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悪が下す鉄槌  作者: AZAZEL
9/14

9話 内に潜む闇

さあさあ9話でございます

遅れましてすいません、友人と映画←言い訳(乙)・県道の試合役員として駆り出されたりなどとありまして


取り敢えず本編いきましょう

「捜索をお願いしたい」


「捜索ねぇ……そんなもの建前だろ?」


「まあな、職業上オブラートに包まないといけないからな」


「貴方の職業も大変なものね…そういう事だけど頼めるかな龍我?」


「やっぱりそうなるのな、排除しても構わんのだろ?だったら受ける」


「貴様…!私の前でまだ言うか!」


「偽善の正義を翳してる奴がよく言うな」


「何だと貴様!」


龍我との距離を詰め、胸ぐらを掴みかかる椿

紫雲はそれを面白そうに眺め、昶は溜息をついていた


「おい椿、その辺りにしておけよ」


「だとよ、俺は依頼をしなきゃならならんから早く離してくれ」


「このクソが……チッ!」


バッと手を離し睨みつけてから昶の元へと歩いて戻る


「本当、仲が悪いよね龍我と八桜」


「生理的に受け付けないですね、そもそも思想が合わないですから」


「屑の思想と一緒では堪りません」


ふん!と鼻を鳴らしそっぽを向く椿、嫌らしい笑を浮かべる龍我

完全に犬猿の仲である


「そんな君達に悲報だけど今回の捜索は俺と椿と龍我の共同だからな」


「な!そ、そんな!?」


「え〜、マジっすかぁ」


「という訳だから頑張ってくれよ…まあ私の龍我を傷付けたりしたらどうなるかは分かるよね?」


冷徹な笑みで言い放つ、流石に椿も無言で何度も頷いていた

3人は一先ず本部の外に出た


「それじゃこっからは各々別れて情報を集めてくれ、もし掴めたなら連絡を絶対にしてくれ…いいな」


「はい!了解しました!」


「了解…じゃあ行ってくる」


という訳で各自別れて捜索開始、始めてすぐに龍我はとある場所へ向かった

行先は裏路地にある雑貨屋、カウンターに突っ伏していた人物が顔を上げる


「いらっしゃ〜い…うみゅ?何だ龍我か〜」


「よお楓純、少し聞きたいことがあるんだ」


彼女の名は猫屋田(ねこやだ) 楓純(かおる)

