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思い違い
♯ 083
とある家で70歳くらいの内装工の男が壁紙の貼り替えを行っていました。
平日の昼間ということもあり、家には40歳くらいの主婦が一人いるだけでした。
午後3時くらいになった頃、婦人が少し悩ましげな表情で二階から降りて来ました。
婦人 「工事屋さん。ちょっとだけいいですか?」
内装工 「はあ、なんでしょう。」
婦人 「二階の私の部屋まで来て貰えませんか?ちょっと見て頂きたいところがありまして。」
内装工 「折角ですが、ワシほどの歳となりますと、お茶一杯の方が有り難いのですが。」
婦人 「は?」
今日はライブ用のエレキギターを作っていました。
木屑まみれになりましたが、趣味で疲れるのはわりと心地よいものです。




