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先生

新しい世界を作りたい。それが主人公新世清隆の夢だった。

～4月～春～

この広大な面積を誇る桜公園には、桜並木がある。毎年、華々しく桜の花を咲かせる桜たち。有名なこの場所には毎年、満開の桜を見ようと多くの人で賑わう。今日の今、その見頃をむかえた満開の桜たちが我先に見て欲しいとばかりに待ち構えていた。その桜を一目見ようと今多くの人びとが押し寄せていた。友達、カップル、家族、楽しい時間を過ごしている姿を、桜公園近くのアパート三階に4月から新しく入居した１人の男が眺めていた。

4月から桜公園近くの、東大中学校の先生をつとめる新世清隆(にいせきよたか)さんだ。「楽しそうだな～。なんかいいなぁ,,,」

入居して近所に挨拶回りをした時に、仲良くなった隣に住む独り暮らしの高崎翔(たかさきしょう)を誘うことにした。連絡先は交換してある。

携帯電話を取って、何気なく操作をする。ルルル「あ、もしもし。隣の新世です」

桜に誘われた主人公は,,,。