誘拐
[優菜、まだこっちに来るな]
誰からか、そう言われてるような気がする。そして目を開けると、そこには部活メンバーが心配そうに見ていた。
「皆さん、おはようございます。どうかしたっすか?」
「怪我した場所、大丈夫ですか?」
「怪我っすか?……何の話しっすか?」
山西雪菜は、加島優菜の怪我を心配する。
「え?記憶喪失ですか!?私達のことも、わからないとかですか?」
「ごめん。左腕の自由がなく、痛いっすね!!」
「わっ…私先生に聞いてくる」
雪菜は医師に話をするために、病室から出ていってしまう。しばらくしてから、医師と雪菜が悲しそうな顔で帰ってくる。
「命に問題はありません。怪我についても大丈夫でしょう。しかしながら、弾丸が左腕を貫通して、リハビリしても治るかどうか……次に記憶障害ついて説明します。彼女の時間は6、7年前で止まってるように思われます。ご存知ですか」
彼女の命が、救われたことにほっとするも皆には、笑顔が見えないでいた。事件発生から1ヶ月後、加島優菜の姿を見た者はおらず何処かに消えた。復讐者Kから警察に、謎解文が届く。
「お久しぶりです。薪です。散歩部の皆さんを連れて来ました。青島さん」
「ありがとう。薪さん皆に例の文章と、写真見せて」
青島安絵が薪にお願いすると、薪は一通の手紙に写真が一枚、見せると、そこには加島優菜が拘束されていた。




