商談
俺がステータスについて呆然としていると、教室に担任の先生が入ってきた。
「お、結城じゃないか
生きてたのか」
と言われ、朝のHLが終わり、そのまま授業をやりようやく学校が終わって、家に帰るとまた昨日の自衛隊の人が家に来ていた。
「またすまないね、
君を呼んでくれと、上の人から言われたので、迎えに来たんだ」
と言って、昨日の車に乗せられ、昨日と同じ建物に入った。
そこには昨日のデブ議員ではなく、テレビなどでも見たことのある、上の方の議員の人が椅子に座っていた。
「君が結城柚季君だね、
昨日はあのバカがすまなかったね。
今日話しに来たのはダンジョンのことについてなんだ。
動画で見たけどあんな風に地面に光がでてそこから人が出てくるなんて初めてだったからね」
「いいですよ。
昨日のデブと違って出会い頭に俺のアイテムを寄越せとか言ってこないですから。」
と言って俺はこの議員にダンジョンであったこと起きたことなどを話していった。
「あぁ、一つ頼んでもいいかい?
君が手に入れたアイテムを買い取らせて欲しいんだ。
研究などで使いたいからね、そこまで強いモンスターのアイテムとかではなくても普通にいっぱい持ってるアイテムだけでいいから買い取らせてくれないか?」
「いいですよ、
昨日は寄越せって言ってきたから怒ったけど今日は丁寧に対応もしてもらえたし、買い取りなら大丈夫です。」
と言って俺はアイテムボックスからたくさん持ってていらないアイテムを出していった。
出し終わって議員の方を向くと
びっくりしたような顔で
「今どこからそれを出したんだい?」
と聞いてきた。
「空間魔法で、ちょっとした空間を作ってそこに置いてあるんですよ」
「へぇー、魔法って便利なんだね。
あぁ、これだけアイテムがあったら流石に今日だけではいくらつけるのか間に合わなそうだけど多分1億は超えると思うよ。」
「まじっすか」
と言っているうちに、議員が鑑定士っぽい人を部屋に入れて鑑定をし始めた。
そして、3時間くらい議員と話していると、鑑定が終わったみたいで、鑑定士の人が電卓に金額を打ち込んでいった。
電卓を見ると、そこには105000000となっていた。
「現金にしますか?
振込にしますか?」
「現金でお願いします。」
というと1億入ったアタッシュケースを持ってきて、俺に渡してきた。
そして、自衛隊の人の車で送ってもらって、家に帰り、テレビを見ていると、来月から民間にダンジョンが解放されるというニュースがやっていた。
昨日1回投稿しか出来ないと言ったが2回投稿します