苦笑する彼の女顔を認めた。

 「…私が見えてるの」

 「…え?」

 葛城の言葉にぽかんとなるも、すぐにまた微笑む。

 「当たり前じゃないか。まぁ…女の子がこんなところにいるのは驚くけど…」

 「…私のほうが驚いている」

 「まぁ危うく海に落ちるところだったしね、僕」

 「…そこじゃない」

 「?」

 きょとんと首を傾げて丸い瞳をぱちくりさせる少年は正しく小動物のようで、葛城はまた一瞬の鼓動を高鳴らせ頬を赤らめた。

 「―――ッ!!」

 またしても胸を一瞬でも高鳴らせて顔を赤くしてしまった自分を恨み、切腹したい思いにかられた葛城は声を噛み殺すようにして悶絶する。

 「どうしたの、きみ?」

 「…な、なんでもない」

 葛城は冷静を取り戻しつつ、胸をおさえて深呼吸した。

 そしてまたチラリとその少年の不思議そうにこちらを見詰めてくる顔を一瞥する。

 やはり……可愛い。男にしておくのが勿体無いほどに認めざるをえない女顔である。女装すれば間違いなく女だと誰もが思うだろう。逆に男としてはイケメンの類に入ると思うが、整った細い鼻と眉、丸い瞳、小さい顔の形。どこを取ってもたくましさなど微塵も感じない、しかし痩せているとも違う、女々しいという言い方がしっくり来る。

 しかしやはり着ている服が服なので男以外には見えないだろう。その服装は陸軍軍人の下士官の軍服であり、所々が土や泥のシミが附着している。

 熱帯雨林が覆う島で泥にまみれながらも戦ってきた兵士という面影は確かにあった。

 「………」

 「……あのさ…―――ッ!!」

 突然、彼は顔を青ざめて口もとに手を当てた。そしてまた海のほうに身を屈めた。

 「おえっ……」

 「………」

 真っ青な顔を海のほうに向けて動かなくなった彼を見て、葛城は知った。

 ……さっきの怪しい動きはこれのせいか。

 「……うっぷ。さっきの衝撃でなおったかと思ったけどやっぱり気のせいだったみたい……。気持ち悪…ッ」

 「………」

 どうやら船酔いのようだ。しかし揺れがひどい小型船ならわかるが、『葛城』は復員船としても最大の大きさで揺れはあまり感じないはずだ。しかも島を出てまだ時間も経ってない。それなのに船酔いとは、どれだけ船に弱い体質なのか。

 しばらく経ってから、ようやく落ち着いた彼は葛城に向けて声を掛けた。

 「……ふぅ。…ねえ、きみは一体誰なんだ?」

 「…他人に名を尋ねる前に、まずは自分の名を言うのが礼儀」

 「あ、ごめん…。えっと…」

 ぽりぽりと柔らかそうな頬を掻き、口もとをもごもごと動かしながらも整えてはっきりとした口調で口を開いた。

 「僕はラバウル陸軍航空隊基地に所属していた整備隊だ。階級は軍曹。名前は秋津衛あきつまもる

 「……陸軍」

 ラバウルには日本陸海軍の様々な航空隊の基地が展開し、制空権をかけて南太平洋の大空を戦っていたが、やがて陸海軍の航空隊は消滅し、基地も連合軍の攻撃によって壊滅。そのひとつであった航空隊基地の整備兵であった少年、秋津は部隊がバラバラになったことによって小守備隊の一兵隊として慣れない行進で島中をさ迷っていた。

 そういうのもあって南方戦線といわれた島の日本兵たちの戦いは想像を絶するような苦難があった。昭和十七(一九四二)年夏からのガタルカナル島の戦いから泥沼化した南方戦線は日米両軍とも辛く苦しい戦いを強いられ、特に補給ルートなどを断たれた日本軍は飢えと病気に苦しみ地に倒れていった。遂には南方での死者は戦死より餓死と病死のほうが上回ったぐらいだった。

