なろう系を好む人で男性はおそらく劣等感や無力感、女性は孤独感などの心の闇を抱えている人が多いのではないかな?
さて、カクヨムで累計人気2位の”異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~”という作品があるのですが、Amazonの評価は結構極端に分かれている気がします。
この作品に限ったことではないのですが、いわゆるなろう系の作品って、評価がすごくおもしろいというのと気持ち悪いみたいな両極端なことが多い気がするのですね。
で、加藤諦三さんの「苦しくても意味のある人生」に出てくる言葉を見て、なんとなく思ったことがあります。
それは、
今の自分の立場や状況に納得がいっていないが、自分で状況を変化させることをあきらめてしまっている、劣等感、無力感、絶望感などが強い内面的弱さがある人は、容姿や権力、地位、あるいは金や単純な暴力的強さによってその心の弱さを補完しようとする。
といった感じなのですが、
”異世界でチート能力を手にした俺は”の主人公である天上優夜は、最初は不細工ないじめられっこでしたが異世界にいって強くなり、イケメン化してもてまくるってのはまさしく、イケメンになれれば、力があれば社会から認められ、女性が勝手にする寄ってくるようになるという、願望そのもののような気がするのですよね。
それと、これはなろうの女性向け作品にも当てはまりそうですが。
人から愛されることばかりを求める人は、いつも不満である。
なぜなら、人への要求が大きすぎるのである。
という、自分が愛することより、能力と社会的地位に外見を兼ね備えた異性から愛されることばかり求めすぎるのも、結局は内面的弱さによるものなんじゃないかという気がします。
まあ、私はかろうじてバブル世代に就職できた口ですが、就職氷河期以降に就職した人たちは無力感とか絶望感が大きくなるのは当然の環境だとも思うのですが。
これ親が高度経済成長期からバブル期にかけて就職してる場合でその子d喪が就職氷河期以降に就職した場合では意識にずれが大きすぎると思うのですね。
バブル組って大して努力しなくても、能力が高くなくても就職できて、会社の中で偉そうにしてる場合が多いですけど、就職氷河期以降の人はそうでないので、社会はなんでこんな理不尽なんだと思いたくもなるでしょうし。