はじめてのまほう
2階層にはゴブリンしかいなかった。
1階層はスライムしかいなかったから、多分しばらく、その階層は同じモンスターしか出てこないのかな?と俺は思った。
そして3階層につながる階段を見つけて、3階層に降りていった。
3階層も1階層、2階層と同じような茶色っぽい石のような、土のような見た目をしている。
柚季は3階層に入ってからスキルの気配感知を使用していて、大体半径500メートル前後の敵を感知している。
「よしっ! そろそろ敵がでてくるころだが、この階層はなにが出てくるんだろう。」
と言いながら歩いていると、曲がり角から1体のコボルトが飛び出してきた。
コボルトの見た目は身長は大体150センチくらいで、中型犬を2足歩行させた感じになっている。
だが、手は普通の人間の手に毛を生やした感じになっていて、その手には短剣を持っていた。
「おぉ!この階層はコボルトか!
コボルトはいいんだけど、20メートルから30メートルくらい離れてるのに獣臭が結構するな。」
そう、このコボルトはダンジョンから生まれ落ちてから、だいぶ時間が経っており、ダンジョンの魔物も汗をかいたり疲れたりするので、毛の生えた魔物の生息している階層に泉みたいなところがないと臭いのだ。
「臭いからこれ以上近づきたくないな。
そうだ!魔法を使って倒そう。
スキルの魔法系はたくさん取得したけど、一回も使ってなかったからな。」
と言い、どの魔法にするか考え始めた。
考えた結果、雷魔法にした。
なぜ、雷魔法にしたかというと見た目的に速そうだし、コボルトに当てやすいと思ったからと言う単純な理由です。
そして、俺は右手をコボルトに向けて
「雷撃!」
と魔法を唱えた。
次の瞬間、掌から直径15センチくらいの電気がコボルトに飛んでいき、コボルトに当たった。
コボルトは雷撃に当たった瞬間、毛が雷撃によって燃え、死んでいった。
「おぉー!すげー!
これは夢にまでみたファイアボルトが打てるんじゃないか⁈」
といつもの様に興奮していた。
そして4階層、5階層、6階層、7階層、8階層、9階層は特に変化はなく、ただスライムやゴブリン、コボルトに遭遇した時に相手の数が1体から2体3体に増えただけだった。
そして、10階層に着いて、100メートルくらい歩くと、少し広いところに出て、進んできた通路の反対側に高さ30メートルを越す大きな扉がそびえ立っていた。
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