 秋津もその一人であり、ずっと今まで知らない者が想像できないような辛い中でも生きてきたのだ。

 「きみの名前は?」

 「………」

 「僕が名乗ったんだからさ。今度はきみの番」

 ニコニコと笑顔で待つ秋津のその表情を見て、今度はなにか血がすこしだけ頭に上るような感覚を味わう葛城。苛立ちという感情が沸きたった瞬間だった。

 「…私は葛城。この復員船『葛城』の艦魂」

 「……………へ?」

 ニコニコの笑顔が一変して口をぽかんと開けて呆気に取られただらしない表情となった。

 「………」

 「………えっと…え……?」

 「………」

 葛城は小さく溜息を吐き、くるりと驚く秋津に背を向けて立ち去ろうと足を踏み出した。

 ……まぁ、信じられないのは当然だ。

 ましてや戸惑うなんて普通の反応だろう。

 だがこれ以上こんな日本男児らしくない女々しい奴といると調子が狂う。そして確かに自分はさっき苛立つという感覚を覚えた。それまでは愚かにも胸を一瞬だけでも高鳴らせてしまったがあれは無しだ。あんな者を可愛いだなんて思った自分が馬鹿だった。

 それに私が許せる男は、心を開くことができる男はこの世界でただ一人、三笠菊也だけだ。

 自分と初めて出会った男であり、自分の初めてのキスを奪った(というか葛城が奪った)男。

 彼以外の男と接するなんて考えられない。今改めて冷静に考えて至った結論だった。

 しかも……相手は陸軍である。自分は海軍。……今は日本陸軍も海軍もなくなっているが。かつての戦争で日本の陸海軍の仲の悪さは有名であったが葛城も陸軍を好めないほうだった。自分が生まれるずっと前から大陸で戦争を泥沼化させて決着をつけずに、さらには自分たちの主戦場である太平洋にまで兵力を送り込むという真にご苦労様といった感じ。しかし太平洋で戦うにも関わらずに海軍と連携を取ることがなく、結果として敵の手にはまり、補給を断たれて海軍の陸上部隊とともに孤独に戦う羽目に。

 葛城は諸々の事情を視野のうちに入れて考え、陸軍とは距離を取る傾向にあった。 

 そもそも陸軍軍人にも艦魂が見える人間がいるんだなと気付き、そして怪訝に眉を寄せる。

 立ち去る葛城の背に向かって、秋津の慌てた声が届く。

 「ちょ、ちょっと待ってよっ! どこに行くの?」

 「………」

 「ねえったらっ!」

 完全に秋津の必死に呼びかける声を無視して、スタスタとその場を立ち去る葛城。

 「…!」

 「待ってったら」

 いつの間にすぐ横から声が聞こえ、葛城はすこし驚きの意を宿した瞳で彼の必死な表情を見た。

 彼のいた場所から自分のところまで随分と離れた距離になっていたというのに、自分が気付かないうちにいつの間にか自分のすぐ横をぴったりと付いてきている。

 しかもはやはり船酔いの線があるせいで顔色は思わしくない。

 「…しつこい」

 「…ねえ。良かったら、きみに色々と聞きたいことがあるんだけど……」

 「良くない」

 ぴしゃりと言い放ち、早足で立ち去る葛城に、その横を秋津も同じ速度でぴったりと付く。

 「無視しないでよ〜。僕は……」

 「〜〜〜〜ッ」

 カカカッ!!

 「ひっ?!」

 突然、葛城が手を振り下ろすと、どこからか数本の包丁が秋津の足元に突き刺さった。

 行く手を阻まれ、突然のことに顔を青ざめた秋津を置いて、葛城はいつの間にかどこかへ消えてしまった。

 「なんなんだ……。――うっ!」

 また急な嘔吐感を蘇らせ、真っ青に青ざめた顔で秋津は口もとを手でおさえながら海のほうに走っていった。

生き残った者同士の二人。

海軍軍人である葛城と、陸軍軍人である秋津。

そんな二人がどう話を展開していくのか、自分でもわかりません(ぇ

何故ならまだ次の二話の途中までしか現段階執筆が進んでないからです。全然進んでない(涙

ということで次の更新は少なくとも明日には無理だと思います…。すでに日が変わってますが。

忙しかったのもそうですが、もう一つの理由としては資料漁りです。『葛城』関連のネットや書籍が中々見つからなくて手間取ってました。結局見つからなかったのですが…

なので実は誤りもありました。『神龍』の最終話のとき、葛城は最後の復員輸送だと言っていましたが、史実では葛城の最後の復員輸送って冬のスマトラ島とタイからの復員輸送なんですよね。でも知らずに南方って書いちゃって……。それで結局この本作でも南方ということにしてしまいました。なのでこの部分は架空になります。

しかし『葛城』が復員輸送に従事していたことは事実で、南方にも行きましたからね。

まぁいいかな……と。

では次回まで待ってくれれば幸いです。

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