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第1話
―ボランティア
一般にボランティア活動とは、自発性、無償性、利他性、先駆性の四つの要素を持つ活動のことである。
現代社会において、自分の利益よりも他人の利益を優先するボランティア活動を最も推奨しているのは小学校、中学校、高校、大学などの教育の場(大学は教育の場ではなく、研究の場ではないのかという議論はひとまずおいておく)である。例えば、わざわざ授業時間を削ってまで、学校周辺の清掃活動を行ったりする。このような活動が悪いとは思わない。むしろ、学校という小さな社会が持つ性質を考えると当たり前にことである。
しかし、授業の一環として、強制的に参加させられる活動は、本当にボランティア活動になるのだろうか。強制的に参加させられるという時点で、参加者の自発性を失われているのではないか。
このような考察があったのかはわからないが、教育の場において、ボランティア活動を行う学生の自発的な組織が多く存在する。特に、大学のボランティアサークルが代表的であるが、大学以外にも同じような団体は存在する。きっと、私立永山高等学校ボランティア部も昔はそんな団体の一つであったのであろう。




