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揺れる心の行先は

「私の母はね、父と出会った時には婚約者がいたんです」


 淡々と話す彼の声はいつもより少し低い。感情の読み取れない碧の瞳はいつもの通りだ。


「見てくれだけは良かったですからね。母をひとめで気に入った父は、割って入ったんです。父には正妻がいたのに、です。身分の高い父からの求婚であれば、断れない事情もあるでしょうが……母はあっさりと婚約者を捨てて父を選び、父の愛人となりました」


 わずかに眉根がゆがむ。


「地位も資産も十分な父のものになれば、一生遊んで暮らせます。それに、野心も少なからずあったのでしょう。父にはその頃既にふたりの男の子がありましたが、この先何が起こるか分からない。自分の子が後継ぎにでもなればしめたものだ。しかし、結果的に、母が生んだのは五番目の男の子でした。その頃にはもう母は自分の子どもに期待することをやめたんです」


 はは、と乾いた笑いが空気を震わせた。


「今はね、母はいかに父の財産を使って面白おかしく生きるかということだけを生きがいに暮らしている。父はそんな母に愛想を尽かして寄りつきもしない。それも仕方のないことでしょう、父には似たような愛人が何人もいるのですからね」


 挑むような視線がレティを射抜いた。


「あなたの言うとおりですよ。私は愛なんて知らない。それを教えるべき両親の間にすら愛など存在していないんです」


 そこまで話してから、ディーはにこりと綺麗な笑みを浮かべた。張り詰めた雰囲気がなくなって、もとのつかみどころのない彼に戻ってしまう。


「……面白くもない話をしてしまいましたね。忘れてください」


 今日は帰ります、と小さい声で言って、踵を返したディーの背中に、レティは疑問を投げかけた。


「それは誰に聞いたんですか?」


 今でなければいけない、そう思った。明日になれば、きっとまた彼はいつもと同じように完璧な笑顔の仮面をかぶって、何もなかったようにふるまうに違いないのだ。感情の揺れが収まりきっていない今でなければ――何も変えることはできない。


「え?」


 首だけで振り返ったディーは怪訝な顔をしている。構わずにレティは続けた。


「その話はご両親から聞いたんですか? それとも他の誰かから?」


「私は父の正妻のもとで育ちました。母とはたまに顔を合わせるくらいですし、父とはもっと接点がありません。それに、わざわざ両親に聞かずとも、口さがない者はどこにでも……」


「ちゃんと聞いた方がいいです」


 ディーの言葉をさえぎって言う。


「ひとの噂はあてになりません。本当のことはそのひとにしかわからない」


 レティにも身に覚えがある。

 言ってもいいものかどうか少し逡巡した。これは多少なりともこの森の秘密にかかわることだ。本当は外の人間に話していいことではないけれど。


「……私がこの森に来ることになった時、村のひとは皆噂しました。母が私を売ったんだと」


 ディーは無言でじっとレティを見つめている。何か余計なことを聞かれる前にと急いで言葉を紡いだ。


「でも違ったんです。それは、私の将来を考えた末の決断なんです。先の短い母は幼い私を置いていくことを恐れて、自分がいなくなった後の保証を求めたんです。それが、ひとから見れば私を売ったことになるかもしれないとしても、あの時点ではそれが最善だった」


