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出会い

妄想妄想妄想妄想こんな御話しを生暖かい目で見てくだせぇな(ФωФ)

「…にき!……き…………クソッ!」


「……………!!」


「わ………!、すこ……って!」



―――(ФωФ)―――



 窓から差し込む太陽の光が意識を覚醒させていく、完全に意識の覚醒がおわった泉はしばらくボーッとしていたが。


「今何時だぁ!?」


 枕元に置いてあった目覚まし時計を掴む、電池が切れたのか、針が3時丁度を指して止まっていた、まずカバンを掴み、学ランを小脇に抱え、部屋をでr


「んぁ?、開かない?」


 押しても引いてもドアは開かない、全体重で押してもびくともしない、この状況、考えられることはいくつかある、1つ目、親の嫌がらせ。


「いや、いくらあの大馬鹿親でも、学校を遅刻させるような真似は絶対にしないな」


 2つ目、ドアの向こう、廊下に何か物が置いてある、けれど、廊下には邪魔になる物は置いていないためこの可能性は薄い、3つ目、家が傾き、ドアの立て付けが悪くなっている。


「新築の我が家にもうガタがきてるとか、想像したくはないけどな」


 どれの可能性も限りなく低い、けれども、ここで大人しくしているほど良い子でもない、泉は部屋を回れ右して、カーテンのかかった窓に近づく、ガララッと気持ちいい音をたてて窓は開かれ、血なまぐさい風が部屋を突き抜けた。


「?」


 朝の清々しさに似合わないそれは、血の臭いがするのだが、同時に少し艶かしい、妖艶な感じもあった、結局、その臭いについて深くは考えずに、窓から身を乗りだした。


「こういう時、勇気を出してジャンプすれば格好いいんだろうな」


 窓からの華麗なジャンプで見事に着地!、子供の頃に泉もこの窓から飛び降りたことはあるが・・・


「下はピッタリ鯉の池だからな、まだ暖かいとはいえ、落ちたら風邪ひくな」


 結果は散々、結構深い池で、着地できずにドボーン、池の底には子供の足では届かず溺れた、そんな自分を笑いながら親父が助けてくれたことはよく覚えている、それ以来、ここから飛び降りることはなかったが。


「っし!、やるか!」



―――(ФωФ)―――



「やるんじゃなかった(泣)」


 ビチャビチャのパジャマを絞りながらベランダの窓を開ける、幸い鍵はかかって無く、ベランダと隣接した台所に侵入できたのだ、しかし、どこか違和感がある、いつもの台所のはずなのに普段とは違う、何かが決定的に違う。


「オカンー?、いねぇのか?」


 たった今、我が家にいるであろう親を呼ぶが反応は無い、台所からリビングへ、リビングでも違和感を感じつつ誰もいないことを確認、そして二階の自分の部屋へ。


「おいおい、なんだよこれは」


 自分の部屋のドアはベニヤ板と釘でしっかり塞がれていた、まるでその部屋から人が出るのを防ぐかのように、一体誰が、なんの目的でこんなことを。


「クソッ、考えてもしょうがねぇな」


 悪態をつき、階段をくだる、この家の間取りのおかげで、近所のガキからは「のび太家」と渾名をつけられている、その名称の通り階段からは必然的に玄関が見えるわけで、平和なこのご時世見ることは叶わないであろう光景を俺の目に焼き付ける。


「親父・・・、か?」


 靴箱も花瓶も全てをひっくり返したような玄関すら気にならないくらいの物が真ん中にあった。

 親父のスーツを着たミイラ、いや、息子だからこそ分かる、親父のミイラだ、近付いて見るとそれは随分と昔に死んで放置され続けた結果のようにも感じる、全身から水分や栄養を抜かれた骨と皮の死体。

 そんな泉は気づく、このミイラが親父だと理解していながら悲しんでいない自分がいること、喪失感もない、誤解されたくないから言うが、泉が感情のない少年って訳でもない、ただ、そんな負の感情すら上塗りする感情が彼の心を占拠してるのだ。


「この、危機感か?、恐怖?、なんなんだこの・・・」


 嫌な予感、胸騒ぎ、虫の知らせ、実態のない、透明な、掴むことのできない、気持ち悪い。

 彼は顔を上げる、目の先の玄関の扉が少しだけ開いている、その隙間から漂う空気はひどく血なまぐさい。


「まずは、この不愉快な臭いをなんとかしようかな?」


 彼は死体を踏み越え家を出る、開かれた青城家の柵を見て彼の目から涙が流れ落ちる。


「出るのが遅い!、それもこれも、お前のせいか」


 その涙には悲しみと恐怖が色濃く混じり、目の前にいるはずの

恐怖の根元が霞んでしまう。


道路の真ん中に佇む具現化された恐怖


青城 泉、出会う。

妄想乙!、文章描くのって難しいっ!

見てて恥ずかしい!

誰か描き方教えてぇ(ウルウル

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