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先生の世界をのぞきたい  作者: アオイ
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互いの父母

互いの父母

「こちら高崎です。あ、新世さん。この前はどうも。お酒美味しかったですね~」

と返事が返ってきた。それは、三日ほど前の話。新世の父と母がきたのだ。父は、新世豪崇。(にいせごう)母は、新世清美(にいせきよみ)という。父は地元の(隣町の京学町)美味しいお酒を持って、母は食材を持ってやっきた。突然、新世の自宅にやってきたのだ。アパートへ引っ越す時に持ってきた私物を片付けていた最中だった。

ピンポーン「清隆~。いるか。父さん来てやったぞ」「お父さん、声が大きいですょ」とやり取りする声が聞こえ、玄関をあけた。お酒を片手に玄関に立っていた。驚きを隠せない新世。その後ろには、母が周りをキョロキョロと見渡しながら立っていた。

「父さん、母さん!!来てくれたんだね。」といって迎え入れた。親子は1ヶ月ぶりに再会をはたした。「元気か?地元の上手い酒を持ってきたぞ」という父に、「おう。まず元気でやってる。お酒?(^^;これ上手いってね」と答えた。母が「心配してきたわ。体大丈夫?お腹すいてない?食材を買ってきたのょ。お父さんも寂しくて最近お酒も飲まないのょ」といった。

そんなこんなで、久しぶりに話などをしながら1時間ほどするとピンポーンとなった。「すみません。隣の高崎です」と声がした。三人は「はっ」とした。「隣の高崎さん?誰?良かったら紹介して」という話になり三人で玄関に向かった。玄関を開けると、隣に住む高崎が立っていた。

「あ。隣の高崎さん。どうしたんですか」といった。「今日、休みじゃないですか?どこか行きませんか」と誘われた。「実は父母がいて」と二人を紹介した。「このかたは、隣部屋に住む高崎翔さんです」といった。父は頭を下げ「こんにちは。隣部屋に住むかたですか?」「はい。3の1号に住む高崎翔です」と頭を下げた。「新世清隆は私の息子でして、お世話になってます。

私は父の豪崇といいます。」といったあと、母に目配せをして「母の清美と申します。息子清崇がお世話になっています」といった。すると、清崇が「まず、入って」といって、高崎を自宅にあげ四人でたわいない話をした。昼御飯前の時間帯だったので母が「今日は、鍋にしようと思ってたんだけど、」と言って台所にいき「大きめの鍋がないわねぇ,,」といい始めた。清崇が「あぁ、大きめの鍋はないんだよ」と答えた。すると、高崎が「私の自宅に、ありますよ?」と答えた。「あら、ほんとに?」と答える母に、「えぇ、今持ってきましょうか」と答えた。すると、「えぇ、あるなら借りたいけれど高崎さんでしたっけ?お昼御飯はどうする予定かしら?」といった。

少し間をおき「まだ決めてないんですよね」と答えたところで、高崎の携帯電話に電話が入った。「あ、もしもし、父さん?え、今家の前?」という話が聞こえた。どうやら、高崎翔の父からの電話らしい。「分かった。今行くよ」といい、電話を切ると「どうやら今、私の父と母が私の自宅前にきたみたいで、私がいないようだと電話かけたらしいんです」といった。

清崇の父が「高崎翔さんのお父さんかぁ、どんなお父さんなんだい」といった。「父は明るい温厚な優しい父ですょ。子供の頃は色々なところに連れてってくれましたよ」と答えた。「今、きてるみたいなのでいってきますね」といい、玄関へ急いだ。

玄関を開けると、そこに玄関前に立つ二人がいた。二人が玄関に気付いて向いて「父さん!母さん!」と呼び驚いた顔をした。父は、酒、母は食材を持っていた。


「あら、翔元気?自宅3の1ょね」といった。「実は隣にこしてきた人がいて自宅に上がらせてもらってた」と答えた。

「こんにちは。高崎翔さんのお父さんお母さんですか。私新世ね清隆といいます。ここで話すのもなんですからさぁ!入って」といった。そんなこんなで、1人から3人4人6人になった。このアパートには、シェアルームがそれぞれの階に3つあった。

キッチンとソファー、テーブル、トイレがある。二人はシェアルームを使って鍋にしないかと提案した。高崎が鍋や皿が必要だよというので、それぞれの自宅から必要なものを持って六人でシェアルームへ移動し、鍋を食べた。

皆でお酒を飲み、意気投合した六人だった。その日は、それぞれの自宅に泊まって次の日それぞれの父母は帰っていった。

楽しいひととき

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