東京ダンジョン10階層まで
ダンジョン侵入許可証の資格試験を受けてから1週間が過ぎた。
合否は1週間後と言っていたので、そろそろくると思うのだが、と思っていると、郵便で、合否が届き、ダンジョン侵入許可証も付いてきた。
そして、俺は東京の一番大きなダンジョンに行こうとしている。
俺はダンジョンが解放されるまで、魔法のレベル上げだけをしていたわけではない、
空間魔法がLV10になった時に転移を使えるようになったのと風魔法で飛行が可能になったので、それを使って東京まで、行ったのだ。
「よし!東京ダンジョンに行くか!
転移!」
と言って、東京の人が全然いない所に転移して、ダンジョンに向かっていった。
ダンジョンに着くまでに色々な、建物を見つけた。
日本にはなかった武具屋みたいなものとかだ。その二階には防具なんかも置いてあった。
そして、ダンジョンに着くと、沢山の人でごった返していた。
1時間くらい待っていると、俺の順番がきて、
「ダンジョン侵入許可証を出して、
出したらこの機械に当ててください。」
ダンジョン侵入許可証を機械に当てると
「はい。大丈夫です。
ではいってらっしゃいませ。」
と抑揚のない声でいってらっしゃいを言われた。
そして、中に入ると、100メートル前後くらいで、1組のパーティーの合うという、前に入ったダンジョンでは考えられない感じになっていた。
「んー、やっぱり1階層は人がいっぱいいるなー。まぁあれだけ並んでたんだから当たり前か」
と言い俺は下にどんどん進んでいった。
ようやく人がいなくなったのは8階層だった。
そして、このダンジョンは愛知にあったダンジョンより出てくるモンスターが強いという事を倒してから気づいた。
「こりゃー、ここのダンジョンは、死亡率高くなるかもなー。
でも、逆にレベルも上がりやすくなるから一長一短だな」
と言い、10階層に入ると同時に俺は、今まで使ったことのなかった、スキル「竜人化」を使った。
すると、背中から羽が生えて、手や足には竜鱗がついて、爪はとても鋭くなっていた。そして、お尻の上の割れ目が始まるら辺から尻尾が生えてきた。
この状態でステータスを見ると、幸運以外の能力値が、全て2倍になっていた。
そして、10階層の扉を開けると中にはオークが大剣をもって立っていた。
そして、オークがこっちを見て
「ぶもおぉぉぉーーー!」
と言いながらこっちに大剣をもって突っ込んできたので、俺は爪でオークを切り裂いた。
それだけで、オークは死んでしまった。
オークが死んだ所には魔石とオークの肉を落としていった。
「この羽って飛べるのかな?
ここなら上も広いし練習するか」
といって俺は背中に意識を集中して、肩甲骨を動かすイメージで、やっていくと30分くらいで飛べるようになった。
もう今日は帰ろうと思い転移の魔法を発動させると、1階層に出たがそこは入り口から入ってすぐの所だったので、知らない人達にいきなり現れたところを見られてしまった。
俺はまたそれを見ないふりして、出口へ向かっていった。
そして、最初の受付で帰ってきたって言うのを機械にダンジョン侵入許可証を当てて、受付嬢に
「持って帰ってきたドロップアイテムは売却できますが、どうしますか?」
と言われたので、俺は迷いなく
「お願いします!」
といい、受付嬢のあとをついていった。
そこには1人の人がいて、
受付嬢が
「この人に売るアイテムを見せてください。鑑定しますので」
と言って出していくと、鑑定していって、5分くらいで終わった。
そして、鑑定した人が
「これですと、50万円になります。」
「それでお願いします!」
と俺は答えた。
鑑定が終わったらそのあとは街をぶらついてから転移で家の部屋に帰った。
「いやー、ほぼ軽い運動みたいな感じで戦ったモンスターが50万になるとは、ダンジョンさまさまだな!」
と言って、1階に降りてお母さんのご飯を食べに行った。




