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血液魔法  作者: チビダニ
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血液魔法

(第一話 授かりし魔法は血液魔法だった)


この世界では十五歳になると神から魔法を頂ける。

神から頂ける魔法には魔術と魂が込められている。杖には一人一人の魔法があり火、水、草、雷、土、岩、などの自然魔法と糸、布、身体強化、ゴム、粘着などの特異魔法の二種類の魔法が存在する。大体世界人口の八割が自然魔法二割が特異魔法である。そんな神から与えられた魔法で悪事を働く奴らがいる、そんな奴らを倒し国民を守る魔法防衛隊がある。そんな魔法防衛隊を目指すある少年の物語である。

シッソ村の父親と母親が両方農家の家に産まれた少年、彼の名前はケイン今日で十五歳になる。


父「ケインそろそろ教会に行かないと行けないんじゃないか?」


ケイン「うん、わかってるよ父さん」


父「ケインはどんな魔法が使えるようになるんだろう、やっぱり魔法防衛隊を目指すなら炎とかの方がいいよな」


ケイン「やっぱ目立ったやつとかカッコいいやつがいいなぁ闇魔法とかカッコいいかも、あっでも正義なら光魔法とかもカッコよさそう」


母「バカなこと言ってないで早く行ってきなさい」


ケイン「は〜い」


歩いて十分ぐらいの教会へ足早に行った。杖を頂く儀式はどうやら外で行われるらしい僕の他にも村の十五歳になった人が訪れていた。杖を頂くのは十五歳になってすぐではなく皆んなまとめてやするらしいだから大きくて広い外なのだ。行われるのは決まって三月三十一だそうだ。


脇役一「うぅ〜、どんな魔法貰えるんだろう」


脇役二「僕は父さんみたいな土魔法使いたいなぁ〜」


脇役三「私は水魔法が使ってみたいわ、絶対綺麗で素敵だもの」


司教「えぇ〜、それでは、いまから儀式を始める。我らの創造たる神よ彼ら彼女らに一人一人に祝福を与えたまえ」


司教がそう言うと上から杖がゆっくりと一人一人に落ちてきた。


脇役四「司教様〜、僕のはなんの魔法何ですか?」


司教「それは杖に魔力を流してみるのじゃ、今は少しかないから大きな魔法は使えないが時間が経つにつれ杖と魂が繋がりやがて大きな魔法も使えるようになる今どんな魔法か試しに魔力を使ってもよいぞ」


脇役五「ふんっ!わっなんだこれ手がぬめぬめする」


司教「ふむ、それは酸魔法じゃな」


脇役六「僕もふんっ!わっ虫が寄ってくる」


司教「お〜、虫魔法とは珍しい」


ケイン「僕もふんっ!」


ポタポタ


脇役七「きゃーーー、血が出てる」


ケイン「えっ!うっ急に頭が」


バタッ


父「おい、大丈夫だったか?」


ケイン「えっ?」


どうやら僕は倒れてしまったらしい司教がいうには血液魔法だという発動者は自分の血液を使って戦うらしいが貧血になりやすくデメリットが多いため戦闘向きでもなく日常生活でもほぼ使うことがないためいわゆるハズレ魔法である。


父「まぁ、そう落ち込むな魔法防衛隊に入ることが全てじゃないし」


母「そうよ、家族みんなで穏やかに過ごしましましょ、きっとそのうち良いこともあるだろうし」


父、母「•••••••」


ケイン「そうだよね、僕父さんと母さんの作る野菜好きだし育ててるヤギのミルクも好きだしそれがこれからも続くなんて都会にでて魔法防衛隊に入ったらそんなこと出来ないしなんかラッキーかも••••僕ちょっと散歩してくる体動かさないと」


父、母「•••••••」


スタスタスタ…….タタタタタタタタ


ケイン「うわっ〜ん、どうして僕がこんな魔法なんだよもっと他のすぅんすぅん」


???「おいゴラァガキ何メソメソしてんだ、こんな俺様を手に入れたんだぞ、もっと喜べよ」


ケイン「すぅん…誰?」


???「テメェーが嫌がっている血液魔法だよ」


「えっ!」


血魔「たくっ話し聞いてなかったのかよ、それぞれの魔法には魔術と魂があるっていってたろ」


ケイン「えっ!あの話し本当だったの」


血魔「まぁこうやって話せるのは長い間使われて代々引き継がれた魔法だからな」


ケイン「えっ!でも僕の父さんも母さんも普通の農家だよ」


血魔「確かに母親はただの一般人だしかしオメェの父親は元殺し屋で代々受け継がれる血液魔法の十三代目のだ!」


ケイン「えっ!父さんって殺し屋だったの!なんで母さんと結婚したの?」


血魔「まぁ、一目惚れだな。任務中たまたま出会ってそのまま恋に落ち家から飛び出してきたんだ」


ケイン「それは分かったけど、こうやって話せるのって昔からあるからだよね?それだったら火とか水の魔法も喋れるの?」


血魔「いや、あいつらはちげぇ自然魔法と特異魔法ってあるだろ」


ケイン「うん」


血魔「自然魔法ってのは神の力を人間に与えてる火の神、水の神とかだな、あいつらはいろんな人間らに力を与えてる、それはそいつらが死んだら神もいる天界に行って使っていた力とそいつのエネルギーを吸収出来るだからいっぱい力を与えて後で奪って行く、そんな奴らがわざわざなんで人の心に入ってわざわざそんなこと話すか?」


ケイン「うーん、話さないねそれだけ人がいたら面倒くさそう」


血魔「そうだな、それと違う特異魔法は死ぬ時自分の未練の物とかに執着して離れようとしないだから死んでも天界に行くことはないそしてそんなやつらが溢れ返った現世をどうにかするためにゼウスが俺らをその未練の物の魔法に変えて人間に入れた。しかしそれを最初は反対してた神たちの気持ちはすぐ落ち着いたなぜだ?」


ケイン「ゼウスの力が強くて敵わないから?」


血魔「まぁ、それもあるが特異魔法は遺伝子が弱くて子に引き継がれないことが多くて、しかも大体の特異魔法は弱く話しにならなかくてそんな引き継いたり、受け取ったやつらは差別され強い自然魔法が全てとなったわけだ」


ケイン「受け継がれなかった特異魔法の未練はどうなるの」


血魔「消える」


ケイン「どうして?」


血魔「別に受け継いだ奴がその未練がないから、魔法という塊になって人間に入れてもそいつが未練を受け継ぐわけではないからな」


ケイン「ふーん」


血魔「しかし、塊になったら何も出来ないけどそれが奇跡で何年も続いたら?」


ケイン「だんだん弱くなる?」


血魔「そう、だから俺は意識を取り戻せた」


ケイン「なるほど」


血魔「そういえば、お前魔法防衛隊に入りたいんだろ?もし願いを一つ聞いてくれるなら力を貸す」


ケイン「いいよ、入れるなら」


血魔「よし、お前は特異魔法のやつと結婚しろ」


ケイン「わかった」


血魔「話しが早くて助かるぜ」


こうして少年ケインと血液魔法の特訓が始まる



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