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救世のルファディア  作者: yato
第1章 異世界編
13/15

D等級昇格試験①

 D等級昇格試験当日。


 約束の時間に合わせて俺は冒険者ギルドへと顔を出す。そこには最早担当受付嬢ともいえるアリスさんが出迎えてくれた。 


 「お待ちしてましたルイさん。こちらにどうぞ」


 受付嬢のアリスさんに用意された会議室へと案内される。会議室には俺以外にも3人の冒険者が待機していた。


 1人目は鋭い目つきをした強面の男だ。


 年齢は30代前半位で身につけている防具は冒険者としてはそれ程高くない物だが背負っている赤い斧はやけに目を引きつける。


 2人目は魔法使いの男だ。


とんがり帽子を被り、黒いローブを身につけて手には杖を持っている典型的な魔法使いのような格好をした眼鏡の男。年齢は10代後半位だろう。


 3人目は20代前半位の男で、犬のような耳と尻尾があることから獣人族であることが分かる。


 動きやすさに重点を置いたレザーアーマーを身につけており、腰には短剣を2本装備しているので斥候と言ったところか。


 そして最後は俺のようだ。


 どうやら今回のD等級昇格試験はこの4人で受けると言うことか。はてさて、どんな試験が行われるのやら。


 「全員集まっているな」


 そんな風に思いながら空いている席に座ると、会議室に入ってきたのは全身を身を重厚そうな鎧で身に纏い、背中には身の丈を超える大剣を装備しているスキンヘッドの大男で、右目には眼帯を付けている。


 「おい、あれって……」


 「間違いありません……」


 「B等級冒険者の【隻眼】……」


 スキンヘッドの男の登場に他の冒険者達は羨望の眼差しを向けながらざわざわ小声で話し始める。どうやら部屋に入ってきたのはB等級冒険者らしい。


 「俺はゾール=カルネラル。お前達の試験官をやらせて貰う」


 どうやらこの人が今回のDランク昇格試験の試験官らしい。とりあえずステータスを確認しておこう。


 名前:ゾール=カルネラル

 性別:男

 種族:人間族

 適性:雷属性

 魔力:10000

 魔法:なし

 加護:【剛力強化】


 【剛力強化】

 一時的に筋力を向上させる。


 なかなかのステータスというべきだな。流石はB等級冒険者だ。


 「よし、試験内容を発表する前にまずは自己紹介からだ。まずはお前からだ」


 そう言ってゾールさんは強面の男を指名した。


 「ガイだ。このフレイムアックスを使って闘う」


 名前:ガイ

 種族:人間族

 適性:火属性

 魔力:200

 魔法:なし

 加護:なし


 フレイムアックス

 火炎石が施された戦斧。火を放つことが出来る。


 やはりあの斧はマジックアイテムだったか。炎を放つ斧か。なかなか強力そうだ。


 「エリオです。風魔法が得意の魔法使いです」


 名前:エリオ

 種族:人間族

 適性:風属性

 魔力:2500

 魔法:ウィンドボール(小) ウィンドカッター(小) ウィンドショット(中)

 加護:なし


 ほう、魔法使いなだけあって魔法を3つも使えるのか。それになかなかの魔力量だ。


 「オイラはクードだ。斥候をやらせて貰ってる」


 名前:クード

 種族:獣人族(犬人種)

 適性:地属性

 魔力:100

 魔法:なし

 加護:【嗅覚強化】


 【嗅覚強化】

 自身の嗅覚を強化する。


 やはり予想していた通り斥候だった。それに加護持ちのようだ。


 一通りステータスを見させて貰ったが流石はD等級昇格試験を受ける冒険者達だ。それなりの実力はあるということか。


 「ルイだ。槍使いをさせて貰ってる」


 俺も軽く自己紹介して席に座る。


 「ではこれよりD等級昇格試験の説明をする。よく聞いておけよ」


 詳しい説明を聞くと、今回の試験内容は商人の護衛依頼のようだ。


 目的地はセバーラというオルフィンから北東の位置にあり、馬車で片道2日程の距離にある街だ。


 そこまで商人と物資を無事に送り届けることができれば晴れてD等級昇格試験合格になるとのことだ。


 「説明は以上だ。商人と馬車はこちらで手配を整えている。ついて来い」


 ゾールさんの後を付いて行き外へ出るとそこには荷物を積んだ馬車が1台用意されていた。するとゾールに気がついたの1人の男がこちらに近づいてくる。


 年齢は40代後半位だろうか。その身なりを見るに、かなりの商いを行う商人なのだと思わせる。


 「お久しぶりですね、ゾールさん」


 「おう、久しぶりだなモートン」


 ゾールさんと商人と仲良さそうに話し始める。どうやらゾールと商人は知己であるらしい。


 「モートンです。皆さん、道中の護衛は期待させて貰いますよ」


 どうやらこの人が今回護衛する商人らしい。


 「それではD等級昇格試験を始める。今回は俺も監視として遠くから監視させて貰うが協力は一切しないからな」


 こうしてD等級昇格試験は開始されたのだった。

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