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王様と王妃様

とある国の後宮事情 ~王と王妃の閨事情~

作者: 兎花

本編をお読みになる前に必ずあらすじの確認をお願いします。人によっては苦手な内容の可能性もありますので。


 夜の帳の中で蠢く者は悪党だけとは限らない。闇の中でこそ淫靡な夢は鮮やかな彩を持って人の欲望を刺激する。そこに魅入られた者たちは底知れぬ悦びにより深みへとはまるのだ。



 王妃はソファに腰かけて、お気に入りのお酒を呑んでいた。その姿は湯浴みを済ませ前合わせの上品な寝衣に身を包んでいる。まだ少し濡れた髪は三つ編みにして横に流し、唇には保湿性の高い少し色のある口紅をはいていた。


 室内には王妃以外の誰も居ない。


 燭台の灯はぼんやりと王妃の周りを照らす。


 琥珀色のお酒をゆっくりと口に含み、そのまろやかな口当たりを楽しむ。


 部屋のドアをノックする音が穏やかな時間を現実に引き戻す。入室を促すとゆっくりドアが開き、王妃付きの侍女の一人が国王の訪れを告げた。


 さほど間を置かず、身支度を整えた王が入ってくる。付き従う従者達は一礼して去っていく。


 ドアが静かに閉まると何とも言えない静寂に包まれた。


 王妃は立ち上がったまま王を迎え入れ、男が座った後促されてから座る。


「もう呑んでいたのか」

「はい、お待ちしようかとも思ったのですが、この誘惑には勝てませんでした」


 王がグラスを持つと王妃が酌をする。トプットプッと濃厚な酒の気配に王も僅かに口許を緩めた。


「――美味い酒と美しい女は似ているな。どちらもその味を知ってしまえば安物などでは満足できなくなる」


 王妃は口許に薄い笑みを湛えたまま、賢明にも言葉を返さなかった。内心はどうであろうとも、その笑みは優しさに満ちていた。


 王は静かにグラスを唇に当てると一口、舌の上に流し込む。瞬間、鼻を抜ける酒精と強い果実の匂い、それとは逆に舌先に感じる刺激は柔らかく、僅かな甘味に笑みが深まった。


「――美味いな」


 満足そうな男の呟きに女も自分のグラスを手に取った。口に付けようと持ち上げる。


 王妃は酒が好きだった。忙しい毎日の中でこの瞬間だけは自分の為だけに生きていると思える瞬間だった。嗜む程度で酔うほどは飲まないが、それでも十分満足していた。


 しばし二人は並んで酒を飲む。


 時々口を開いて言葉を発するが二言三言のやり取りで終わってしまう。けれどけしてそれは気詰まりな静寂ではなく、むしろ心地のよい空間に仕上がっていた。


 ふと、王妃は醒めた頭で今の状況を哀しく思う。


 もしも二人の間に男女の情があったのならば、今この瞬間はとても幸せであったであろう、そう寂しく感じたのだ。


 王妃は昼間王と別れてから、ずっと考えていた。どうすれば逃げられるか、どうすれば王の気を逸らせるか。そう考えていたのだが、夕方頃には全てがどうでもよくなった。


 考えれば考えるほど馬鹿らしくなったのだ。


 7年もお渡りがなく、散々若く美しい女達を閨に引き入れておきながら、今さら王妃を抱こうとする。


 そう、今さら(・・・・)なのだ。彼女は今夜、王に“おしとねすべり”を申し出るつもりだった。これから先、閨の相手を一生辞退する旨を伝えるつもりだ。


 最初から宣言しておくべきだったのだろう。なあなあでここまで来てしまったのがいけなかった。


 ぼんやりと考え込む妻の横顔を、男はじっとりと見ていた。


「――なにを考えている、妃よ」


 夫の声に我に返る。隣を見ればこちらをじっと見下ろす夫の目があった。思わずまじまじと見つめ、その目尻に刻まれた皺に気付く。そして息を呑んだ。


 その事実は意外なほど王妃の心を揺さぶった。


 彼女の中の王の姿はいつまでも若々しいままだった。長く触れあうこともなかったせいもあるし、夜になれば盛んに楽しんでいるという報告もあって、この人は若々しいままなのだろうと思い込んでいたのだ。


