表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/90

9話 暑さのせい?

 灼熱の炎天下の中、駅に向かって歩く五人。


「やっぱり暑いからか人がいないね」


「アイス食べたいー」


 幸大と小弓が疲れたように歩く。


 匡也に至ってはハイテンション行動でバテたのか、四人の少し後ろを無言で歩いている。


「晴葵先輩、冷麺とか食べたいですねー」


 晴葵の腕にしがみついて歩いている文菜。


 彼女はすごいことにあまり汗をかいていない。


 むしろ、しがみつかれている自分の方が汗だくで申し訳ないほどだ。


「そうだねぇ。でも、俺的にはもう少し外でもいいかな」


「え!すごい!」


 文菜が驚いた表情をする。


「外に居れば文菜の胸を堪能出来るからね」


 自身の腕を見てニヤニヤする晴葵。


「こんな時までブレない発言だね」


 幸大が呆れを通り越して感心したように言う。


「さっすがは晴葵!ブレないその態度!さすがは拙者の盟友よ!」


 体力を取り戻した匡也が決めポーズを取りながら近づいてくる。


「晴葵先輩、えっちー」


 楽しそうに笑う文菜。


 そうこうしていくうちに、五人は駅の近くにある大型ショッピングセンター『ならふぁ』に向かう。


「人いないなぁ……まぁ、暑くて出る気ないのかな」


 幸大がキョロキョロと周囲を見る。


「けど、本当に珍しいねぇ。こんな街中で車の一つも走ってないなんて」


 晴葵も頷く。


 確かに車はある。


 が、それは路上駐車している車で、走っている車は一台も通らない。


「なんか、ちょっと寂しいね」


 小弓も少し違和感を覚えているようだ。


「フッ、さすがにこの天使の裁きに等しい灼熱の光の下を歩けるのは選ばれし我々五人のみか」


 匡也がフハハハと笑う。


「ふざけてないで、さっさと行こー」


 文菜が匡也を冷ややかな目で見つめる。


「そうだね。この密着体験もいいけど、今は冷房の効いた部屋がいいねぇ」


 晴葵の歩くスピードが文菜に合わせて少し早くなる。


「あ、待ってよー!」


 小弓も二人を追いかける。


「ほら、匡也。さっさと行こう」


「ふむ。確かにこのままでは天使の裁きに我らの肉体がもたんな。ついて参れ、幸大よ」


 匡也はマントもないのにバサッと(ひるがえ)す真似をする。


「え、もしかして僕が従者?」


 自問自答する幸大。


「早くついて参れ!」


「わ、わかったって!」


 慌てて匡也達を追いかける幸大だった。

閲覧頂いてありがとうございます。

もし面白かったら、評価!ブックマーク!をよろしくお願いします。

感想やレビュー、評価を頂ければ励みになるのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