腰まで伸びる長い髪、タレ目でおっとりとした雰囲気を醸し出している

裏世界の情報屋をしており、彼女に聞けば何でもわかると言われるほど


唯、超マイペース…付いた名が『猫』、紫雲とはまた別の意味で付けられたものである


「いいけど〜…何の情報?」


「この写真の元警察官、何か知らないか?」


「知ってるけど〜…いつものヨロシク」


「はいはい」


龍我は楓純の頭を撫でる、すると今にも喉を鳴らしそうな程気持ちよさそうな表情を浮かべる


「ニャはは〜、相変わらずいいナデナデだねえ」


「そりゃどうも」


「じゃあ教えてあげるね〜、この人は情報持って逃走した後ね……っと、この住所のアパートを借りてるよ」


何やら住所の書いてあるメモ用紙を龍我へ渡す


「ありがとな、今度は鰹節でも持ってきてやろうか」


「本当に〜?丸ごと持ってきてね、約束だよ?」


「おう、次来る時には持ってきてやる」


不動産屋を出て、昶へと連絡を取ると一度『悪人』本部前に集合だそうだ

各自得た情報を報告だそうだ


「梯警部!私はこの様な情報を」


「何々…何だ、俺のと同じか…龍我君はどうだ?」


「同じですね」


するとフッと嘲笑するように鼻で笑う椿


「ほう、屑の割にはいい仕事をしたじゃないか」


「ははは、お前とは情報のパイプがちがうんだよ嗅覚だけの駄犬が」


「ほぉう?貴様私の情報集めの凄さを知らんだろ?裏情報からしか突き止められない貴様は見栄を張ってる子供の様だ」


「はっ…どの道俺らに頼らなきゃ警官一人捕まえられない奴に言われたくないなぁ」


「何だと貴様ァ……!」


「はいはいそこまでにしておけ二人共、後でにしてくれ」


「…っ!すいません梯警部」


「おや失礼した、じゃあ取り敢えず向かいますか」


本部からそこまで離れた距離では無かったので歩いて向かう3人

着いたのは表通りに面した古いアパート、その4階に住んでいるという


「龍我君、取り敢えずは銃を出さないでいてくれ」


「了解しました…まあ最初はね」


「はは、頼むぞ」


昶がインターホンを鳴らす、するとドアが開いたのだがチェーンが付いていた


「何の用ですか警部」


「簡単な話さ…今すぐに戻ってこい、今ならまだ間に合う」


「嫌ですよ、あんな腐った機関…『悪人』だぁ?あんなもん唯の犯罪者集団じゃねえか、そんな所に助けを求めるとはな」


「それが国の方針であり、合理的な答えだ」


「合理的?その為なら国の正義を汚してもいいと?巫山戯るのも大概にしろ!」


怒鳴り散らす男、椿も参戦し宥める


「落ち着いて下さい、確かに『悪人』は犯罪者の集団です…然し今はしっかりとした国の機関です」


「はっ!いつ裏切るか分からん奴に背中なんぞ預けられるか、『悪人』共は悪…俺達警察は正義だ」


聞いていた龍我が明らかにイライラし始めているのを昶と椿は感じ取っていた、よく我慢してるなぁと感心するほど


だがしかし、限界のようだ


「おい屑…舐めた口を聞くなよ」


「あぁ?誰だテメェ」


「『悪人』だよ、お前がさっきから言ってるな」


「……ハハハハ!俺一人捕まえるのに『悪人』を頼ったのかよ、情ねえな!」


「そんな事はどうでもいいんだよ」


チェーンが付いてるドアを限界まで開け、その隙間から男を蹴り飛ばす

腰にぶら下げていた長めのサバイバルナイフでチェーンを断ち切る


「おい急にどうした龍我君!」


「排除しても構わんと言ったか?なら問題ないだろ」


「…ああ、問題は無い……しかしだがな龍我君、我々の前では…」


「知るか、関係無い」


昶を押し退け中へと入って行く、何が何だか分からない昶に椿が説明を入れる


「はぁ、もう彼奴は止まりませんよ…彼奴に正義の話をした彼が馬鹿だったという訳ですね」


「龍我君は何故そんなに正義に反応するんだ?」


「さあ、私も最初に会った頃正義の話でブチギレられましたから…それ以来、彼奴の事は大っ嫌いですがね」


「そうだったのか、まあお前も『悪人』反対派だったからな」


「そんな頃もありましたけど今は違いますよ……あと、加雅崎龍我のあの性格は過去の所為もあると思います」


「過去?…彼の両親はデパート強盗に殺されてしまったんだったな」


「その時のショックもあると思います、しかしそれで過ちを犯すのは違います…止めに行きましょう」


「そうだな」


その頃、龍我は男を追い詰めていた


「な、何んだよお前!」


「ウルセェな、少し静かにしろ」


壁に阻まれもう逃げる事が出来なくなる、そして額に銃を当てられる


「ま、待て!お前俺を殺していいのか?」


「何がだ?」


「国からは俺の事を捜索して捕縛じゃないのか?」


「……確かにそうだな、まあ俺には関係が無いがな」


「はっ!捕縛と言われてるのに殺すことしか出来ないとは随分能無しだな!だから『悪人』は悪と言われるんだよ!」


最後の足掻きで咄嗟にその言葉を言い放つと、龍我は暫く固まる…男は何やら分からんがチャンスだと思う


「……お前は、殺さない事が正義だと思うのか?」


「は?…そ、そりゃそうだろ…そもそもそれを防ぐのが警部の仕事だ」


ドン!…男の太股を銃弾が貫く


「が、がぁぁぁぁぁ!?」


「そんな甘ったれた理想郷の様な正義を語るからテメェらはゴミなんだよ、犯人も人質も傷付けないのが正義だぁ?そんなのだから一人の命も救えねぇんだよ」


「クソがァ!!」


もう片方の足も撃ち抜く


「ぎゃあぁぁぁぁ!!」


「喧しいぞテメェ、近所迷惑だろ静かにしろ」


「や、やめろ!この外道が!」


「俺の人間としての心などとうの昔に壊れた…二度と喋れないようにしてやる、そのクソみたいな正義など唯のゴミと同じだ」


頭を撃ち抜こうとする龍我、そこへ椿と昶が駆け付ける


「そこまでにしなさい加雅崎龍我!終わりです」


「という訳だ龍我君、悪いがその銃を降ろしてもらえるか?」


「…チッ、命拾いしたな屑」


そう言いながら部屋を出ていく、椿は男へ近寄り撃ち抜かれた足を応急処置を施す

昶は龍我を追いかけ外へ出る


「龍我君、いつも冷静な君が急に感情的になって…どうしたんだ?」


「……まぁ、そういう時もあるさ」


「なら聞くのはやめておくよ」


その後男は一旦病院へ送られ治療してから逮捕だそうだ

帰り道、3人で歩いていると前方から女性がこちらへ向かって歩いてくる…華蓮だった


「りゅー君おかえり、遅かったから迎えに来たよ♡」


「何で場所が分かった」


「現代の科学って凄いわよねぇ」


「おい、どこに発信機付けた…おいってば!」


フフッと笑う華蓮の方を揺らしながら龍我が問う


「それより、久しぶりね昶警部さん」


「久しぶりだな華蓮、相変わらずの溺愛ぶりだな」


「そっちの娘は部下かしら?」


「警部補の椿だ、君の弟とは犬猿の仲だがな」


からかう様にそう言う昶


「あらそうなの、まありゅー君に傷を付けなければいいわよ…付けた時は容赦しないからね」


「コイツに喧嘩売るのはやめとけ椿、いつ頭スナイプされるか分からんぞ」


「元傭兵の加雅崎華蓮さんですよね、武器は主にスナイパーライフルを使っていますが中・長距離の戦闘もこなせるという」


「おや、よく知ってるわね」


「ええ、『悪人』の個人情報や犯罪歴などは全て覚えています」


「凄いわね君…そうだ、りゅー君先に帰ってて」


「え、まあ別にいいけど…迎えに来たんじゃないのかよ」


華蓮は珍しく龍我を先に帰らす


「それで昶さん、りゅー君の過去について聞きたいそうね」


「ああ、今日の仕事でちょっと気になってな」


華蓮が来たのは龍我に発信機を付けた訳ではなく、昶に呼ばれたからなのである


「……まあ、いい機会だしそこの娘にも教えてあげるわよ」


そう言って華蓮は話し始める

次回は過去編に入ります

1話で終わらせるんでそこまでかからないと思います

シリアスェ……頑張ります


では

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