2.蛇足 さよならっ!ほうき星
蛇足1.水素を熱核融合
自ら光を発するガスの天体。
そのガスは、重力による収縮に反する
圧力を内部に持ち、潰れることはない。
太陽のような恒星は、そのような存在です。
ガス体の天体は、重力に対抗するために
内部が高温・高圧でなければなりません。
しかし、宇宙空間は、マイナス270ほどの温度。
必ず、エネルギーが全方位に流れ出てしまいます。
恒星が、自ら光を発する理由は、ここにあります。
しかし、そのためにはエネルギーが必要になります。
そのエネルギー源が、水素の原子核融合です。
太陽も、その1つで、今も、水素の原子核融合を
行っています。
皮肉な言い方をしますと、原子力発電がダメというのは、
太陽光発電はダメと言っているのと同じということです。
正確には、自分に影響が出るほど近くで、原子力を使った
発電をしないで!ということですね。
それはさておき、太陽は、水素やヘリウムを主成分とした、
ガスの塊り。
中心部では、原子の核融合が行われ、そのエネルギーが、
地球に降り注いでいるのです。
蛇足2.ほうき星
太陽系小天体のうち、氷や塵などでできた星。
太陽に近づいて一時的に尾や、大気を生じる。
それが、ほうき星です。
太陽に近づいたとき、大気や尾が目に見える
ことから、ほうきと言われるそうです。
核は、岩石や有機質の塵と、氷 (水)を含む
ということで、地球への衝突から、生命の起源となる
水や、有機物をもたらしたのではないかとも
言われます。
ハレー彗星の場合、80%近くが水で、他にCOや
CO2、NH3、CH4などを含むことが知られています。
昔は、ハレー彗星の親戚にあたる彗星が、水やアミノ酸を
もたらしたと言われていたそうです。
水の中に含まれる重水素の割合が異なることから
否定されたそうですが・・・。
そんなことを考えていたら、この小説が出来ていました。
蛇足3.エドモンド・ハレー
イギリスの天文学者ですね。
彗星天文学概論という、ハレー彗星についての予言を
発表したことで有名です。
1456年、1531年、1607年、1682年に現れた彗星は、
次は、1758年に回帰する。
というものです。
ヨハン・ゲオルク・パリッチュは、ハレー彗星の回帰を
1758年12月25日に発見し、ハレーの予言を証明。
クリスマスに見つけるあたりが、運命的ですね。
なお、正式な回帰の年数は、1758年ではなく、1759年と
されています。
なお、次回は、2061年7月29日です。
私は、忘れてしまいそうなので、申し訳ありませんが、
代わりに、誰か観測しておいてください。
蛇足4.太陽風
太陽風とは、太陽から吹き出すプラズマ。
プラズマは、電気を帯びた希薄なガス体です。
太陽風の変動は地球でのオーロラの原因となるります。
また、磁気嵐を引き起こして人工衛星や電子機器に
障害をもたらすこともあります。
太陽風は、太陽系の外からの宇宙線を遮蔽して、
地球への影響を小さく抑えて守ってくれています。
太陽のまわりには100万度にも達する高温の
プラズマが広がっています。太陽のコロナです。
このプラズマが外に押し出されて出来るのが
太陽風ということですね。
蛇足5.第3惑星
太陽系の惑星で、太陽から3番目に近く、
表面に水、空気中に酸素を大量に蓄える惑星だそうです。
誕生してから約46億年経過していると推定されています。
誕生直後は、マグマの海と呼ばれる溶岩が一面に広がる
状態だったと考えられています。
衝突する星から脱ガスが起こり、水や一酸化炭素などによる
原始大気が形成され、その後、水蒸気が凝縮して海が形成され、
同時に原始的な地殻が分離。
そして、20億年前くらいに、光合成生物が発生したと
言われています。
太陽くんは、その間、ずっとため息をつき続けたわけですね。
蛇足6.オーロラ
地球の磁気圏は、太陽と逆側、暗い方向へと吹き出します。
そこに、太陽風・・・プラズマが相互作用して、何らかの
きっかけで加速し、大気に降下した時に大気の中にある
粒子にぶつかると、粒子が励起します。
励起した粒子が、元に戻る時、キラキラと美しい光を放つの
ですが、これがオーロラです。
はい。何を言っているか、さっぱり分からないです。
なんか、この蛇足を、読むだけ時間の無駄のような
気がしてきました。
きっと、オーロラの写真を見ている方が、まだ気持ちが
癒されます!






