5話 二人の狂愛者
昨日、部活の先輩に某牛丼屋で三種のチーズ丼奢ってもらいました
人に奢ってもらうご飯って美味しいですよね
はい、こんな下衆話は置いておき
本編いきましょう
「なあ繆、因みにその4人って何処にいるんだ?」
「えっとですねぇ……このビルの三階ですね」
そう言ってビルの住所を見せてくる、どうやら4人は纏まって行動していたようだ
「そうか、姉さんは狙撃として俺達は?」
「華蓮さんのサポートですよね〜、まあ私の場合爆弾が本業ですから本当にサポートしかできませんけど」
「俺がヤっても構わんのだろ?」
「はい〜、全然おっけーです」
4人が居るというビルまで来た3人、華蓮は近くの廃墟となったアパートに潜み狙撃する
二人は4人の元へと行った
インターホンを押すと一人の男性が出てきた
「はい、何か御用ですか?」
「あの〜私は市の役員の者なんですが、少しお話をさせて頂いていいでしょうか?」
「はあ、何でしょう」
男がドアから出た次の瞬間、男の額を銃弾が貫通した
物陰に潜んでいた龍我が撃ち抜いたのだ
「おい!どうしたんだ!」
発砲音自体はサイレンサーを付けていた為気付かれなかったのだが、男が倒れた音が聞こえてしまったらしい
「な、何をし…っ!?」
そう言って奥の扉から出てきた男の胸に穴が開く
よく見ると後ろのガラスにも穴が空いている…そう、華蓮の狙撃である
「きゃああああ!!」
「五月蝿いね〜全く」
繆もサイレンサー付きの銃で中にいた二人の女の内一人を撃つ
もう一人は華蓮によって頭を撃ち抜かれた
「これで仕事終わりか、呆気なかったな」
「まあ華蓮さんが居たからですよね〜、仕事の効率がいいですよね〜…これも龍我さんへの愛ですかな?」
「縁起でもないこと言うな……はぁ、狂愛ってのはよく人を殺す…この俺達のようにな、相手も、友人も、他人も、家族も……そして自分すらもな」
「怖いでよね〜、特に偏った愛は…」
「偏愛も狂愛も言い方は違えど一歩間違えれば同じ事だろ」
「あはは〜、まあ頑張って下さいよ」
ビルから出て華蓮と合流する二人、『回収屋』は既に繆が呼んでいた
加雅崎姉弟は繆と別れ家に帰宅した
「夕飯作るからちょっと待ってて」
「分かった〜……ねえりゅー君」
「どうした?」
「ちょっと御免ね」
ドン!…龍我の頬スレスレに銃弾が飛んでいく
「え…何かしたっけ俺?」
「ううん、違うよ…後ろ見て」
そう言われたので振り向くと何やら小さな機械に銃弾がクリーンヒットしていた
よく見てみるとそれは小型カメラだったのだ
「隠しカメラか…誰だこんなもの付けたの?」
「多分…殺し屋じゃないかしら」
「何でまた」
「そりゃあ『悪人』は裏の世界では嫌われ者だからでしょう、邪魔に思った誰が殺し屋に依頼したんじゃないかな?」
「また面倒事か……まあ相手が殺し屋なら楽しめそうだな、取り敢えずこれ本部に持っていってアイツに調べてもらうか」
夕ご飯を済ませると二人は眠りについた
その翌朝、龍我は華蓮が壊した小型カメラを持って本部へ向かった
勿論、華蓮も付いてきた
今向かっているのは本部内に設置されているとある研究室、そこに居る科学者に用があるのだ
「碧梨さん、ちょっといいですか?」
「はいはいはーい、ちょ〜っと待っててね」
奥の部屋からバタバタと白衣を着た女性が走って出てきた
茶髪の長い髪を後ろで纏めており、これまたかなりの美人…そしてそれに続いて
「そんなに慌てる事無いだろ碧梨…よう、龍我君に華蓮さんお久しぶり」
人の良さそうな男が出てきた、碧梨と同じく白衣を着ており爽やかなイケメンである
「こんにちは寥さん」
「それで今日は一体何の用だい?」
「これを調べてもらいたくて」
小型カメラを寥へ渡す、それを受け取ると注意深く観察し始める…暫くして
「ほうほう、こりゃ完全に隠しカメラで間違いないね…後は誰が付けたかの特定だね」
「ああ、映像の送り先を特定してくれ…それがダメなら指紋でも構わない…っても指紋はもう無いか」
「安心してくれ、送り先の特定など容易い事だよ」
「それは有難い…てか姉さんは?」
「そこで碧梨とお話中」
「……嫌な予感しかしないな、何時ぐらいに出来る?」
「今すぐやれば30分で終わる」
との事なので龍我は研究室で待つことにした、暫くして華蓮と碧梨がこちらへ戻ってきた
華蓮の右手に何やら薬品の入った試験管らしき物を見逃さなかった龍我、しかしあえて聞くのは控えておいた
「ふふふ、今日の夜が楽しみだなぁ…ね?りゅー君♡」
「何が……いや、何でもない」
「龍我君ご愁傷様ですね」
「お前が手を貸したんだろうが」
「僕は面白ければなんでもいいんだよ、因みにアレは強烈だからね」
「……お前、覚えてろよ」
そんなことを話していると寥が帰ってきた、龍我へ一枚の紙を渡す
「発信場所分かったよ、これ住所だからね」
