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一丁目のほとり ー悪魔との対話形式による日常記ー  作者: 蘭鍾馗


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8/9

【日常の7】書けた。

「馬鹿にしてんの?」

 ダンタリオン様はお怒りです。


 ◇


「こないだ『書けない』とか愚痴ったばっかじゃない。」

 はい、その通りでございます。

「‥‥まあでも、スランプ脱出は良いことよね。」

 はい。

「でもなんというか、励まし甲斐がないというかさあ‥‥とりあえず、何が書けたんだっけ?」

 ええと‥‥『レオノーラの聲』の第二話の1エピソード目。『ヘボ戦記』の7話目。『Vermilion noon,indigo sunset 「火星コロニー「リトプス1」の日常』の38話目。『あてどない植物記』の83話目。それと『一丁目のほとり』のこれ。

「全クリアじゃない。」

 なんかねえ、連休中に書けちゃったんですよダンタリオン様。

「様やめろキモい。」

 特に『レオノーラの聲』の続きが書けたのは大きかったかなあ。

「エタりそうだったもんね。」

 そうそう。でもこの先の話の目途は立ってないけど。

「早急に立てて。」

 はいはい。


 ◇


「でもさあ、書けたのは良かったんだけど、連載ちょっと多くない?」

 うん、それは思った。

「いま連載中なのが5本でしょ?おおむね週イチで更新するとして、週に5本投稿だと、ほぼ毎日何かしら書かなきゃいけなくない?」

 そうなんだよねえ。

「手、広げすぎ。」

 まあねえ。

「でもまあ、読むと中身は一応まともだから、がんばって書いてはいるのね。」

 一応。

「まあ、無理のないようにがんばってね。」


 ◇


 でね、ヘボご飯が今日でおしまいなんですよ。

「そうなの?残念。」

 また来年買いに行くからさ。ただねえ、足がなくなるかもしれない。

「えっ?足切るの?」

 いやいや私の足じゃなくて、車の話。手放すかも知れない。

「なんで?」

 インフレで維持費がちょっときつくなってきたのと、あと電気関係のトラブルが続いてて、まだ解決の目途が立ってないからね。

「そっか。」

 買い替えも考えたけど、年金生活に突入したらちょっと厳しくなるかな。

「まあ、良く考えて決めてね。『手放すな』とか言わないからさ。」

 ありがとね。

 

 ◇


「こんなとこでいいかしらね。」

 うん、ありがと。

「じゃ、また連絡して。」



 最近はちゃんと玄関から帰るダンタリオンなのでした。



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