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三宅町の赤いカブ  作者: Elena
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昼食

 昼食を食べる場所は一箇所。

 コントロールタワーとパドックを挟んで向かい側の小さな建屋が食堂だった。

「人気メニューはもつ煮定食。」

 と、神梅は言い、皆揃って、もつ煮定食を頼む。

「あの、さ―」

 大間々が言う。

「カイ、さっき、誰と話していたの?」

 水を飲もうとした手を止めて、何と答えるか考える。

「えーっと、その、何の話?」

「俺が、根利がピットインするって言った時。」

「あぁ―。」

 そうだろうと思っていた。最も、それ以外に誰かと話した事と言えば、根利のショップの人。

「インテリ系の女子。でも、なんかズボラ。おまけに娘連れていたけど、あの娘どこかで見た事あるような―。」

「あっあぁえっと、根利の事を追っていたら目が合っちまって!」

 ジタバタしながら答えたら、「モツ定19番」と呼ばれたので、取りに行く。

「ところで、カイ。飯食ったら、ちょっと二人で歩かない?」

 根利が言った。

「えっ―?」

「デートって言ったらそうかもだけど、そうではない。少し話したい。」

「レースの後ではダメか?」

「引っかかっている事がある。引っかかったままレースしたら、危ないから。」

「-。」

 根利の言う事の意味は分かる。

(気の緩みやミスが命を落とす可能性だってある。だからこそ、厳しく指導をするのだ。)と、オートレース養成所の教官が言っていた。

 そして、ミスと言う物は、何か心の中に引っかかっている物が原因で誘発される事もあるのも知っている。

 だから付き合う事にした。


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