「有難う、助かる」
「じゃあ後は紫雲さんに許可取ってね」
「忘れてた…またあの人の所行かなきゃならんのか」
「あはは、まあ頑張って…あ、俺から頼み事一ついいかな?」
という訳で今回は華蓮も一緒に紫雲の元へと向かった
今回のような事の場合統括者である紫雲へ許可を取らなければ仕事として扱う事が出来ず、勿論犯罪になる
「紫雲さん、いいですか」
「おや龍我……と、君か」
「お久しぶりね紫雲、相変わらず私の弟を誑かしてるようね?」
「さあどうだろうね、私にそんな積りは無いんだがな」
華蓮と紫雲の間で火花が散る、見兼ねた龍我が間に入る
「はいはいまた今度やってくれ、コレの許可取りに来ました」
「どれどれ……ほう…コイツら生かしておけないな、許可を出しましょう」
「ど、どうも」
「……にしても龍我の部屋に隠しカメラとはなんともうらや…けしからんな」
「おい、今なんて言うとした」
「という訳で私も今回は行こうか」
「いいえ結構よ、私がいれば十分でしょう?」
又もや一触即発の状態になる二人、龍我は溜息を付きながらその二人を止める
「はいはいもう分かったから、いいですよ付いてきて」
「な!?ダメよりゅー君!お姉ちゃんと二人で行くの!」
「諦めたまえ華蓮、龍我本人が言っているんだからな…見苦しいぞ?」
「チッ……いつか絶対に消してやるわよ」
「やれるものならな」
「はぁ…早く行くぞ」
二人の背中を押し外へと出す、場所までは紫雲の車で向かうのだが…龍我とどちらが隣になるかでまた一悶着…結局、前部座席に華蓮と紫雲…後部座席に龍我が座る事になった
「…なあ二人共、機嫌直してくれよ…これから仕事だろ?」
「ふん!何でこんな奴と隣なのよ…私はりゅー君と隣が良かったのに」
「私だって君と隣りとか反吐が出るね」
「何ですって?」
「ああーもう!少しは静かしてくれ頼むから!」
龍我のその一言が効いたのかそれ以降目的地まで二人は特に言い合いにはならなかった
そして目的地到着、龍我達の街より少し離れた山小屋だった
「この中にいるって事か」
「……しっ…あそこ」
紫雲の指さす方には銃を持った二人組があたりを警戒するように歩いていた
三人は鬱蒼と生い茂る草の中へ身を潜めた
「華蓮、アレいけるか?」
「舐めないでちょうだい…余裕よ」
サイレンサー付きの銃を取り出し二人組へ向ける……一発目が一人の頭に的中した
それに気が付いたもう一人の男が辺りをさらに警戒する
「何処だ!何処にいやがる!」
次の瞬間には頭を撃ち抜かれていた
「流石だな姉さん」
「えへへ〜♡もっと褒めていいんだよ?」
「馬鹿な事言ってないで行くわよ」
山小屋の中を除くと三人の男達が椅子に座っているのが見えた
華蓮は一旦離れ狙撃ポイントを確保しに行く
紫雲は何処からか取り出した日本刀を構えていた
「……それ何処から出したんですか?」
「乙女の秘密を気軽に聞いちゃダメだよ龍我」
「乙女っていうか暗殺者ですよね」
姉崎 紫雲…暗殺者、過去に排除した人数は華蓮同様に詳細不明…身体中に仕込まれた暗器の数は50を超える
「では私が少し牽制しよう」
「お願いします」
袖から投げナイフ三本が出てくる、それを一人づつの肩へ向けて投げる
「ぐっ!?」
「がぁ!?な、何だ!」
「か、肩にナイフが……何処からだ!」
ドン!ドン!…華蓮の狙撃により二人の頭が撃ち抜かれる
突然のことに唖然とする最後の一人
パスッ!……龍我が撃ったのは寥お手製の強力麻酔弾
4時間以上は何があっても目を覚まさない
「ん?ソイツどうするんだ?」
「ああ、ちょっと寥さんから頼まれ事がありまして」
「あーあ、この人も可哀想だな…寄りによって寥か」
「あら、でもりゅー君を消そうとしてた人間なんだから当然の報いじゃないかしら?……本当なら私の手で葬ってやりたいけど」
「……まあ、それもそうね」
何かをグッと堪えた二人、龍我はイマイチ何の事だか気付いていない
本部へ帰還して紫雲は自分の仕事室へ戻り、龍我達は研究室へ向かう
「寥さん連れてきましたよ」
「おお!ありがとうな龍我君、碧梨!コイツをそこの部屋の椅子に括りつけておいてくれ」
「はいはーい」
碧梨は研究室内に設置された密閉空間を作れる部屋へ男を連れていき、中にある椅子へと括りつける
「何するんだ?」
「簡単な事さ、チオアセトンと共に密閉空間に閉じ込めるまでさ」
「うふふ、大分エグい事をするのね」
「何笑ってんだよ姉さん」
「何でもないわよ、面白かっただけ」
「流石は俺の姉、性格が似てるな」
「りゅー君と一緒だなんて…私今凄い幸せ♡!!!」
一先ず姉は放っておいて帰ることにした龍我
その後男がどうなったか……それはご想像にお任せ致します
読んで頂き有難うございました
書いていくと何故か文が雑になってる気がしてきます
そんなことにはならない様に頑張っていきます
では