004
「僕今日行ったんですよ
00大学の学園祭に」
おっとお
マジかよ
言ってくれればチケット割引で売ったのに
何が印象に残った?
「学食ですかね
あとお笑いライブも」
そうか
面白かった?
「面白かったです」
いいね
「僕のことを友人の仇敵だと思っている人がいるかもしれないと思うとw」
いい性格だな
「猪屋さんから,カイトウランマまでを見ました」
やってたやってた
演劇したくなった?
「初めてみました。」
君の大学の演劇同好会に入って勢力を伸ばせば出会いがあるかも!さあ君も演劇同好会に!!
なんてね
「ははーんその手があったか」
「w」
なんて
そんなにない話でもない
「――大学演劇研究会」
ゲームにはなる
うん。唐突なやつだ
「――大学ですか」
はいはい
困っちゃいます
入れば?
――演研
『誰でも歓迎,大学演劇界のアメリカ。移民の国』らしいよ
「あなたは藤子さんと僕を近づけたいんですか?遠ざけたいんですか?
遠ざけたいに決まっていると思うんですけど」
どう思う?
うふふふふふふ
あのね
僕は君の手段をとがめている
普通の求愛行動を制限する理由はないんだよ
出来ればそうして欲しいと考えている
好きな子に危害は加えない?
好き?
真剣?
君の意見を聞きたい
「好きです」
「真剣です」
「危害を加えないかはわかりません」
DVダメ―
「それにそういえるのは藤子さんが自分の下から離れていかないという自信があるから言えるんでしょ」
そうだよ
正当な勝負をしよう
ってこと
はっきり言って慣れた
こちとら君で4人目の恋敵じゃい
「それみんなおかしい奴んですか?」
んー
それはわからない。
関与しないうちに藤子さんが振った人もいるから
核心に近づいてきた感があるね
君の落としどころとか聞きたい
どんな状況に導きたいの?
「僕は藤子さんを知りたいです」
どこまで
「どこまで教えてくれますか」
『くれる』ってだれが
「皆さんがです」
ある意味なんでも教えられるよ
伝えられることには限界がある例えば聴覚とか
声聞いたことある?
「少しだけ
「なぜですか」
どんな音かって正確に説明できる?
「正確には無理です」
ということは君に藤子さんの声を伝えることはできない。
つまり同様に伝えられる情報はそれぞれ片手落ちだ。
「顔も知らないNatsume Imaiさんのことをうらやましいと思ったり妬ましいと思ったりする自分が滑稽です。」
そうなるよな
もしdmやめたらもうこのやり取りは終わりにしよう。
不毛だもの
彼氏が恋敵にやさしいなんてただの嫌味だ
俺だったらそんな登場人物はとっとと死ねと思って頁をめくるね
「藤子さんに何か言われたんですか?」
いや
なにも
「藤子さんてかわいいですよね
けど以外にかわいいだけじゃなくて」
そうなんだかわいい以外に
「口調がすごくいいんです」
ああ
「皆さんにも普段からああいう口調で接しているんですか?
なんか男性の友達ができるのもわかるなあと思います
にやっと笑ってはつらつとしゃべってそうな感じがします。
男勝りな口調で」
いいよね,うん
わかるよ
ちなみに僕に女の子の友人ができるのはわかるなあって言ってくれる?
「Natsume Imaiさんって人類皆兄弟って感じですもんね
女性とでも全く問題なく友人関係を築こうとしそうです。」
草
www
「僕とまともに話そうとするなんて」
「よっぽど変わった人なんだろうなあって」
「東さんに最初にDMした時のことなんですけど
東さんに誰だお前はって聞かれて僕が彼氏ですって言ったんです
そしたら彼」
「死ね
おめーかよ」
って」
「この時僕は藤子さんに彼氏がいることを確信したわけですが,彼氏とわかった瞬間にしねが出てくるなんて一体全体どんな人なんだと思ったものです」
やめてえ
スクショある?
「探してみます」
「東さん当たり持ってるかもです。」
東はある意味君を同じ立場なんだ
「そうなんですか」
誰にも言うなよ
「すみません,そのスクショだけないw」
びっくりしすぎw
かれも藤子さんが好きだったんだよ
「恋敵1/5だったんですね。」
うん
「OMG」
せやな
親近感わく?
「是非お話したいけどブロックされているのでできません」
残念ですね
ブロックするよそりゃあ
普通
「そうですよ
普通」
一目惚れでネットストーカーしないもん
普通
「ネットストーカーに彼女との友好な人間関係を推奨しないですよ
普通」
「藤子さんの好きなのもなんだか不思議で」
藤子さんが?を?
「えっと,藤子さんが好むのもです。」
イイ男だろ?
「♡」
♡
ノリがいい。
「僕はNatsume Imaiさんがやっていることは正しいと思います」
やっていること?
「僕の藤子さんへの攻撃意欲をそいだので」
w
君は賢い子だね
「なぜですか
ずっと僕をとめようとしてたじゃないですか」
ふざけているように見えたと思うけどなあ
「僕が彼女のことを聞き出そうとしてもあなたは核心を突くことは答えていないし
僕の彼女への嗜虐心は普通だから僕は以上じゃないからといってボクの興奮を落ち着けて
さすが偏差値73の高校を出てるだけのことはあるというか」
「なんて」
あおってんのかこらw
♡
ふん
「なんかこういう形じゃなくて」
おやおや
「修学旅行の夜に一番仲良くなる友達とかになりたかったです。」
まだなれるよ
「そうでしょうか」
だから犯罪はやめてこっちにこいよ
未然に防ぐなんて最高の正義の味方だろ!
♡
「正義の味方ですね」
笑うかい
「笑わないかはわからないです」
「でも正義の味方の周りには笑顔が似合いますよ」
僕は他人が好きだ
いいことをするんじゃないすべきことをするんだ
僕は他人に影響を及ぼしたい
君の人生はもはやボクの影響を受けて変容した!
♡
「でもまだ僕は藤子さんのことが好きです。」
そうだね
いや
いいよ
その考えが変わらないなら
「だから僕は藤子さんのことを知れるだけ知りたいです」
もっと見てくれのいい女はいっぱいいるだろう
キミを好きになるいい子もこれから現れる
「それはあなたにも言えることですよ」
いいや
「Natsume Imaiさんは人としてちゃんとしているんだから」
「ここだけの話」
うん
「Natsume Imaiさんこそモテる方でしょう」
またまた
何をおっしゃる
「人類皆兄弟って感じなので」
近親相姦じゃねえか
♡
「人類皆兄弟!彼女のネットストーカーも友達!みたいな人なら普通の女性くらいファミリーになっちゃうんじゃないかなとw」
いや,というか
ちゃんとした男に藤子さんは釣り合わないとでも?
なぜか藤子さんに告白する奴は一度藤子さんをけなすらしいぜ
「Natsume Imaiさんも貶したんですか?」
そのつもりはなかったけどな
「どんな風にですか」
恥ずかしいからやだ
♡
「なんか」
「なんか」
「のろけられた」
♡
ラブラブなんで
ま,結局
♡
「本当ですか?」
本当だよ
だから他を当たってくれ
おやすみ
「本当ですかー?」