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一丁目のほとり ー悪魔との対話形式による日常記ー  作者: 蘭鍾馗


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12/16

【日常の11】答え合わせ

「甘い。」


 ◇


 今日はりんご(丸ごと)。


 アパートの大家さんがくれたんだよ。

「へえ。」

 時々こんなふうに果物をくれるんだよ。

「ショウキ良いところに住んでるわねー。」

 ソフィさんみたいに言わないの。田舎が長野らしくてね。時々こうしてりんごとか葡萄とかくれるんだよ。

「住人にわざわざそんなことするんだ。」

 良い人だからね。あと、もしかしたらだけど。

「もしかしたらだけど?」

 死んでないかの確認も兼ねてるのかな、とか思ったり。

「………あー。」

 前に隣で一度あったからね。

「エッセイ『還暦厄災記』に書いてたあれね……。」

 あれ。


 ◇


 そういえば、『今年の漢字』発表されたねえ。

「ショウキの予想、ほぼほぼ当たってたじゃない。」

 一位が『熊』、二位が『米』だったらしいね。

「ショウキは、自分的には『熊』だけど、世間的には『米』かなあ、とか言ってたのよね。」

 あれから『熊』の方が盛り上がっちゃったから。

「ミズキさんも熊ネタのエッセイ書いてたわよね、そう言えば。」

 そうそう。あれも感想戦で盛り上がってたしね。

「将棋か!」

 ツッコミありがとう。

「来年は何かしらね。」

 気が早すぎ。


 ◇


「それにしてもさ。」

 何?

「このエッセイ、しょっちゅう何か食べてるわよね。」

 誰のせいだよ。

「私のせいか。何食べたんだったっけ?」


 〜 チェック中 〜


・1品目 ヘボ五平餅

・2品目 ヘボご飯

・3品目 茄子とピーマンの味噌炒め

・4品目 煮物

・5品目 りんご



「五品行ったかー。」

 行ったねー。

「ショウキ。」

 何?

「いいお嫁さんになれるわよ。」

 ほっといてちょうだい。


 ◇


「あと少しで今年も終わるわねー。」

 そうだね。なんか年取ると一年が経つのが早いんだよねー。

「そうかー。」

 ダンタリオンはその辺どうなの?

「私はねー、百歳過ぎた辺りからなんか変わんなくなったわねー。」

 そんなもんなんだ。

「そんなもんよ。歳の話はもういいでしょ。」

 はいはい。


 ◇


「正月はどうするの?」

 元日だけ、伊豆まで初日の出を見に行くよ。あとは全部寝正月。

「帰省とかしないの?」

 帰る家が壊れちゃったからねー。

「そうかー。」

 ダンタリオンは?

「正月祝う習慣なかったからね。寝正月かな。」

 なんだ一緒じゃん。

「………。」


 ◇


「じゃ、またね。」

 うん、良いお年を。

「良いお年を。」


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