【日常の25】日常
はいお茶請け。
「………。」
◇
何警戒してんの。ハイカカオチョコレートじゃないから。
「まあ、それは見ればわかるけどさ。また苦いお菓子だったらやだなって。」
この見た目でそれはないでしょ。◯ーソンの新商品。「しっとりビスケットサンド」だよ。
「そうなんだ。」
略してとりサンド。
「違う食べ物になってるわよ。」
〜 とりサンド、試食中 〜
「美味しい。ビスケットが柔らかくてほろほろ。」
最近のコンビニスイーツは侮れないよね。
〜 お茶 〜
「ほんとよね。」
◇
「こないだは失敗したわ。」
何?
「ショウキの代打。」
そう?
「私の日常、字に書いてみたら想定外につまんなかったの。」
そんなことないんじゃない?空飛んだりとかさ。
「他は?」
………。
「ほら。」
いやいいんじゃない?日常なんてそんなもんでしょ。
「ショウキの日常は何であんなに面白いのよ。」
病気になったから。
「……いや、それは置いといてさ。」
それ以外は……わかんないね。
「無自覚が一番強いかー。」
そういうことにしといてー。
◇
「なんかさ。」
何?
「一人で面白い事言うのって、疲れない?」
ああ、あるかもね。ピンでやると、隙間全部一人で埋めなきゃいけないからね。
「そこが漫才の強みか。」
お笑い目指すの?
「そうじゃないけどさ。なんかこの間は疲れたから。」
お疲れ様でした。
「いえいえ。」
なんて言うか、ダンタリオンってツッコミ担当じゃない?
「そうかも。」
ネタを取り出して広げるのはボケの役目だからさ。
「それを畳んで箪笥に仕舞うのがツッコミか。」
それな。で、それを一人で両方やってると、疲れるし……
「側から見てるとカオスだわ。」
だから、私の日常が面白いと言うよりは、ボケとツッコミで話を展開するから面白いんじゃないかな。『悪魔との対話形式による日常記』だからね。
「今日は『お笑い論』ね。」
うん、なんか行きがかり上偉そうに言ってるけど。
「そう考えると、ピン芸人凄いわね。」
な◯ぎ武とかすごいよね。
◇
「……なんでこんな話してるんだっけ?」
うん、私もよく分かんなくなってきた。
「最初は日常の話じゃなかったっけ?」
微かにそんな記憶があるような。
「ボケてんじゃないわよ。」
調子出てきたじゃん。
◇
でね、最後に事務連絡です。
「重要なお知らせです。多分……で,何?」
月曜日に完了検査が1件あって、それで私の年度末が終了します。
「お疲れ様。」
ありがと。
「これでようやく『レオノーラの聲』の続きが書けるわね。」
う。
はいはい今回はこれでお終い。
「またね。」




