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菫ノ詩集

地底人宣言

作者: 堅香子 擬々

結構まえに書きかけてたこれができた。

おもしろいかどうかはおいといて

羨ましいのですよ。

広々としたところにいるあなた方が。

知ってます?

地中は狭いのです、中々に。

、、、、。

いえいえ、違います。

申し訳ない。

これでは言葉足らずでございますね。

地中は広いのです。

ですが、ですが、、

とても窮屈なのです。

私どもは地上を知りませんでした。

ですが。

知り合いの地上に出たことのある土竜から聞いたのです。

そして知るのです。

私どもは。

その地上の明るさ、いえ。

その広々とした空気を。

ああ、あなた方が羨ましい。

太陽を。

本物を臨めるあなた方が。

私どもが持つ人工太陽など屁もない、それを。

それを浴びれるあなた方が。

怨めしい。

羨ましい。

私どもがいつから地中にいたか、なんて知りません。

とうの昔にいただとか。

実は我々が土粒でできているとか。

そんな根も葉もない噂ばかりです。

ですが天下人がどこからやって来たかはわかっております。

私ども地底人の中から出たのですよ。

つまりあなた方がは我々の仲間だったのですよ。

まあ、裏切り者とも言えますが。

あなた方がの母なのである、とも言えるのですよ。

我々は。

まあ、それなら子を羨み怨む母となるのですが。

ダメですね、母がそんな感情を子に抱くなんて。

と、くだらない噺はここまでとして。

わかりますか?

私どもが、いえ。

私がここに遣ってきた理由が。







地底人

くんらりとした

そこからやって来て

我らに言う


目が潰れ

肌は爛れた

地底人が言う


数人の同胞とやって来た

地底人は言う


亡霊とともに言う


光を見ない目で


朱く血が滲む肌で


我ら天下人に言う


その羨望を


その怨念を


我らに言う


太陽を背に言う


そして


地底人の言葉で、、、








続かない( ̄ー ̄)

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