 だが、こうして吐息も感じるほどに側にいれば、彼が30半ばの容姿を持っていることがよくわかる。


 王妃は思わず自分の頬に手を当ててクスリと笑った。


 それに気付いた王が優しく問いかける。


「どうした? 思い出し笑いか」

「いえ……。お互い歳をとったな、と。誤魔化す気もありませんが、化粧では皺が消せなくなりました」


 王妃がそうであれば必然的に王もそうなのだ。


 今、夫婦の間に流れるのは約20年という月日の果てに育まれた想いだった。


 王妃は王を男として見てはいないが、確かに情はあった。馬鹿な子ほど可愛い、というのを地でいく存在だろう。


 だが悲しいことに王は自分の妻に恋をしていた。男と女の違いゆえか、それとも性格上の不一致のせいはわからないが、ずっと二人の心はすれ違ったままだった。


「陛下」


 王妃は改まって男に向き直り、ゆっくりと口を開いた。


「お願いがございます」

「珍しいな、妃の方から願い事とは。なんだ? 貴女のためならばどんな願いも叶えよう」

「誠にございますか? ならば最初で最後のお願い、叶えてくださいますか」

「ああ、もちろんだとも。して、その願いとはなんなのだ?」


 甘い笑みを浮かべて女を引き寄せようとしていた男の手を押し止めて、王妃は夫の目を真っ直ぐに見詰めて言葉を音にした。


「わたくしは今後陛下の妻ではなく、信頼できる臣下としてお側に仕えたく存じます」

「え、嫌だ」


 王妃は下げかけた頭をピタリと止めた。眉を寄せた表情で首から上だけを動かして王を見た。驚く王妃と同じ表情で王は彼女を見下ろしていた。


 見つめ合うこと数秒ののち、二人は同時に疑問を口にした。


「え、なぜ?」


 先に我に返ったのは王妃だった。彼女の予想では王は「わかった」の一言でこの話は終わるものと思っていたのだ。


 それなのになぜ「嫌だ」と正反対の言葉になるのか。


「陛下は嫌だと仰られたのですか? ……あの、理由をお訊きしてもよろしいでしょうか」

「りゆう? 理由だと?! そんなの当たり前ではないか! 貴女は私の愛しい妻だ、それ以外は認めない!」


 王の剣幕に驚くと同時に、王妃の心の中は戸惑いに震えていた。


(今、この方はなんと言った?)