 母は別れる前に泣きだしたレティに言い聞かせた。悲しいかもしれないけれど、今はこうするしかないのだと。自分も泣きそうな顔をして、それでもなんとか微笑みを浮かべて。


「それがわかっていたから、私は誰に何を言われても平気だった。ひとが何を言おうと関係ないんです。私は母の真意を知っている。だから、それを信じるだけなんです」


 余計なことを言っている自覚はある。自分はどうしてこんなお節介なことをしているのだろう。本当はこんな関わりを持つべきではないのに、なぜか放っておけなかった。


 でもこんなのはただの自己満足でしかない。レティの考えを押し付けたところで仕方がないのだ。


「余計なことを言ってごめんなさい。ただ、そういうこともあるかもしれないって知ってほしかっただけなんです。人間は話をしないとわかり合えない生きものですから」


 今さらいたたまれなくなって俯いたレティの耳に、かさりと落ち葉を踏む音が聞こえた。顔を上げると、ディーが目の前で見下ろしていた。見下ろす碧の瞳がゆらりと揺らいだ。


「……そんなこと、知る必要がありますか。私は現状に不満がないというのに」


 不満がないと言いながら、揺れる瞳にはどこか不安定な色が宿る。


 ああ、だから。

 レティは理解した。自分がこのひとを放っておけないわけを。


「あなたが寂しいと思っているのなら」


 このひとは私と同じ。孤独なのだ、きっと。


 目の前の男をやっと理解できた喜びに、自然と笑みが浮かぶ。

 ふわりと浮かんだ笑みに、ディーは驚いたように束の間息を止めた。


「寂しい、なんて……」


 ディーはふいと視線をそらして横を向く。頬が少し朱に染まっているように見えたのは、いつのまにか傾きかけた夕日のせいかもしれない。


「もし噂の通りだったらどうするんです。面白くもないわかりきった事実を今度は当事者の口から聞くことになるだけです」


 拗ねた子どものような口調でディーは視線を合わせないまま言う。


「面白くもないわかりきった事実とあなたが認識しているものなら、何度聞いても、誰から聞いても同じでしょう? でも、もしご両親の口から直接聞くことでこれ以上傷つきたくないと思うのなら、無理をしなくてもいいんです」


 レティは子どもに言い聞かせるように言った。

 何が辛いかは本人にしかわからない。その人のためにいいことだと思っても、無理強いをすることはできないのだ。


「良い結果にしろ、悪い結果にしろ、行動には結果が伴うものです。そしてそれは少なからず今後の人生に関わるでしょう。どんな選択肢だってきっと間違いじゃない。けれど、もしあなたの心が楽になる可能性をはらんだ選択肢があるとしたら、それは素敵なことだと思いませんか」


 いずれにせよ、レティには可能性を示すことしかできない。あくまでこれはディーの問題だ。


「あなたが変わりたくないと思うのなら、何も行動を起こさないのが正しいのかもしれません。選ぶのはあなたです」


 言い終えて、レティは息をついた。

 随分と好き勝手にしゃべってしまった。冷静になると少し恥ずかしくなって、レティは目を伏せた。


「えっと……、偉そうなことを言ってごめんなさい。でも、なんだか放っておけなかったから」


 あの日の怪我と同じだ。余計なお世話とわかっていても、言わずにはいられなかった。もしかしたら少し嬉しかったのかもしれない。村のひと以外はしゃべることもほとんどなかったし、似通った孤独を抱いているひとは初めてだったから。


 沈黙が降りて、レティはなんだかいたたまれなくなった。ちらりと盗み見たディーの横顔はいつもと同じように整っていたが、どこか沈んでいるように見えて胸がちくりと痛んだ。

 かける言葉が見つからなくて、ぺこりと小さく頭を下げるとレティは踵を返した。ディーの静かな声がその背中を追いかける。


「その時は、一緒にいてもらえませんか」


 振り返らなくても、声音から不安げな様子は伝わってきた。できることならその願いを叶えてあげたいと思ったけれど、レティには約束はできない。


「……私がこの森から出ることができたなら」


 肩越しにそう答えると、レティは逃げるように駆けだした。


 彼に失望を与えてしまうことが申し訳なくて。

 そんなことができるはずなどないことを、自分が一番よく知っていたのに。


 * * * * * * * * *


 今すぐにでも抱き上げて馬に乗せてしまえばいい。


 とっさにそう思ったけれど、行動に移す前に彼女は風のように走り去った。振り向くことなく去る背中をひきとめることもできずに、ディーは言葉もなく見送った。

 小さな背中は彼を拒絶するように遠ざかって行く。誰よりも諦めているのは彼女なのではないかとふと思い至って、なんだか歯がゆくなった。


 やがてレティの姿が木々にまぎれて見えなくなると、ディーは知らないうちに詰めていた息を吐き出した。


 あんなことを言われたのは初めてだった。


 今よりはまだ世界に希望を持っていたころ、両親の話をひとにしたことは何度かある。その度に『可哀そうに』と言われ、頭を撫でられたり抱き締められたりした。そのぬくもりはただひととき彼の孤独を慰めたかもしれないが、それは所詮一時的なものでしかなく、彼の心に空いた穴が埋められることはなかった。

 それはいつまでも同じことだと悟ってからは、彼がそんな話を口にすることはなくなった。生産性のない作業は無駄でしかないし、憐れまれるのは好きではないのだ。


 今日に限ってあんな話をしてしまったのはなぜだろう。


 少し腹が立ったのかもしれない。自分の知らないものを知っているという目の前の小娘に。彼女の美しい灰色の瞳に、世の中綺麗なことばかりではないと突きつけたかった。世界の汚濁を知って傷つけばいいとすら思った。


