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52話 アダ名と真名

 そして、屋上へ出る晴葵達。


「よし、なんとかバレずに来れたな」


「けど、よく考えたらバレた時、屋上って逃げ場ないんじゃ……」


 幸大がポツリと呟く。


「まぁそうなんだがね。これくらい高所じゃないと、これを試せないんだ」


 そう言って晴葵は自身のガラケーからレーダー機能を選択し『広域(こういき)』に変える。


「あれ?晴葵のガラケーにもレーダー機能あるの?」


 幸大が不思議そうに尋ねてくる。


「あぁ、みんなのガラケーにも入ってるよ。匡也は開発したらすぐ、みんなのガラケーにメールで飛ばしてくれてるからね」


 晴葵の説明と同時に全員がガラケーのメールを開く。


「うわ、何これ。いっぱい来てるんですけど……」


「むふふ、それら全てが新機能でごさる。全部開いて取り込んでおいた方が得でござるよ」


 匡也の言葉に全員が慌ててメールを開いて新機能をインストールしていく。


「あれれ?千弦ちゃんはメール開かないの?」


 小弓が千弦に尋ねる。


「私はすでに全部インストール済ませてあるから。それに開発には私も関わっているわ。放っておく事がないのよ」


 そう言って小弓にレーダー画面を見せる千弦。


「あれ?このすぐ近くにある反応は下の階の敵ですよね?反応の横にある数値はなんですか?」


 文菜が晴葵に尋ねる。


「ふっ、それは『距離』である!敵がそのガラケーからどれほどの場所に居るのかを直線距離で示しておるのだ!」


 晴葵の代わりに匡也が自信満々に答える。


「えっと……すごく近づいてきてるんですけど……」


 文菜が呟いた瞬間。


「久しいな、貴様ら」


「ようやく追いついたゼ」


 全員が気づいた時には遅く、晴葵達の前には二人のエネミーが立っていた。


「ロングマフラー男と骨腕女……」


 晴葵がポツリと呟く。


「おい……以前から気になっているのだが『ロングマフラー男』とは俺の事か?」


 相変わらずのクールな口調でロングマフラー男が聞いてくる。


「そりゃそうだよ。他に誰がいるんだい?んで、そっちのチビっちょいのが骨腕女」


 ロングマフラー男の隣でニヤニヤしている骨腕女を指さす晴葵。


「テメェ『ロングマフラー男』って、いいあだ名もらったじゃねーか。よかったナ、ロングマフラー男」


「き・さ・ま・も『骨腕女』だがな」


「『ロングマフラー男』よりマシだ」


「いいか?俺は『ロングマフラー男』ではない。『ヘータ』だ」


「それ言ったらウチも『サン』だけどナ」


 ピキピキと血管を浮き出させて骨腕女にツッコミを入れるロングマフラー男(ヘータ)


 それを華麗に言い返す骨腕女(サン)


「あの二人、そんな名前なんだ。っていうか……今のうちに逃げれそうだね」


「あぁ、こっそりとな」


 幸大の提案でゆっくり後ろに下がる晴葵達。


 しかし。


「どこへ行くのだ?人間」


 空に響き渡る声がする。


「なっ!」


 慌てて身構える晴葵達。


 どこからともなくファンファーレのような音が鳴り響く。

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