放課後の英雄たち　～やり込んだVRMMOは異世界人が運営する英雄育成シミュレーターでした～

「これはナイショの話なのですが――」
　加賀見　蓮《かがみ　れん》は、ある日、やり込んでいたVRMMOのスタッフから、フルダイブシステムのテストプレイに参加しないかと持ちかけられる。
　仲間と共にテストに参加してみると、ゲームの世界とそっくりな異世界に、あらかじめ用意された人工生命体の身体に、精神体が憑依する形で召喚されてしまう。
　最初は戸惑う蓮たちだったが、ゲーム内で使えた技や魔法がそのまま使用でき、達人レベルの動きが出来ることに興奮を覚える。さらに蓮は、適性テストでSランクのスコアを叩きだし、周りから一目置かれる存在に。
　異世界人たちに英雄と呼ばれ、もてはやされる一行。まずは身体を慣らすためにもと、ゴブリン退治へと向かうことになったのだが……



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