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第2話 火種を操る子供達 1

【9月1日】

〜8時15分〜


【超能力課】

いつも通りの時間に署に着き、いつもの部屋にノックをして入る。


コンコンコン、ガチャ


「おはようございます!千蔵課長!」


「おはよう、新木くん朝から元気だね」


「はいっ!元気と体力だけが取り柄なので!」


朝から元気な新木学士(あらきがくし)巡査が、いの一番に挨拶をしてくる、昨日の心の傷は癒えてないはずだが彼なりの元気の出し方なのだろう。


「おはようございます、課長」


「ああ、おはよう高良(こうら)くん」


パソコンで書類整理をしているのは、高良零(こうられい)巡査、元情報屋だが信頼のできる人間で、知ることが何よりの栄養らしい、この前も読書のしすぎの寝不足でクマができていた、少し心配だ。



「おはようございます!課長聞いてくださいよ、娘が

お父さんと同じ洗濯機使いたくないと言い始めたんですが、泣いていいですかね」


「おはよう加崎さん、朝から災難だったな、泣いていいと思うぞ」


机に突っ伏して凹んでいるのは、加崎剛(かさきつよし)警部補、娘さんが最近反抗期になったらしく、このところ毎日この調子だが、仕事には支障はないだろう。


「おはようございます課長、コーヒーいかがですか?それと、駅前のスイーツ店でケーキ買ったので昼休憩で食べましょう」


「おはよう、柳さん、コーヒーは家で飲んできたので結構、ケーキは後でありがたくいただくとしようか」


コーヒーを入れていたのは、この課で私ともう1人の女性警察官の柳宮古(やなぎみやこ)巡査長、スイーツ展巡りと、ペットショップ巡りが趣味で最近はフェレットがお気に入りらしい。


「全員いるようなので、昨日の今村礼次郎が主犯と思われる、湾岸警察署の調査に再度向かおうと思う、異議のあるものは」


「ないです!」


「特に」


「準備はもうできてますよ!」


「行きましょうか」


「全員準備が出来次第、出発とする、

くれぐれも注意するように、罠がないとも限らん、では総員準備開始!」


「「「了解!」」」


【湾岸警察署】

〜9時50分〜


「これはひどいな、新米のお披露目にしても、やりすぎだな」


警察署に着くと、そこに昨日まであっただろう死体の山が、目に浮かぶほどの、コンクリートに染みついた煤のカスがありありと見えた。


「間違いなく今村の仕業だな、まるで見せしめの様に燃やしている」


「とりあえず、周囲を調べてみるぞ、例の写真以外にも何かあるはずだ」


私は今村礼次郎と子供達が写ってる写真を見ながら、静かに苛立っていた、皆が各々調査をしていると。


「なんだこれ、ぬいぐるみ?こんなところになぜ?」


高良がシンバルを叩くサルのぬいぐるみを見つけた様だった。


「ただのぬいぐるみじゃないですか?」


新木が近づきぬいぐるみを観察した。


「馬鹿やろう!不用意に触るな!もし爆弾だったらどうするんだ!」


加崎さんが怒鳴りながらぬいぐるみを奪い取る。


「す、すみません!」


「すんません」


加崎さんが怒り素直に2人とも頭を下げた。


「全くですよ、2人とも注意力が足りません、以後気をつけてください」


呆れた様に柳さんが注意をした。


「2人とも今後は気をつけるように」


私も近づき、注意をして、異変に気付いた。

なぜ、このぬいぐるみは煤が付いていない、、


「全員離れろ!」


私が叫び、全員が危険を察知して離れようとした時には、



もう遅かった。



「お兄ちゃんそれ返してくれる?」
















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