 聞き間違いだろうか? もしかして私の中にまだそんな願望が残っていたのだろうか。


 動揺を必死に押し隠す王妃には気付かず、王は妻の肩を掴むと、怒り半分不安半分の複雑な表情で言い募った。


「馬鹿なことを言わないでくれ、なぜ臣下になりたいなどど言う? それは私と別れたいと、離縁したいと言うことか?! それだけは断じて認められん、私の妻は貴女だけだ」


 王妃は酷い耳鳴りの中にいた。激しい動悸に息が苦しくなる。


 これだけは訊かなければならないと妻はゆっくりと口を開いた。


「……へいかは、陛下は、わたくしを……愛して、いると、仰るのですか?」


 どうか、どうか――と祈るように王を見つめた。その眼差しに男は感じるものがあったのか、彼女の白い指先をそっと握り締めた。


「ああ、もちろんだ。私はずっと貴女を愛している。初めて出会った時からずっと、貴女だけに恋をしてきたんだ――」


 王のその言葉がもたらした彼女の心中の嵐は凄まじいものだった。


 走馬灯のように脳裏に蘇る嫉妬と屈辱に満ちた日々。どれだけ王妃が傷付き涙し己の中の女を圧し殺してきたか。


 王が彼女よりも若くて美しい女を連れる度に、王妃は女を棄てて行くしか自分の自尊心を守る術がなかった。


 女として夫を求めても、彼は気が向いた時だけしか彼女を抱かない。独り、夜の闇の中で己を慰めることが日常だった。

 それでも気が向いた時だけでも触れ合う指にどれだけ幸せを感じたことか。……少しでも、まだ自分に欲を感じてくれることが本当に嬉しかったのだ。


 それが7年前からパッタリと閨を共にすることがなくなった。


 ……もう、わたくしに飽きられたのだなと、彼女は自分の中の女を無理矢理殺した。何度も何度も、圧し殺そうとして出来なかった想いを涙と共に切り落としたのだ。


 それなのに。それなのに、今更。


 王妃の心に冷たい炎が灯った瞬間だった――。




 男は長年胸の奥に積もっていた想いを打ち明けて、どこか晴れ晴れとした気持ちでいた。


 俯いてしまった妻の手を握ったまま、その肩を優しく引き寄せた。王の手に抗うことなく王妃の体が傾いだ。


「……愛している」


 その耳にそっと囁くと、彼女の体がピクリと揺れた。それが酷く愛おしい。労るように優しく肩を撫でていると小さな声で王妃に呼ばれた。


「ん、どうした、疲れたのか?」

「――陛下、申し訳ありません、お願いがあるのですが……」


 男は先程の話の続きか、と一瞬警戒したが、面を上げた王妃の顔を見て緊張を解いた。


 僅かな微笑みを浮かべてねだるように身をすり寄せてくる。その目に浮かぶのは女の媚び。


 男は思わず喉を鳴らしていた。


「実はわたくし、とても寂しいのです。子供達もわたくしの手を離れてしまったでしょう? 独りの時間を持て余しているのです……」

「そ、そうか……」


 下を見れば王妃の胸元が見えた。少し重力に従い薄くなった胸元は、それでも透けて見える血の管に指や舌を這わす想像に息が荒くなる。


 王妃の白い指先が男の胸に当てられた。そして乳房を当てるように顔を上げ、微笑みながら王を見た。


 先程まで僅かに色付いていただけだったはずの女の唇がやけに赤く見えて目が離せない。無意識のうちに顔を近付けていく。


「陛下――。わたくし、動物でも飼おうと思うのです」


 男の動きがピタリと止まった。


「動、物?」

「はい、愛玩動物ペットですわ。……ですから、陛下――」


 王妃はふと表情を消すとグッと男の胸を押した。思いっきり全力で。


 油断しきっていた王はソファの上に転がるとそのままバランスを崩して床に落ちてしまう。幸い絨毯に守られて強打することはなかったが、背中から落ちたため少しだけ息が詰まる。


 大きく息を吐き出した後立ち上がろうとした瞬間、さらなる衝撃が男を襲った。


「――ですから、陛下。わたくしの“犬”になってくださいませ」


 冷ややかな王妃の言葉が耳を打つ中、男は下半身を襲う冷や汗が吹き出すような痛みにもがいていた。


 下半身を容赦なく押さえ付けてくるそれを確認しようと、王は痛みに耐えながら僅かに頭を上げて己の足元に視線を向けた。


 そして客観的にその状況を理解した時、今まで感じたことのない興奮と快感が痛み以上に王自身を押し上げた。


 王妃の白い足が、まるでそうするのが自然だと言わんばかりに男の極部をかかとで踏みつけているのだ。しかも足を組み、下になった方の足のかかとで、である。わざわざ重みを増して踏みつけているあたり、彼女の内面が窺えた。


「妃よ……っぐあ?!」


 話しかけた瞬間、かかとにさらなる重みが加わった。思わず逃げようと体を起こそうとするが、ソファと小卓に挟まれて上手く起き上がれない。


 もがくうちに、ふと王妃と目が合った。冷ややかな、まるで死にかけてもがく虫を見るような目だ。ぞくり、とした何かが男の背筋を駆け上がっていった。


 むしろ冷たい侮蔑を含んだ眼差しに、男は――そのまま昇天してしまいそうな昂りを覚えていた。


 そんな男の内心の動きなど見透かすように女は目を眇めて組んでいた足をほどくと、器用に足先だけで男の着ていた寝衣をはだけさせていく。


 ちなみに王妃はソファに腰かけたまま男を見下ろしている。


 さすがに焦って止めようと男は手を出しかけたが、ついつい、目の前で揺れる白い太股に視線が外せなくなった。女が足を動かす度に前開きのが寝衣が広がっていき、太股が露になっていく。


(あぁ、もう少しで見えそうなのに)


 もどかしさに身を起こそうとするが、やはり阻まれてしまう。


 じたばたともがく夫の姿に王妃の口許に笑みが浮かぶ。


「――“待て”も出来ないのかしら、この駄犬は」


 そう言葉を溢すと、男の素肌を確かめるように左足を腹から胸、胸から首筋へと滑らせた。


(……ああ、ああぁぁ……)


 手のひらとは違う、滑らかなのに硬質で乾いた足の指が、わざと体の敏感な所を這う感触に腰が震えた。

 女の右足の下では今までにない昂りに早くも爆発しそうだ。


 はっ、はっ、と本物の犬のように興奮状態にある夫を見て、妻はクスリと笑った。その目の奥は相変わらず凍り付いたままで、そのことに気付いた王はさらに興奮するのだから始末に負えない。


