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悪役令嬢なんてめんどくさい。

初投稿です!

文章も構成も未熟で矛盾や疑問があるかも知れないですが、大目に見てくださると嬉しいです(^o^)

感想&評価がもらえたら嬉涙がちょちょ切れます。

 

「きゃーーー!リオネ様ぁぁぁ!!!!」「今日も尊い…!」「安定の凛々しさ素晴らしきお姿!かっこええ」


 テレビの画面にむかって両手を組み合わせて目をハートにさせながら叫んでいる少女。


 《ローダンセ恋愛録〜運命の人〜》約して「ロセ恋」。これは少女ーー大森 飛鳥(おおもり あすか)がはまっていた人気乙女ゲームの名前である。


「ロセ恋」とはヒロインの少女が学園でイケメン攻略対象6人と出会い、物語を進めていく中で自分の運命の恋を見つけるーーというありふれた恋愛シュミレーションゲームだが、攻略対象のキャラクターが多種多様にイケメン揃いでそのイケメンとの恋を楽しめる・・・と女の子たちにとても人気だったのだ。


 そう。普通ならばイケメンにはまり。イケメンとの恋を楽しむはずなのだが、飛鳥がときめいていたのはイケメンではなくゲーム内に登場するお姫様の()()()のーーリオネ・アルーラにだった。


「あ~あ、私もかっこいい女騎士になりたいなぁ〜。」



 プツン。と、何かが途切れ目覚める。


 …これは前世の記憶?




 ************


「リオネ様…。」


 そう名残惜しそうに言ったのは公爵令嬢イベリア・ティーガンー・・・セオドア帝国の筆頭公爵家ティーガン家の愛娘である。


 ああ、そうだった。私は確かに大森 飛鳥として生きて、そして事故死したのだった。

 ……って、前世の私本屋帰りのほくほく気分の浮かれ足で赤信号に気づかず車に引かれて事故死とか馬鹿すぎでしょう?!

 思わず頭痛がしてしまうほど頭がお花畑状態な前世の私だったので突然死んでしまったことへの後悔や悲しさよりも呆れと情けなさが勝ちなんとも複雑な心境になってしまった。


 父さんや母さんには悪い事をしたな…。なにせ、乙女ゲームにはまり勉強せずの毎日、さらには浮かれ足での突然の事故死だ。とんだ親不孝者ではないか。心の中で前世の両親の幸福を願い、なんとか感情の整理をする。


 まあ、過去の事を悔やんでも仕方ないわよね!前向きにやって行きましょう!YESポジティブNo moreネガティブ!!ーーとてつもない前向き精神なイベリアであった。


 ところで、気になっていたのだけれど、イベリア・ティーガンってやっぱり「ロセ恋」に出てくくる当て馬悪役令嬢…よねぇ?

 この世界は乙女ゲームってこと??


 はぁ、前途多難じゃない。ゲームのイベリアってヒロインに嫉妬してネチネチいじめ抜くのよね…。

 めんどくさいわ。だって前世の記憶を思い出した今の私、王子様に興味ないんだもの。嫉妬しようがないじゃない。何より前世の私は16歳。初めて会うのが7歳でしょ?お子様なんて好きになるわけないのよ


 それに私、ストーリー通りだと18歳でヒロインと王子とその側近達に断罪されてどのルートでもとにかく最後は死ぬのでは?…え、死ぬのワタシ。悪役令嬢だけなあって美少女だし、それに中々なハイスペックだし18歳で死んじゃうとかもったいなくない?早死が運命なんてあんまりじゃない。

 

 それじゃあ死にたくないし、女騎士になりましょう!!


 だってこの世界には魔法も剣もあるのよ?前世では絶対に無理だったけど今なら叶えられるじゃない!

 それに女騎士になったら王子の婚約者にもならなくていいし、つまりヒロインの恋愛に巻き込まれて死ぬことないってことよね。死亡フラグ叩きおったなり〜☆

そして私はリオネ様と騎士になるのよ!


 そうと決まったらまず婚約者にならない為の準備しなくちゃね!筆頭公爵家の娘の私はまず間違いなくこのままいけば王子と婚約するはめになるけど、幸い私はまだ4歳。王子との婚約が7歳の時だから時間はまだある。なんとか対王子様との婚約計画を考えないと!!


 ふふふ、女騎士はやっぱり度胸と知恵もないとね!


 さあ、私の華麗なる女騎士デビューへ行動開始よ!!









 

どうだったでしょうか?

ありがちな乙女ゲームの転生物語ですが、私も読者のつもりで考えて書いてみたので、楽しんでいただけたら何よりです!次の話もぜひに!!

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