 なのに、彼女はあんなことを言った。

 同情するでもなく慰めるでもない。彼女の言葉は可能性を示すだけ。それでも、すとんと心の中に落ちてきたその言葉を信じてもいいのかもしれない。


 彼女がはじめて見せた笑顔はまぶたに焼き付いた。


「マルコ、いるんだろう?」


 ぐるりと周囲を見回してそう問うと、樹上でがさりと音がした。頭上の木の葉を揺らして落ちてきた従者は、枯れ葉とともに目の前に華麗に着地した。


「彼女のことを調べてくれ」


 ディーの言葉に眉尻がぴくりと反応する。迷うようにしばらく黙りこんでいたが、やがて顔を上げた。


「必要性を感じません。今回の一件に関して言えば、効率のいい方法が他にいくらでもあります」


 目つきの悪い従者は鋭い視線で主を見据える。どうかすると、すぐにすごまれていると勘違いされるきつい視線を真っ向から受け止めて、ディーはあっさりと答えた。


「これは今回の件には関係のないことだよ」


 ディーの言葉にマルコはあからさまに眉をしかめた。めんどくさいと顔に書いてある。この男は主相手に感情を隠そうともしないのだ。


「……もしかして、あんな小娘相手に本気になったんですか」


 複雑な表情で臆面もなく直球で質問するマルコは、表情にこそ出しはしなかったが、内心驚いてもいた。


 先程の一部始終は木の上で見ていた。

 彼女は今まで主の周囲にはいなかったタイプの女だ。あんなにきっぱりと嫌いだと言い放った女は、勤続年数の長いマルコですら知る限りではいない。それでいて弱いところを敏感に察し、放っておけないとばかりに助言などしたりする。本当に迷惑なら放っておけばいいのだ。

 その矛盾で彼女は自滅するのかもしれない。


 正直に言って、今回の仕事とは別の案件を抱えることになるのはマルコにとって面倒極まりないことだ。しかし、もし純然たる無敗記録を更新し続ける彼の主が振られることがあるのであれば、それはそれで大いにいい気味だとは思うし、百戦錬磨の手練手管を歯牙にもかけない女に興味がないわけではない。

 少しばかり主のわがままも聞いてやるかと考えたところで、マルコの視界に入ったのは主の爽やかな笑みだった。


「私はね、手に入れたいと思ったものはどんな手を使っても手に入れないと気が済まないんだよ。たとえ、傷つけることになったとしてもね」


 にっこりと微笑む彼の瞳の中には、隠しようもない意志の炎が燃え盛っているように見えて、マルコはほんの少しばかりレティに同情したのだった。


 * * * * * * * * *


『……私がこの森から出ることができたなら』


 どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。


 レティは墓の前に座りこんでぼんやりと考えていた。

 禁域のほど近くにあるこの墓地には歴代の魔女が埋葬されている。「ノーラ」と刻まれている目の前の墓は、おばばさまの墓だ。


 レティはこの森を出て行くことはできない。おばばさまの墓だってこの森の中にある。魔女たちは死んだって森から出て行くことなどできはしないのだ。


 だから本当はきっぱりと断るべきだったのだ。

 無理です。私はこの森から出ることができませんから。

 そう言うべきだったのに。


 かかえた膝に埋めた口元からため息がこぼれ落ちた。


 たぶん、これ以上悲しませたくなかったのだ。似通った孤独を持つひとに、希望を与えておいて、突き放すことをしたくなかった。だから、曖昧な言い回しをして。

 無理なものは無理なのだ。それはいつまでも変わらない。ならば、含みを持たせずにきっぱりと断るべきだった。傷つくのが今なのか少し後なのか、その程度の問題だ。


 不安定に揺らめく碧の瞳を思い出す。

 今まで、彼が何を考えているのかわからないから信用出来なかった。理解できないものはおそろしいものだ。深海の瞳の奥にある感情は読み取れなくて、彼の口先だけの言葉は到底信じられるものではなかった。


