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パパの手料理 byハル



 パパの手料理



 

 パパの子供、ハルです。


 パパの手料理は、ありていに言ってマズい。


 パパが味付けすると、味が薄くなり過ぎるのだ。


 どれくらい味が薄いかと言うと、例えば、冷やっこを食べる時、


「豆腐の味がしなくなるから醤油なんかいらないよね」


 と、言うくらい。


 パパの料理は、食材それぞれが好き勝手に別々の味を主張して、乱雑に散らかっていて統一感がなく、お互いを邪魔しあっている。


 お互いにケンカして、殺しあっている感じ。


 ありていに言って不味い。


 だから、パパが料理する時は、必ず誰かが味見をして、調味料は必ず市販のものを使わせる。


 間違ってもパパに、塩、胡椒、醤油、味噌を扱わせてはいけない。


 誰が使っても味が決まっているタレやドレッシングを使わせなきゃいけない。



 ところで、パパ。なんでママは不機嫌だったの?



 ん? 小学校の先生から電話があって「ハル君が宿題をやって来ない」だって?



 あっ、やっべ





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