「陛下はこういうの、お好きでしょう?」


 王妃は話ながらも左足を止めない。男の首筋を足の指の爪で撫で上げて、頬を強めにつねった後、返事をしようと口を開けたのを見計らって男の歯に親指をひっかけた。


「それは、あがっ?!」

「あら、おかしいわね。犬は言葉を喋ったかしら? ねぇ、返事は『わん』でしょ?」

「は、あ……わん」

「あら、おじょうず。ご褒美をあげましょうね?」


 ご褒美の言葉に男は唾を飲んだ。期待から王妃の右足の下の物がピクピクと蠢いている。


 王妃は酷薄な笑みで足下の男を見下ろすと、右足をゆっくりと前後に動かした。


 右足を男の下半身に、左足を男の口元に当てているため、王妃ははしたなくも足を開いた状態でいる。その上で太股の上に肘を付き上体を手で支えているので、その負荷が両足にかかっていた。


 その負荷が快楽に繋がっているのだから、男の性癖は恐ろしい。


 恍惚の表情を浮かべるペットを見下ろしても王妃は面白くない。僅かに眉をしかめて左足を動かした。


 器用に足の指で下唇を挟み思いっきり引っ張った。


「あが?!!……キャウン」


 涙目になりながら下唇を押さえていても、キチンと犬らしく鳴くことは忘れない。間違いなく、この男は駄犬だった。


 王妃は容赦なく再び男の口に足先を突っ込み、そして男を見下ろしながら高飛車に言い放った。


「――吸って?」


 その態度とは裏腹な淫らな要求に、男は呆気なく欲望を撒き散らしてしまう。


 痺れるような快楽の余韻で男の頭の中は真っ白だった。今まで感じたことのない程の強い快感に、胸の奥が満たされていく。初めて男は“満足感”を覚えたのだ。


「――あら」


 だが、その満足感も長くは続かない。男はその声に意識を引き戻された。慌てて王妃を見ると彼女の目が冷ややかに己の足元に向けられていた。


「本当に、つまらない駄犬ね。主に向かって粗相をするだなんて」


 そうだ、彼の大切な主は――ご主人様は満足していないのだ。俄然張り切って王妃の左足にしゃぶりつく。


 白い親指を強く吸い上げ、指と指の間に舌を這わせて、柔らかく噛む。チロチロと舌先で窪みをなぞれば王妃の唇から微かな吐息が洩れた。


 再び息の荒くなった王に向ける妻の視線はどこまでも冷たい。


「――こんな駄犬にはきちんと“お仕置き”と“しつけ”が必要ね。ねぇ、そうでしょう?」

「わ、わん!」

「あら、それは反抗しているのかしら」

「わわん! わわん!」

「ふふ、そう。お仕置きされたいのね。どんなお仕置きがいいの? 今回だけは特別に聞いてあげる」

「……はぁっ、ご奉仕させてくださいいっ?!」


 言った瞬間に右足が思いっきり踏みつけてきた。あまりの痛みに瞼の裏に星が飛んだ。


 そんな男の痛みなど興味がないかのように王妃は男の顔を覗きこんだ。


「わたくしの犬でいたいのなら、これだけは覚えておきなさい。お前からわたくしに触れてはならない。ご奉仕はもちろん挿入もなしよ。きちんといい子にできたのなら、ご褒美にわたくしのでイかせてあげる。……それがわたくしと陛下の閨ですわ。さて、どうしますか?」

「……嫌だと言えば、どうなるのだ?」

「もう二度と寝室で見えることはないかと」

「わ、わかった。それならばまだ犬でいる方がいい。――触れられなくとも、触れてくれるのであろう?」

「はい、基本的に足だけですけれど」


 冷たい物言いに胸の奥が軋む。例え男としては無理でも犬として可愛がってもらえるのなら――。つまらない自分にはその方が相応しいのかもしれない。


 ほの暗い激情を胸に男はうっとりと己の“主”を見つめた。



 


 

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。以下はネタバレというか、裏設定です。興味のない方はお気をつけください。






つらつらと本文を作成中にふと思ったのですが。「……これって7年の放置プレイの後のお仕置きプレイじゃ、王様の独り勝ちじゃん」


王様は本来内助の功向きです。自分から進んで表に出るタイプではないです。ですが王妃はまさに統率者向きです。公正で公平、大胆不敵で慈悲深く理性的。けして情愛に溺れることはありません。だからこそ王様は惹かれるんですね。性別が逆ならいいのに、と王様は思ってたりします。そんな人格設定です。


この後、10年くらい経てば王様も本懐を遂げられるのではないかな? なんだかんだ言って夫婦ですので、まあ平和なんじゃないでしょうか。……なんか、すみません、こんな内容で。



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