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悪が下す鉄槌  作者: AZAZEL
14/14

14話 最悪の夜…幕開け

さあ14話です、やばい…次話もう少し時間かかるかもですね

長らく待たせてしまい申し訳ない


では本編いきましょう

「さてさて、君達無線は持ったかな?」


「バッチリッスよ紫雲さん」


「りゅー兄聞こえてるぅ?」


「あー…聞こえてるよ」


「殲滅戦を始めたらこれで連絡を取るようにしてね、まあ基本的に好きに動いていいけどなるべく連絡してね…それじゃあ開始」


紫雲の掛け声で各々動き出す『悪人』達、唯一つ共通する事は全員…狂笑しているということのみ


「まあやっぱり入口には立ってるよね」


「りゅー兄あの人達もう殺っていい?」


「ちょっと待ってね…多分、琴韻がやる」


予想通り琴韻が入口にいた二人の男の首を一瞬で掻っ切る、そしてグッと親指を立てるのを合図に正面にいた者達は一斉に入っていく


「中の見張りは少ねぇな【あーあー、先輩聞こえてるッスか?】


「なんだよ琴韻、というか今何処にいる」


【もう結構中に入りましたよ、全然見張りがいないのが怪しいッスよね】


「確かにな……と思ってたんだが、割といそうだぞ」


【あ、自分も見つけたッス…と思ったらスナッチに一掃されたッス】


「そりゃご愁傷様「アハハハハハ!!」こちとらアイリスちゃんがもうおっ始めてるから俺も始めるわ」


【了解ッス】


アサルトライフルを構えアイリスの援護射撃を始める、スグにいつか見た惨劇の状態が仕上がる


「ひゅう、早いね全く」


「楽しいねりゅー兄♪」


「怖っ…まあ嫌いじゃないけどね」


奥からズガァン!と大きな音が聞こえてくる、ああ…スナッチか…と心で思う龍我だった

一方、華蓮は


「いいスポットね此処…本当、貴方って場所探し上手いわね」


「ははは、どうも…これ位しか華蓮には勝てないからね」


「これだけは勝てる気がしないわよ、じゃあ私達も仕事を始めましょうか」


二人は距離をあけ、並んでスナイパーを構える


「……あ、あの阿呆面撃ち抜いていいかしら」


「じゃあ俺はその横の撃ち抜くね」


ドン!…ほぼ同時に銃声が鳴る、弾はそれぞれの軌道を描き…貫く


「ヘッドショット…ヒット」


「流石だな華蓮、俺は少し真ん中からズレちまった」


「あら、でも随分と的確ね」


「これでもスナイパーの端くれだからね」


「そんな事ないわよ…さて、どんどんいきましょうか」


所変わって龍我


「紫雲さん今何してますか?」


【おや龍我から私に無線をしてくれるとは…疼いちゃうわ】


「取り敢えず何とは聞かないでおいてやる…で、何してる?」


【さっきまてま切り刻んでたところだよ、もう終わったけどね】


「あっそう、今から上の階上がるから」


【分かった、じゃあ気を付けてね】


アイリスとは別行動中、階段を上がり一つ上の階へ行く…通路には数人の武装した男達

陰から飛び出し撃ち放つ


「な、何者!」


「がぁ!?」


「うが!」


「喧しいから静かにしてなさいよ」


的確に男達を撃ち抜いていく、途中窓から銃弾が飛んでくるのは華蓮のスナイプだろうと思いながら処理をしていた


全ての見張りが地に伏せたところで射撃を止める


「ふう、呆気なかったな…」


立ち上がると…横のドアを男がぶち破って吹き飛んでくる、そのまま窓ガラスを突き破り落ちていく

続いてドアから出てきたのは鬼……詰まりはスナッチ


「お前…せめて普通に出てこいよ」


「悪いな…少しハメ外しちまった」


「まあ程々にしとけよ」


それを聞いてまた部屋へと入っていったスナッチ

一先ずは前に見えるドアに近づき耳を当てる…エコーロケーションで中の様子を伺う


「…1、2、3……6人かな、まあ余裕だけど」


ドアの隙間から除くとドンピシャ、6人の男達が見張りとして歩いていた

ドアの隙間からある物を投げ入れる


『碧梨ちゃん特製炸裂弾・銀針入りVer.』


「ん?何だこれ?」


「瓶?よく分からんな」


「おい、どうかしたのか」


次の瞬間爆発を起こす、それと同時に中に仕組まれていた銀針が勢いよく大量に飛び散る


「ぐあぁぁぁぁ!!」


