表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/23

2:新たな可能性

 という訳で、話はこうらしい



 俺達のいるラングドール王国は王国の中では一番大きいらしい。

そして、種族は人族、獣人族、エルフ、ドワーフ、

敵だという魔族がいるらしい。

国も、帝国や、皇国など、色々あるらしい。

何より一番大事なのが、この世界は剣と魔法の世界であり、

戦うことが正当化され、弱いものが淘汰される世界であった。

そして、大昔の異世界勇者定着させたことだが、

一日二十四時間で午前午後に分かれ、一ヶ月三十日に固定されていて、

十二ヶ月で一年、季節と言われるものはこの世界にはない。

気候は場所によって違うというらしい。



 平和に慣れた地球の高校生には、厳しい世界だ。

だが、只ならぬ狐にとっては生きやすいのかもしれない。

でも、気持ち的には、仲のいい友達を失いたくはないから

このことは隠さないとなんないな。



そして最後に職業検査があった。・・・・・






・・・・・・

「それでは職業検査を行います。

順番に前へお願いします。」


「じゃ、俺から行くか。」

あいつが、クラスの人気者で、正義感バカで、イケメンの、

いかにも勇者な男、鬼龍院 皇雅だ。


 こいつには少し怒りがわいてくる。なぜ俺が怒ってるかというと、

国王のおっさんが、勝手に呼んで、説明があった後、


ということで、魔族と戦ってほしい。」

と言われ、


「高校生の僕たちがなぜそんなに危険なことをしなければいけないんだ!」

とつっかかり、


「異世界転移時に全員力を神に授かっている君たちにしかできない。

この国を救ってくれ!」

という言葉を鵜呑(うの)みにして、舞い上がり、


「俺はこの国を!!困っている人を助けたい!!

ここでやってみせるのが俺たち勇者の責務だろ!!

皆っ!!力を貸してくれっ!!」


とか言いやがったせいで、いつも一緒のリア充グループの、

スポーツ万能で、長身の古賀 健太、ギャル系美少女最上 綾香、

クール系美少女堅持 鈴奈、が賛成し、


「皇雅もこう言ってるんだ。皆やってやろうぜ!!」

と言い出し、結局全員やることになってしまった。

ということがあったためである。

ほんと、あいつを操るとしたら催眠術もいらないな。




 だがまぁ

「すっ、すごいですっ。皇雅さんあなたは、勇者です。」

となっていたため、何を言ってもやりたくないって意見は通らないだろうが。

続いて、古賀が大剣術士、最上が賢者、堅持が刀術士だった。

古賀が大・剣術士だと思っていたら、大剣使いだと教わり、

がっかりしていたのは、また別の話だ。



 そして、俺達は俺が妖術師、要が拳闘士、沙耶は魔法系で珍しい、

色がついた紅炎術士、ひかりはなんと聖女だった。




 他にも、双剣や、槍を使うもの。風や、水の魔法、

錬金術、料理、農民などの非戦闘職などもあった。




 なかには、スキルや種族などの個人情報が分かり、

自分の能力値が数値化して見える、ステータスという表らしきものが

あるのが普通だろ、とか言う者がいたが、そういうものはないらしい。

相手の実力を測るのも実力の内ということだろう。

俺側からしたら、種族が見えないのは不幸中の幸いということだろう。




 非日常的で、未知なるものに触れ、新たな自分の可能性に、

全員が喜びを感じていたが、この職業検査によって、

より孤独になる者もいた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