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2話

タイトルに部屋ってあるのに早速お外デートです。

「どこ行くの?」

「映画観よう」

「映画なら……ま、いっか」


日曜日。仲良く手を繋いで、青空の下歩いてる(暑い……)。

正直家でゴロゴロしたかったよ。

運動嫌いで体力無しの私です。大学に通い始めると体育とか無いから楽だわ〜。なんて油断してましたが、爽香ちゃんは私に毎日運動させる……夜の。土曜日になるといつも以上に爽香がはりきります。故に今すごく疲れているのです。

朝7時にキスで起こされ、強制的に着替えさせられて連れ出されました。

まだ8時過ぎだし、どうせ映画の時間調べてるわけでもないだろうしこんな時間に出る必要あった?


「爽香、出るの早すぎじゃない?」

「え? 灯歌の方が早いと思うわ。ま、可愛いからいいけどね♡」

「なんの話?」

「え、しおh……」

「馬鹿なのねえ!!? 家を出るのがって話してんの!」


今外にいるんだけど! 人いるんですけど!

怖いなー笑顔がやっぱり綺麗なのムカつく! 全体的にもだけど! これでモテるんだからもう!!

ちなみに外出時はコンタクトです。顔だけはいいんだから、もう。


「なにさー、灯歌ったらちゃんと主語もつけなさいな。てっきり昨日の話してるのかと思ったじゃん」

「何故私が怒られる……?」

「あそこで朝ごはん食べよ」


スルーかい。

爽香が指さしたのは小さなカフェだった。この辺りには久々に来たけど、初めて見るお店。モーニングセットがあるみたいだけど……実は私はコーヒーが飲めません。あはは……。



嬉しいことにドリンクは選ぶことが出来たので私ホットココアにしました。爽香はコーヒー。しかもブラックで美味しそうに飲みます。ブラックコーヒー飲む人ってカッコいいよね。


「なに?」

「ブラックコーヒー飲む人ってカッコいいなって」

「灯歌はコーヒーもカフェオレも飲めないからね〜。お子ちゃまね!」

「うぅ……」

「いいじゃない可愛いし♪」

「そういう問題じゃないし……」


あ〜サンドイッチ美味しい♡


「ねえ、」

「なに?」

「誘ってんの?」

「は?」


美味しそうに食べるから欲しくなったとか?

いや、同じものだしね。


ちゅっ


「ぬあああ!」

「マヨネーズついてたぞ☆」

「口で言え! ここ外なんだから!」

「も〜、灯歌は恥ずかしがり屋なんだから♪」

「誰だってはずかしいわ!」


全く、静かにのんびり出来ないんですかねこの人は。ま、いいけどさ。今更文句言ったってねぇ。

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