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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

詩 言葉遊び

火の歌

作者: 宇野大江



全てが終わる瞬間は晴れやかに

まるでそれが

お祭りであるかのように

何もかもが原子の光に置き換えられ

やがて熔けていくのでした


傲慢な囚人の首輪

彫られているのは59番

南に怠惰な人が寝そべっていた

そんなありふれた景色に

赤色の雲がかかって


食い意地張った人が暴食して

強欲な人が誰かを騙している

そんな楽園が崩れ落ちていく


空には青い花が咲いている

世界に光の雨が降った日のこと


やがて空の光は

犯してきた罪が数字に置き換えられ

熔けていくのでした


首輪の奴隷は色欲に溺れたよ

東から来た人も何れ裁かれる


先立つのは透き通る虚無

名前は見捨てられた北の忌み子

西の奴隷は首輪をしている

二人なら火の鍵になれるよ

手を繋いで原子の光に熔けていく


大地は揺れて人が燃えていく

世界に光の雨が降った日のこと



傲慢pride 北north

強欲greed 南south

嫉妬envy 東east

憤怒wrath 西west

色欲lust

暴食gluttony

怠惰sloth

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