19:ダンジョン前会議 上
訓練や、休日を繰り返し、3週間がたった。
「よしっ、お前らは十分つよくなった。
これからは週に一回ダンジョンに潜る。
全員心してかかるように!」
「「はい!」」
「やっとだ!」
「異世界っぽくなったな!」
「おおーー!」
(皆大興奮だな。)
「ダンジョンは明日だ、
今日はしっかり休め。以上。」
明日ダンジョンか・・・。
油断はしないでおくか。
◇◆◇
そして次の日・・・
「今日からダンジョンだ!
これからチームを発表する。
基本的に全員で行動するが、
戦闘は以下のチームで行え。・・・」
チームはこうなった。
一班目はリーダーは俺で、。我らが担任の、
調教士の理香子先生。
体が小さく、気が弱い水術士の白川 雫。
いじめられっ子の黒田だった。
二班目はリーダーは鈴奈で、綾香とひかり。
少し茶色がかった髪をポニーテールにまとめた、
元水泳部で、風術士の川田 凛だった。
三班目はリーダーは皇雅で、健太と、
鉄道マニアで錬金術師の金山 鋼。
三つ編みおさげの前の世界で図書委員をやっていた、
料理人の松島 香奈だった。
四班目はリーダーは要で、沙耶と、柔道部で大槌士の近藤 武。
真面目で勉強ができる地術士の山本 圭だった。
五班目は、いじめっ子の澤村、岡村、児島。
あまり印象はなく、少し怪しい雰囲気で、
農民の蛇川 龍真だった。
その後、班同士で話し合いがあった。
一班
「先生居るのに俺がリーダーでいいのかな?」
「いいや、神哉君だからですよ。
立派になってうれしいです!」
「そうだねっ!
やっぱ神哉君はすごいなっ。」
「そうか?」
「わっ、わたしも・・
足手まといにはならないように頑張るので・・、
お願いします。」
「そんな緊張すんなって
班員のけつくらい俺が拭いてやるよ。」
「あ、ありがと。」
「先生の調教師って
どういう能力ですか?」
「色々な鞭使いがう、上手くなるのよ。」
「色んなって何ですか?」
「しっ、神哉君!聞いちゃダメです。」
「分かりました。
じゃ、俺が前で上手くやるから魔法とかよろしくね。」
二班
「リーダーの務めは精一杯果たすつもりだからよろしくね。」
「鈴奈なら大丈夫だよ。
それと休日の時とか色々ひかりちゃんに
迷惑かけちゃってごめんね。」
綾香が申し訳なさそうに言った。
「いや、そんな大丈夫だよ。」
「迷惑って何してたの?」
「ああ、凛はあんまそういうの気にしないからね。
皇雅がさ結構しつこくひかりちゃんに付きまとうのよね。」
「しかも、ひかりは本当は自分といたいと思っているから
言っても聞かないんだ。」
「ひかりちゃんは皇雅君に迫られるのやなの?」
皇雅は実際見た目もよくもてるから、
そう思うのも当然のことだった。
「い、いやだっていうか、なんか怖い感じがする。」
「まぁそれ以前にねぇ。ひかりちゃんには好きな人いるもんね~。」
「いっ、いわないでよっ!」
「ああ、神哉君ね。」
「「しってたの(か)!!」」
「いや見てりゃ分かるって。」
「その話はそのくらいにして、
ダンジョンでは、私が前で敵を切るから、初撃を魔法で入れて、
後はすきを見て魔法を撃ってくれ。
ひかりは敵の飛び道具やカバーをしてくれ。」




