森ー1 717 エルフ万歳 ※
定番エルフで。 ※フィクションです、許して。
森ー1 エルフ万歳 ※
どうやら自分は一度死んだらしい。
「得夫さん、エルフはもう古いと思う。時代はバスケよ。」
喫茶「ドット・オール」で彼女は言った。いや、今更バスケって、そうなのか?
「で好きな人が出来たから別れましょう。じゃぁねぇ~、あ~○平様~」
……勝○かよ、今時それかい、コアな趣味すぐる……
ワンルームのアパートで「みてみぃ」のエルフ画像を見ながら自棄酒、いつの間にやら寝落ち。
寝煙草で全焼らしい。良かった「危険開封厳禁」のお宝は萌えた…いや燃えたらしい。
『じゃ守野さんは、エルフの居る世界でいいんだね?出来るだけエルフの集落のそばに転生希望と』
43級神アイダ様がおっしゃった。やた、エルフ マンセー。薔薇色の人生が。
え~と、何で木の上?下に猪もいるし。緑色の猪ってありなの?
シュッ トスッ 軽い音がしたと思ったら 猪もどきに 矢が一本。
と思う間に次々に矢が生えていく。
「仕留めたか?」
助かったのか?藪を掻き分けて、人影が。亜麻色のストレートに、木の葉の様な耳、中性的な顔立ち、スキニーな体形。
リアル・エルフだ。アイダ様GJ!。
「あっ!裸猿がいるよっ。黒い毛並みって珍しくない?」
「本当だ~、ブサカワだ~。家で飼おうかな」
「止めなよー。雄みたいだし、発情期に吠えたりして五月蝿そうだよ」
「ブサカワは、家のノンちゃんだよ。お婿さんに連れ帰ろうか?」
「キモカワでしょ。躾ければ良いでしょ」
え?何?エルフってこんな性格なの?むかちゅく~。
「あ゛?亜人が、人間様に何言って……」
シュッ トスッ うゎ!当たるって。
「裸猿が、妖精様に対して礼儀が成ってないね。躾は、ちゃんとしないとね。《萌蔦捕縛》」
蔦に絡まれ動けません。○平様、助けて~。
亜人て言葉 そこまで人間偉いのって感じだよね?