一
そばにいたい。けど、居たくない。会ってしまえば終わりが来てしまうから。君とずっと一緒にはいなくていい。月に1回でもいいから会いたい。それを30年後も40年後も続けられればいいのに。
会いたい。手を繋ぎたい。指に触れたい。鼻や唇にも。
君の側に居たいと願いながら君を見つめてる。
君の喋り方が好き。心地いい声で話す君の笑顔が好き。
私は人にそんなに興味がない。でも君はなぜか違うらしい。理由はわかってる、たぶん。
本当は君とガチャガチャの話をしたり、あの行きつけのお店のメロンソーダを頼んで「一緒だね」って飲んだりして日常を一緒に過ごしたい。
夢の国にも行かなくたっていい。そりゃ君と2人で行けたら嬉しいけど。家の近くの映画館で私がなんのポップコーンにしようか迷ってるのを聞いてたもらうだけでいい。私は日常が好き。でも君は特別が好き。2人でいることは変わらないのにどうしてなんだろう。
君に合わせようとするほど君が好きじゃない人間になっている、そんな気がする。例えば、流されている人。芯を持っていない人。
君は優しいから、どんな私でもきっと受け入れてくれるだろう。でも、それではきっと君のそばには居られない。私は生涯きみと一緒に居たいと思っているので、今は離れて君から見てカッコいい人間となろうと思う。とことん自分と向き合って、私がなりたい私になる。
だって、人生どん底で悩んでる時どうにか乗り越えて自分らしく生きている時に君に出会えたから。
私がわたしらしくいればきっといつか巡りあう。君に。
それか、私が好きな自分になれたとき君に会いに行く。だから叶うならばそれまで待ってて欲しい。私がこの思いを告げるまで。
君にこの想いは知って欲しいけど知ってほしくない。でも、伝えなかったら君は君はこの想いを知らないままなんだよな。