 けれど、あの時の彼は、きっと彼自身であったのだろうと思う。両親の事を語る時の眉間に寄った皺も、拗ねた子どものような口調も。

 完璧な仮面の奥に隠した感情の発露が、レティには少し嬉しかった。理解ができるからだ。理解ができればむやみやたらに怖がることもない。


 ようやく理解ができたかもしれないと思った矢先に、失望を与えたくないという思いもあったのかもしれない。

 いや、確かにあったのだ。失望を与えたくないというよりは、嫌われたくないという気持ちが。


「……私ったら卑怯だわ」


 彼のことがほんの少し理解できたからといって、レティの立場は変わらない。

 魔女はこの森へのよそ者の侵入を許してはいけないのだ。

 その魔女たる自分が、なんという体たらく。こんな感情は間違っているのだ。

 どのみちそんなことがかなう日はないのだから、早々にレティの心の中から彼を追い出してしまわなければならない。


 黒いローブの膝に顔をうずめて俯いたレティの背後で、落ち葉を踏みしめる音がした。しかも複数だ。

 振り返ると、見知った男たちが数人こちらへ近づいてくるところだった。


「フリッツさん」


 先頭の男が呼びかけにこたえて軽く手を挙げた。

 レティは慌てて立ち上がるとぺこりと頭を下げた。


「どうしたんですか、明るいうちに森に来るなんて……」


 村人たちは夜にしか森に足を踏み入れることはない。それは村人であれば誰でも知っている村の掟であり、よほどのことがない限り覆らない。すべては禁域を守るためなのに。

 村長のフリッツは難しい顔をしていて、背後の数人の男たちは気まずそうに視線をそらしている。


「……近頃身なりの良い男が頻繁に森に出入りしていると聞いているが」


 フリッツの固い声にレティはぎくりと身をこわばらせた。

 普段夜にしか森に足を踏み入れないはずの彼らは、事の真偽を確かめるためにこんな時間にここに来たのだ。相手を確かめられればなおよし、といったところだろうか。


「心当たりがあるようだな」


 フリッツが目を眇めた。

 心当たりなどディーしかいない。いろんな意味であんなきらきらしい男が通っていればそれは目立つだろう。むしろ今まで発覚しなかった方が奇跡的なのだ。


「はい。でも彼は禁域には近付いていません」


 森に来たところで何故かいつもレティに張り付いているのだ。禁域には行っていないはず。それは自信を持って言えた。

 その言葉にフリッツの眉がピクリと反応した。


「……彼、だと? 随分親しそうだ」


 しまった。失言に気付いてレティは口をつぐんだ。

 ほら、こうなる。ろくなことがないのだから、下手に関わるべきではなかったのだ。嫌というほどわかっていたはずなのに。


「魔女殿は自身のお役目をお忘れか?」


 フリッツの声に威圧感が乗る。村長の威厳と言うものは伊達ではないようだ。それでなくてもレティはこの男には頭が上がらない。レティがいなくなった後の母の生活を保障してくれたのは他でもない彼だからだ。


「……忘れていません。目下、説得を」


 レティにできる限りのことは説得しかなく、それは休まず続けていたのだ。これは裏切りなどでは断じてない。

 レティは背筋を伸ばしてフリッツの鋭い視線を真っ向から受け止めた。やましいことなど何もない。ただ、結果が出ていないだけ。


「結果が出なければ説得も意味がない。この森に何者をも近づけないのが魔女殿のお役目だ。感情に流されるようでは……手に負いかねるぞ」


 フリッツの正論にレティはぐうの音も出ない。

 彼の言いたいことは分かっている。このままの状態が続けばレティは魔女としてふさわしくないと知らしめることになってしまう。そうすれば立場が危ういのは他の誰でもなくレティだ。


 彼は厳めしい顔をしているが、心配してくれているのはよくわかっている。レティは唇を引き結んで頷いた。


「わかっています。……早々に手は打ちます」


 具体的に対策など考えてもいなかったが、こうでも言わないと納得してもらえないだろう。どのみちレティが考えなければならない問題なのだ。

 フリッツは検分するようにじっくりレティを見つめた後、納得したのか視線を落とした。


「手に余るようなら早めに言いなさい。こちらでもできる限りの手を打とう」


「はい」


「ユーリから聞いているだろうが、最近王都で依存性のある薬物が出回っている。禁域の方は荒らされた形跡はないが、疑われても面倒だ。用心してくれ」


 フリッツはそう念を押して、踵を返した。男たちはレティに向かって浅く頭を下げると、フリッツの後に続く。

 彼らの背中を見送って、レティはこわばっていた体の力を抜いた。


 早晩こうなることは分かっていたのだ。ディーとの関係性がどう変わろうと、レティがすべきことはひとつしかない。

 今度会った時にはきちんと言おう。私がこの森を出ることは永劫ありませんと。

 それですべてを忘れるのだ。またもとの、凪いだ静かな日々へ戻るだけ。波風の立たない無音の日々へ戻るだけ。


「平気よ。今までだってずっとそうだったんだもの」


 自分に言い聞かせるように言ったその言葉は、朝の空気に溶けて消えていった。

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