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(仮)漣星璃の高校生活  作者: 緑憐
4/10

アイミー&星璃4話

 家に帰ると帰っていたらしい父と母が出迎えてくれる。そして…、


 ワンワン!ワンワン!


 この数カ月でかなり仲良くなったゴールデンレトリバーのアイミーが飛びついてくる。

 このこは俺が大学に入った頃にやって来た子だ。まだ幼く、人懐っこいアイミーだけど、やはり年末年始や長期休暇しか帰ってこない俺にはなかなか懐かなかった。

 何なの君!私のお家に来ないで!早く帰って!みたいな感じで俺を全く寄せ付けなかったんだよ。

 仲良くなった今はすりすりよって来てくれるから、懐いてなかったことを知る父さんと母さんはときどきくすって笑ってる。


「ただいまアイミー。」

 あ〜、もふもふってしてて可愛い。

 実はこうやってもふもふするのがマイブームだったりする。


「お昼ごはん机にあるからね〜食べて。そうそう。星璃、お寿司屋さんの予約を6時にお父さんが取ったんですって。だから6時にはお家にいてね。」

「うん、分かった。」 


 昼食を食べ貰った手紙を整理する。

 宿題も特にないし、やること無いな。

 そういえば、


「ねえ母さん、アイミーの散歩ってもう行った?」

「まだだけど…。行ってきてくれるの?」

「うん。アイミー、行くよな?」


 ワン!


「行ってくるよ。アイミー、ちょっと待っててな。」



 アイミーとの散歩という完全なプライベート。鬘もカラコンもつける必要はない。

 流石に家着じゃ行けないし。結構走ったりするからな、走りやすい服にしよう。


 最後に帽子を被って…。


「アイミー、行こうか。」  

 リードをつけ、外に飛び出した。



 

 

○Sideアイミー




 ポカポカしててあったかい!

 今日はせり君とお散歩だ〜!せり君だとお散歩いっぱい行けるから!楽しみ!

 せり君は公園とか行ってくれるんだよ!

 

 ちらっとせり君を見るとにっこりと笑ってる。

 そして、小さいきゃーという声も聞こえる。


 せり君の声は低いから、多分せり君の声じゃない。辺りを見回すと数人の女の子たちがせり君を見てる。


 あ〜。

 きっとせり君のかっこいい笑顔に魅せられちゃったんだ。せり君かっこいいもんね。




 その後もせり君の笑顔が出るたびにきゃーって声が聞こえたよ。

 それでもせり君は気づかないからね。天然。そんなせり君大好きだよ!


 

 せり君!せり君!これからもいっしょに

 お散歩行こうね!


  


読了ありがとうございます。

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