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02.いかにもな4人組

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――



 はたしてどのくらい経ったのだろうか、鬱蒼とした深い森の中で私は目を覚ました。空気は澄んでいて、空はとても青かった。


「......ん?」


 どこだ?ここは?どういうことだ?

 私は確か車に吹っ飛ばされて、、、?死んだ、よね?


 そう焦りながら、自分の体に目を向ける。怪我はない。服も着ていた。黒のコートにベージュのズボン、お気に入りの灰色のマフラーもそのままだ。カバンも持っている、中身もしっかりとある。


 とりあえずカバンを開いてスマホを探そう。


 しかし、そこで気づいてしまう、電源は着くし、損傷もないが、圏外だということに。


「圏外だ......」


 いくらスマホを高く上げたり、再起動したりしても相変わらず圏外のままだ。


 軽く絶望しかけたが、気を持ち直して他の物を取り出した。カバンの中には、帰りにコンビニで買った揚げパン2つと飲みかけのお茶が入っていた。それ以外にも、持ち歩いていたノートパソコンや、お金やカード類が入っている財布、冷え性だからと多めに待っといたカイロなども入っていた。しかし、特に役に立ちそうな物もなく、私は途方に暮れてしまった。


「これが転生ってやつですか?......」


 ここからどうしよう?そもそも私は本当に転生したのか?本当の世界の私は気絶していて、これは全部脳内で起きていることかもしれない。


「痛っ」


 頬をつねったらしっかりと痛みを感じた。しかし、まさか本当に頬をつねって夢なのかを確かめる時が来るとは。まあ、これで現実であることは分かった。時折り吹いてくる風も肌寒い。


 転生させるならもう少しマシな場所にしてくださいよ。神サマ。


 神なんているか知らないが、神に文句をつけ、それと同時に私は転生という非日常な事態に私はワクワクしていた。


 私が転生したんだとしたらステータスとかもあるのかな?ファンタジー物の定番だ。


 そんな安直な考えでお決まりのセリフを空に向かって言ってみた。


「ステータスオープン!」

「ステータス!」

「鑑定!〜〜!〜〜〜〜!〜〜〜!」


『.........』


 それが私に対する答えだった。


 一通りありそうな言葉を試した後、私はまたもや途方に暮れていた。これではどうしようもないではないか、さっきの自分がバカみたいだ。同時にすごく恥ずかしくなって、意味もなく周りをキョロキョロと見た。そしてようやく現実に向き合い、このままではまた死んでしまうということと、今がすでに夕方であることに気づく。


「.........とりあえず人を見つけないと」


 そう考えて、なにもわからないままだがとりあえず太陽の沈む方向へ向かって歩き出した。


 1時間ぐらい歩いた後、私は疲れ果てていた。


 私のような装備もなく、山登りもしたことのないインドアの女子大学生が、獣道もないような森の中で1時間も歩き回ればどうなるかなど分かりきったことだろう。


 無駄に体力を消費した後、疲れたしどうしようもないので、光の差し込んでくる大樹の根元に座り込んだ。


「えぇー、詰んだ」


 そうして私が絶望しているときに、動物の叫び声?のような音が空から聞こえてきた。


「ギェー!ギェェー!」


 半ば反射的に立ち上がり、空を見上げると、空には金属的な緑色を反射しながら飛んでいくドラゴンらしき巨大な生物がいた。


「え?ドラゴン?!すご!やっぱりファンタジーな世界に私は転生したんだ!」


 そうしてファンタジーな生物にはしゃいでいると、再び私の耳に小さな音が聞こえてきた。

 

「ボンッ......」


 今度は何かが爆発したような音だ。


「ん?今、何か爆発音のような音がした?」


 とりあえず何であれ確認しなければ。


 そう思い、私は音のした方へ向かって慎重に歩いて行った。


 少し歩いて行くと、2人の話す声が聞こえてきた。何を言っているのかは聞こえないし、なにか焦ったような感じでもあったがそんなことは別によかった。


 人がいる!


 そう思って急いで音のする方へ駆けて行く。何時間も森に一人で彷徨っていた私は、とにかく人を見つけられたことがとにかく嬉しかった。喜こび勇んだ私は木々の間を通り抜けて開けた場所に飛び出した。


「たすけt「誰だ!」


 助けを求めようとした私の声は、厳つい見た目をした大男の声に遮られた。そこで私は、冒険者風な4人組に出会ったのであった。とはいっても、2人は倒れて血を流しながら地面に倒れていて、残りの2人も怪我をしていながらもこちらを警戒している。


 「なぜこんな所にいる?何が目的だ?!」


 こちらを警戒する2人のうちの1人は、血塗られた長剣と木製の小盾を構える大男で、もう1人は魔女のような格好をしていて長い金属製の杖の先をこちらに向けている。どちらも私の姿を見たからか、少し戸惑った様子だ。


 めっちゃファンタジーだ、、!


 そんなに状況にありながらも、私は目の前のいかにもな4人組に出会ったことに感動していた。


エピソード01が短いので連日の投稿になりました!


何かご意見やご質問、指摘があればじゃんじゃん言ってください。絶対どこかにミスがあるのでよろしくお願いします。


また、これからは1エピソードに2000文字ぐらいで投稿しようと思ってます。


短いって?勘弁してください、、、

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