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marumarumaru88  作者: 第六感
6/7

006

「僕は基本的にネットストーカーなので情報の出所はネットです。

僕に情報をつかまれた人はネットを恨んでください。」

わかったよ

「Natsume Imaiさんは空手をやってたんですね」

「そうですね

言い立てていきます。

気になったら茶々を入れてください

Natsume Imaiさん,珍しい名前なのでよかったものです。運も良かった。「なつめ」という漢字を総当たりのつもりで検索しました。棗,夏目,捺と。この気合を他につかいたい。

埼玉中央道場の試合結果とツイートを当てに

そこから出身高校を割り出しました。

僕が発生させた波があるんです。

『Natsume Imaiね。

物静かに教室で本とか読んでる人だったんだけど切れたら何するかわからないやつでした。

椅子とか投げたり授業内のスライドショーで嫌いな人を攻撃したりしてました。

でもガタイがいいので誰も止められなかった感じでした』」

あークラスメイトです。

高3の

スライドショー何?知らん

「藤子さんに送ったので

嫌でしたら取り消しますが,藤子さんにも見てもらいたいです。」

いいよべつに

彼の中では事実なら

「あ,いいなら藤子さんに送る必要ないですね。

隠すかなと思って

これを見たぼく『藤子さんを逃がさなきゃ(使命感)』」

おかしいなあ

「よっぽど僕の方が危険人物なんだよなあ」

そんなこと思われてたとはショックがでかい

清水はどう釣ったの?

「向井さん伝いにノハラさんサムさんが釣れてそのおまけで連れた形です。」

最悪のメンツだ

今井棗を言語化するな,か

「正解です。そのツイート主の高校ですね」

はああ

「あなたの情報はここまで」

「次はだれにしましょう

高木さん高校時代は福士蒼汰と呼ばれていました…高身長でさわやかなイケメンなんでしょう」

うん

「それにご友人もとにかく多い

守りも堅い」

俺の守り!!!!!!

ない!!!

「藤子さんの情報も死守しましたね」

「お詫びに僕の身長と体重でも教えましょうか?」

きく

「178/62」

密度低いな

ん,高木それだけ?!

あいつ今の彼女と付き合いだしたの,彼氏がいるころからだぞ

あとねあとね

ぐすん

「聞き出せなかったんですもん」

「僕が知っている高木さんの情報はあとは住所とかです」

どうやって

「一般公開しているのが悪い

グーグル+です

フルネームでTwitterもインスタもやっているのに

これしか情報がない

あと高木さんは一部男子から相当嫌われていますね

嫌われているゆえに情報を履いてもらえなかったのを思い出しました

『同じ高校だったけどもうかかわりたくないので質問にはお答えで決ません』と。

そういう対処をされた可能性もあります」

僕の情報をペラペラしゃべった人はかかわってくれるのかな

「00大学付属高校の人は全く持って関わろうとしてくれませんでした」

「あとすぐに高木さんに伝わりそうなので止めましたw」

「いとチキン」

「あと東さんにあきらめきれない女の子がいるということしかわかりません」

それはわからないんか

「わかりませんTwitterみれないので

でもあきらめていた心がぶり返したらしいことはわかりました

藤子さんのことはあきらめられたみたいですよ」

わかるのか?

「正直わかりません

彼氏ですといってから明らかに冷静さを欠いているので,少なくともどうでもいい奴ではないでしょう」

「問題は梅林さんなんですよ

彼面白くって」

知らない

ぜんぜん

見つけるの遅かったんだよね?

「まず,彼の名前の漢字も珍しいうえTwitterで調べるとすぐにアカウントがヒットしました。しかし,アカウントに演劇同好会要素がなかったので本名のTwitterと役名のインスタの情報がつながらなくて」

面白いってそれだけ?

「比較的最近動画サイトにケツをあげていて度肝を抜かれました」

下ネタなんでも面白いと思うなよ

「かれは口にこぶしを入れることができます。」

写真,若いな

「すごい特技ですよね」

「それから,二浪して00大学に入ったことにコンプレックスを持っていてテレビインタビューを受けています。」

2浪は知ってた

TV?

「『「大学決まった」「とはいえこれか」』」

まだある?

「僕これからバイトなんです」

「今日中に語り終わらなさそう」

ありすぎるだろう

「藤子さんの情報が多いです」

僕も彼女を迎えに行かなきゃ

「藤子さんに言っておいてください」

雨降ってるし

何を

「Twitterのアカウント多すぎて情報過多」

ほお

いくつ見つけた

僕はまだ2つ

「7w」

負けたw

把握されるわけだw

何のバイト頑張って?

「この根気を基礎外の試験に使いたい」

「ちゃんと彼女を家に送り届けてあげてください」

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