「な、何だこりゃあ!?針!?」


「ぎゃあああ!!」


見張りたちが悶えている隙にアサルトをかます龍我、スグに全滅する


「流石碧梨、よく出来てる」


更に進んでいく、すると


「う、動くなお前!」


「わー、先輩助けてッスー」


何故か琴韻が捕まっており頭に銃を当てられている、そして男は龍我へ静止を命令した


「何してんお前、棒読みじゃあ助けはやらんぞ」


「えー酷いッスよ先輩」


「お、おい!喋んじゃねえよ!」


「ザマァねえな琴韻……右斜め35度」


「酷いッスよぉ……まあ了解ッス」


言われた通り琴韻が頭を傾けると、男の頭を貫通してスナイパーライフルの銃弾が現れる

華蓮が頭のど真ん中を撃ち抜いたのである


「相変わらずの正確さだな…本当気持ち悪いくらいに」


「いやー流石ッスね、恐れ入るッス」


「さっさと行くぞこの馬鹿後輩」


「はーい」


二人は更に奥へと進む、扉を開けると階段があった

上の階へと上がっていく


その回にはあちらこちらに箱らしきものが置いてあった、その全てに『繆ちゃん特製スペシャル機雷』と文字がプリントされてあった


「……って事は詰まり」


「そうッスよね」


「「逃げる(ッス)!!」」


入ってきた扉へ二人同時に飛び込むみ階段の下へ転がり落ちる、次の瞬間扉の向こうでかなり大きな爆発音が響き渡る

扉の隙間からは熱風が吹き込んでくる


「痛ッ……危うく仲間に殺されるあところだった」


「や、やるならやるって言って欲しかったッス」


扉の 向こう側は窓ガラスは全て割れ、ドアすら所々吹き飛んでいるという悲惨な状態だった

床や天井は一面黒焦げになり、偶に人らしき黒い塊が見受けられる


「ひっでぇなこりゃ、どんだけ火薬使ったんだよ」


「この人もこの人で流石ッスよね」


「あ、龍我に琴韻〜」


側面に設置された取れ掛けのドアから繆がひょこっと顔を出す


「おい繆、爆弾仕掛けるなら無線で伝えてからにしてくれよ」


「ごめんね〜、まさか来てるとは思わなくってね〜」


「後少しでコイツらみたいになってましたね」


「その黒焦げの塊何〜?」


「元人だった何か」


「はえ〜…ちょっと火薬使い過ぎちゃったかも〜」


龍我はそれを聞いて溜息をつく、すると無線が入る


【上の階からかなり大きな音がしたんだけど…龍我大丈夫?】


「俺の事だけじゃなくて部下達の心配もしてあげて下さい」


【私的には龍我が生きていればなんでもいいんだよ】


「おい、組織のリーダーが発する言葉じゃねえぞそれ」


そこから一旦繆と琴韻達と別れて行動する、一人でさらに上の階へと登っていく


「何階まであるんだよ…ったく」


【龍我、聞こえてるか?】


「どうしたスナッチ」


【ヴィクトールからの情報でどうやら親玉は最上階にいるらしい】


「その最上階ってのは?」


【35階だ】


「嘘だろ……今まだ10階だぜ、まだまだかよ」


【まあ頑張れ、俺もすぐに向かう…それじゃあな】


スナッチとの無線を切る、溜息をつきながら次の扉を開ける








どの位登っただろうか、上へ行くごとに徐々に警備も厳重になってきていた

親玉へと近付いている証拠なのだろう


「面倒臭い…繆から貰ったこれ投げとくか」


『繆ちゃん特製大人数用爆弾・ニトログリセリンVer.』


扉の隙間からさ思いっきり投げ階段下へと飛び込む

すぐに大爆発が起きる、扉の向こうは先程と同じ光景が広がっていた


「一個でこの威力とか……怖い」


と、次の階で景行と拓磨が仕事をしているところに出くわす

拓磨はいつも通りの両手銃剣、景行は片手銃

ほぼ無双状態だったので龍我の仕事は無かった


「安らかな死を……」


「あ、龍我さんお疲れ様です」


「おつかれ…また随分と派手にやったな」


辺り一面には警備であろう男達が見るも無残な姿であちらこちらに倒れていた


「ま、どうでもいいけど…俺は上に行って親玉殺ってくるわ」


「わかりました」


そして更に上へ……最上階を目指す龍我

次でこの話はお終いにしようと思っている次第です

前後編って考えてください


取り敢えず今日で学校終わるので頑張っていきます

では

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