~プロローグ~ 超常現象を操る者たち4
【8月31日】
早速喫茶店を出て少女を探すことにした、アイリさんいわく、君なら見つけられるとの事だったが、どうゆう事なんだろうか、なんて言う事を考えているうちに路地裏に入ってしまっていた。
「暗いところはあんまり好きじゃ無いんだよな怖いし」
のそのそとゆっくり歩いていると、ワンピースを着た少女を見つけた。
「まさか、」
少女は立ち尽くしていた。
勇気を出して声をかけた
「こんにちは、何をしてるの?」
「!!!」
少女は急に声をかけられて驚いていた。
だが少し時間が経ってゆっくりと口を開けてくれた。
「こんにちは、わたし何もわからないのお兄さんはだあれ?」
「僕は、、」
あれ、、なんて言えばいいんだろう。
そんな事を考えていると、少女は走ってしまった。
「待って!、怪しい者じゃ無いんだ!」
我ながら怪しさの塊だと思いながら全力で走って追いかけるが何故か差がどんどんと開いていく。
「なんでこんなに差が開くんだ、走っても追いつかない。」
いや、さっきから景色が全く変わってないどころか、足元が動いていないことに気づいた。
「初めから動いて無かったのか、動け!僕の足!」
ようやく足が動いて走り出した、間違いない、これは彼女の能力だ。
なにか確信めいたものがあった。
しかし時すでに遅く少女は大通りに出ていた。
人通りが多く、小さな少女を見つけるのは難しい。
「くそ!また僕は何もできないのか、、」
自己嫌悪感に苛まれていると、突然今までの比ではないほどの頭痛が襲ってきたと同時に視界がブレた。
「こんなときに!」
頭痛と視界のブレでしゃがみ込んでいると、後ろから誰かが来たのを感じた。
「落ち着け、少年、深呼吸をするんだ。」
その声はアイリさんのものだった。
俺は落ち着いて深呼吸をした。
「視界を無理に合わせるな、力を抜け」
アイリさんの言う通りにした、その瞬間、少女が目の前に視えた、そして次の瞬間鉄骨が落ちてきて少女を貫いた。
「うわぁぁぁ!!!!」
パニックになっていると、頬に強い痛みを感じた。
「しっかりしろ!、こっちが現実だ!何を観た!言ってみろ!」
視界が路地裏に戻り、頬に強い痛みが感じた。
「い、、いま、あの子が鉄骨に貫かれて、、、ああ」
まだ混乱は止まらず、泣きそうになる。
「私を見ろ!、視えるか!ならこっちが現実だ!」
「さっきのは、夢?なんなんだよ!一体!」
僕がわけもわからずいると、アイリさんは力強く肩を掴み言ったんだ。
「君が視たものは未来だ!これから起こる可能性が高い未来だ!」
「未来を僕が視た?」
「そうだ!君は頭痛が起き視界がブレると言っていたがあれは、未来と現在を同時に視ることで起きる副作用だ。」
意味がわからない、それに、アイリさんには言ってないんだ。
僕の視界がブレる事もその時に頭痛がある事も。
「どうして、知っていたんですか。僕が視界がブレる事をそしてその時に、頭痛がある事を」
僕は思った事を包み隠さず言った。
アイリは少し、考えてから僕に告げた。
「私はね、人の心がわかるんだよ、そしてその人がどんな能力を持っているのかもね」
なんだそれは、まるで、、
【魔法じゃないか、だろ?】
アイリさんは不敵な笑みを浮かべながら僕の心を読んだ。




